2008-02-13

なぜ拘禁因子でオスメス分化を決定するようになったのか?~第87回なんでや劇場より~

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この画像は イソギンチャクの繁殖HP よりお借りしました。
(イソギンチャクの生殖腺  上から♂、♀、雌雄同体の生殖腺を示します。)
  
なぜ拘禁因子でオスメス分化を決定するようになったのか?
  
今回の劇場で一番印象に残ったのは、オスメス分化が決定されるのは、 オス(メス)になれ! というシグナルが性を決定しているのではなく、 オス(メス)になるな! というシグナルの働きにより、オスメス分化は決定されていくという視点です。
  
このメカニズムに深く関わっているのが 「造精(造卵)拘禁因子」 です。
  
今日は「造精(造卵)拘禁因子」ってなに?の復習です。
 
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  投稿者 chai-nom | 2008-02-13 | Posted in ⑦なんでや劇場レポートNo Comments » 

躯体のオスメスってどうやって決まる?~第87回なんでや劇場より~

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2月10日の日曜日、なんでや劇場87回「生物史から学ぶ自然の摂理⑦ オスメスって、どうやって決まるの?2 ~変異と安定、どうなっているの?~」が行われました。

今日から4回に渡り、その内容の復習をしておきましょう。
今日は、その中から第1回目として「躯体のオスメスってどうやってきまるの?」から気づきを整理してみたいと思います。

私達人間(哺乳類)は、染色体の中に性染色体があり、それがXXだと女(メス)、XYだと男(オス)となります。しかし、動物界全般を見渡すと、Y染色体のないXO型(バッタやコオロギ他)とか、ZW型(鳥類他)、ZO型(トカゲの一種)に分類されたりします。

またこのブログでも、「魚類の性転換の事例」「性決定のタイプ(両生類から哺乳類)」で紹介されているように、オスからメスへと性転換したり、卵の孵化時の温度条件によってオスになったりメスになったりする事例も沢山あり、性決定の仕組みも単純ではなく様々です。

しかし、どこかにそれを決定している仕組みがあるはずです。その仕組みをもとに、様々な外圧環境に適応し、性決定システムも多種多様に進化してきたと思われます。では、その普遍的な構造を見ていきましょう。

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  投稿者 yooten | 2008-02-12 | Posted in ⑦なんでや劇場レポートNo Comments » 

オススメブログ紹介

こんにちは、hadouです 😀
今回は生物に関連する内容を扱われているオススメのブログをいくつか紹介したいと思います
今までも時々見ていたブログに加え、検索などで少し探してみました。是非ご覧になってみてください
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  投稿者 hadou | 2008-02-11 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

チンパンジーに学ぶ免疫学

風邪を引いたら生姜汁を飲むと治る、というような、その地域独自の言い伝えによって病を克服している事は多いですよね。人類は自然免疫や獲得免疫の進化といった体の仕組みを作り変える事よりも、観念内容を継承し高度化していくことで適応していると言えると思います。
新薬開発もその先端的現れの一つだと思いますが、この分野では動物の行動原理からその糸口が見えてくるケースは多いようです。その中でも特に進化上近縁のチンパンジーには学ぶ事はたくさんあるようですね。
今日は番外編としてチンパンジーの行動を記したニュースを紹介したいと思います。

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  投稿者 nannoki | 2008-02-10 | Posted in 未分類 | No Comments » 

「脳」に関するブログの紹介

「脳」のテーマを、ブログ形式で扱うのは並大抵のことでは続かないようです。ネット検索してみて、なかなか見つからないので、あきらめかけていましたが、探せばあるものです。
そんな中から、力作のいくつかを紹介してみます。
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◆カウンセリングルーム:Es Discovery
 http://charm.at.webry.info/
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カウンセラーをするかたわら、その視点から見る「脳」をテーマに展開されてます。目ぼしいテーマを上げてみますと、
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脳の構成要素である“ニューロンの創発性”と行動の発現:
ニューロンの分類
http://charm.at.webry.info/200509/article_17.html
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脳の解剖学的構造と生理学的機能:脳と心の相関関係
http://charm.at.webry.info/200505/article_4.html
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理性的抑制と本能的欲望が葛藤する脳の構造:
『認識能力』と『行動制御』で構成される責任能力
http://charm.at.webry.info/200610/article_3.html
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視床下部と脳下垂体 -1
http://synch.at.webry.info/200510/article_13.html
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ポール・マクリーンの脳の三層構造仮説:本能~情動~知性の相補的な機能http://charm.at.webry.info/200506/article_5.html
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◆抜粋◆

ポール・マクリーンの脳の三層構造の仮説は、現代の最新脳科学では厳密なモデルとしての正確性はありませんが、脳の構造と進化の大まかな理解や認識を得るのには便利な仮説です。
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ポール・マクリーンの脳の三層構造説
1.爬虫類脳(reptilian brain)
進化の時間的過程において最も古い年代に発生した脳器官であり、自律神経系の中枢である脳幹と大脳基底核より成り立つ。
心拍、呼吸、血圧、体温などを調整する基本的な生命維持の機能を担い、爬虫類に特徴的な自分のテリトリー(縄張り)の防衛意識などを発生させる。
種の保存というよりも自己保全の目的の為に機能する脳の構造部位である。
2.旧哺乳類脳(paleomammalian brain)
爬虫類脳に次いで進化した脳器官で、海馬、帯状回、扁桃体といった“大脳辺縁系(limbic system)”から成り立つ。
個体の生存維持と種の保存に役立つ快・不快の刺激と結びついた本能的情動や感情、行動につながる動機を生起させる機能を担い、危険や脅威から逃避する反応、外敵を攻撃する反応を取る原始的な防衛本能を司る脳の構造部位である。
大脳辺縁系は、本能的に遂行される“種の保存の目的=生殖活動”を司る部位であり、自己の遺伝子を継承する為の情動的評価に基づく社会的活動や集団行動を行い、無力な子の育児や保護を行う母性的な欲動・本能の源泉でもあるとされる。
3.新哺乳類脳(neomam-malian brain)
最も新しい年代に発生した脳器官であり、大脳新皮質の両半球(右脳・左脳)から成り立つ。
言語機能と記憶・学習能力、創造的思考能力、空間把握機能などを中軸とする高次脳機能の中枢であり、ヒトと高等哺乳類において特に発達した知性・知能の源泉でもある。
マクリーンの仮説では、新哺乳類脳は、最も高次の階層構造として最も高度で複雑な情報処理を行う部位であるとされるが、大脳新皮質単独では高度な情報処理を行うことはできず、大脳辺縁系や脳幹、小脳などと相補的に協調し連動しながら高次な精神機能を実現していると考えられる。

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  投稿者 ayabin | 2008-02-08 | Posted in 未分類 | 4 Comments » 

近代医療への疑問~免疫学からのアプローチ

最近は免疫の不思議について調べているのですが、免疫はアレルギーや癌といった現代病との関わりが深く、インターネット上にもいろんな情報があふれています。その中には、ヨーグルトの乳酸菌が免疫力を高めるetcの目先的な情報も多いのですが、真剣に免疫と向き合う中で「近代医療は本当に役にたっているのか」という疑問にぶつかったブロガーも多くおられます。今日は免疫学の観点から近代医療に疑問を呈している3先生の意見を紹介したいと思います。
まずは、最近注目を集めている「腸内細菌」と「免疫」の関係を掘り下げた上野川教授による「免疫と腸内細菌」。要約が「極東ブログ」さんに書かれています。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2003/09/post_25.html

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  投稿者 staff | 2008-02-06 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

カンブリア期前に繁栄したエディアカラ動物群って?

 こんにちわ。arincoです。最近は、免疫に凝っているのですが、本日はちょいと趣向を変えてさくりと 、生物進化に関する投稿を。
 僕らも生物進化に関する様々な追求をしていますが、EARTH, OCEAN, and LIFE というサイトが、時系列的な生物進化に関してうまくまとまっています。その中で見つけたエディアカラ動物群というのがなかなか興味深かったので紹介したいと思います。
続きに行く前にポちっとよろしくです。
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  投稿者 arinco | 2008-02-05 | Posted in 未分類 | No Comments » 

ボルボックスの有性生殖

群体であるボルボックスも、栄養状態が悪くなり飢餓状態になると、有性生殖をします。
(詳しくは、こちら
えっ あの緑色のコロコロしたやつが? ホントに~? 8)
と思ったので、調べてみました。
     ボルボックスの有性生殖の様子     
Volvox1.jpg
有性生殖時における雌の個体。無性生殖時に比べ生殖細胞(卵細胞)が小さくまた数が多くなっています。
Volvox2.jpg
精子束
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精子は精子束という精子の群体となって泳ぎだし、卵に出会うとばらばらになります。
Volvox4.jpg
受精が終わると、受精卵(接合子と呼ばれます)は厚い壁をつくります。ボルボックス自体は死んでしまいますから、接合子は池や湖の底に沈み、環境が生育に適した状態になるまで寝て過ごしています。
Volvox5.jpg
他の細胞と比べても一目瞭然。中央の細胞の中には、有性生殖によるオレンジ色の接合子が入っています。
ところで、何でオレンジ色になるんでしょう? 🙄
(葉緑体はどこにいった?)
     最後に、ボルボックスに関する面白いサイト紹介☆     
京都大学遺伝子動態学研究室
ボルボックスの娘細胞(生殖細胞)が成長し、最後に反転(インバージョン)する様子が、動画で見られます。
数々のボルボックスの変異体の中には、体細胞が生殖細胞機能を獲得した例もあります。
ボルボックスの部屋
ボルボックスの体細胞の拡大写真が数多く掲載されています。
数多くの体細胞同士が連絡糸で結ばれている様子がはっきりとわかります。
中でも、体細胞にまぎれてアメーバ状の細胞が連絡糸で結ばれている様子も観察されています。
(このアメーバ状の細胞はどんな機能があるのでしょう?マクロファージに代表される免疫の原型だったりして…???)
有性生殖で発生した接合子の画像もありました。
微笑藻の世界
ボルボックスの有性生殖の様子が画像で紹介されています。
ボルボックスが泳ぐ様子(移動の仕組み)もよくわかります。
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  投稿者 zakky | 2008-02-04 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 

カモノハシの不思議?

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<カモノハシ 写真より引用 リンク
今回は、面白い動物を紹介します
それは、『カモノハシ』です
カモノハシは、(一応)哺乳類に分類されています
しかし、上のイラストでみてもらってもわかるように、姿形以外にも、他の哺乳類に見られない様々な特徴を持っているのです。
今回は、そんな変わった哺乳類、カモノハシについての記事を書いてみます
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  投稿者 marlboro | 2008-02-01 | Posted in ①進化・適応の原理3 Comments »