2007-12-07
中心体が精子由来なのは、卵細胞の単為発生を押さえるため!
・卵生殖を行うグループでは、ミトコンドリア並びに葉緑体は
完全に母性遺伝の機構をとる。
・受精後の細胞分裂の機能を担う中心体は、精子由来である。
精子のべん毛基部近くにはエネルギー供給をするミトコンド
リアが集まり中片部を形成する。(リンク)
上記の2点は、相矛盾するようで、どうもしっくりしません。 🙁
なんで?
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X染色体の不思議
こんにちわ。aincoです 。今回は、性染色体、とりわけX染色体の不思議について調べてみました。
僕たちヒトの性染色体はX染色体とY染色体があり、男性の持っている性染色体はX+Y染色体、、女性の持っている性染色体はX+X染色体です。
さて、このX染色体にはどんな仕組みがあるのでしょうか。
続きの前に
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ワクチンよりも先祖の知恵に学ぼう
全国的にインフルエンザが流行期に入ったと発表が厚生労働省から発せられました。
実は私も先日風邪をひいちゃいまして、漸く立ち直りつつあるところです。
(今年は喉と頭痛と発熱が酷いです。特に喉は長引きそう・・)
そんな時期に一読しておいた方が良い記事を今回は紹介したいと思います。
中心体の起源を探る~マーギュリスの共生説より
11月28日のエントリー「精子と変異(仮設)」でも検討されている「中心体とは何か?」について引き続き掘り下げてみようと思います。
>中心体の主な役割は、細胞分裂(有糸分裂)時に精密な細胞分裂と、染色体を正確に複製するための分裂装置としての機能があります。さらに、鞭毛の動きをコントロールする等、司令塔の役割を担っています。
と28日の記事にもあるように、中心体の、ひとつ目の役割は有糸分裂におけるモーターであり、もうひとつの役割は鞭毛のモーターという点にあります。
ここで、あっと思ったこと・・・・中心体は有糸分裂=複製=保存機能の一翼を担いつつ、他方では鞭毛を動かす=運動=仕事機能をも担っている存在だということです!しかも精子は運動機能を生かして生殖(保存)の一翼を担っている!これは何を意味するのだろうか・・・ということで、調べていたら、「中心体はそもそも原生生物としての運動性バクテリアであるスピロヘータが細胞内共生した名残である」という仰天の学説に出くわしました。この説を唱えているのは共生説を唱えているリン・マーギュリスです。
以下、リンマーギュリス、ドリオン・せーガンの共著「生命とは何か」せりか書房1998年刊より。