2009-08-19
プラスミドはどこからきたのか?2-不完全な生命同士の遺伝子交換
プラスミドの特性(遺伝子の水平移動、ウイルスとの類似性、自己複製機能)を考えると、プラスミドの起源について、3つの仮説を立てることができます。
(プラスミドの特徴は前回の投稿をお読みください)
つ目は、『ウイルス起源説』
つ目は、『細胞内遺伝子の切れ端説』
そして つ目は、『生命共同体説』
果たして、どの仮説が論理整合性があるのでしょうか?
プラスミドの起源を辿る前に、まずはクリックお願いします
プラスミドはどこからきたのか?1-プラスミドってなに?-
写真はコチラから
前回の投稿では、プラスミドの性質を考えずに抗生物質を乱用するようになったため、多種との共生を破壊し、しかもそれに耐性をもった菌がふえていったという問題の提起がありました。
今回の投稿ではそのような動きをするプラスミドとはそもそもなんなのか?なんでプラスミドはなぜできたのか?その歴史的背景を探っていきたいと思います。
抗生物質とプラスミド
我々人類は、進化適応の方向を神経系の発達に舵を取り、その代りに免疫機能を共に発達させる事で適応していく道に居るのだが、ウィルス以上に深刻な問題がある。
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それは「抗生物質」の発明・乱用である。
腸内細菌と健康の関係
地球35億年といわれる歴史の中、腸内細菌などの菌は、「地球の生命誕生の時点から」の生き物です。私達人類は、地球の歴史から見れば、まだほんの一瞬の時を生きているだけの生き物なので、その全容を知ることは到底無理な話ですが、いくつか解って来ている事があります。そのなかでも重要なのは、「・・・・腸内細菌は人間の健康と深く関わっている・・・・」ということです。
1.「腸内細菌」とは?
2.人間と「腸内細菌」との関係(宿主・共生)
3.「腸内細菌」のいろいろ(有用菌・有害菌・日和見菌)
4.栄養成分の分解・消化・吸収と「腸内細菌」
を追求していきたいと思います 😀
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クラゲが刺すのはなんで?
画像は、山形 気ままブログよりお借りしました。
こんにちは。
盆休みも終盤★
みなさんは何をしてすごしましたか?
小さい頃、海に泳いでいてくらげに刺された思い出がありますが、なんでくらげって刺すんやろ~って思っていました。
さてさてそのなんで?について調べてみました。
セミは素数を知っている?
閑さや岩にしみ入蝉の声
これは松尾芭蕉が山形の立石寺で詠んだ有名な句ですね。
この句からどんな蝉の鳴き声を思い浮かべますか?
松尾芭蕉が実際に聞いたのは
「チーーーーーーーーーーー」
ニイニイゼミの大合唱です。
(句が詠まれたのが現在7月13日頃であることからニイニイゼミになるようです。)
蝉は夏の季語にもなっていて、日本人にとっては夏の虫といえばセミ。
今回はそんなセミの中でもアメリカ東部にいる13年や17年を周期に発生するセミの話しです。17年セミ(下写真)は土の中に17年いて、成虫になると2週間で死んでしまいます。
これらのセミはある地域には13年や17年に一度しか発生しません。
なぜ13年や17年なのでしょうか?
その数字が素数でもあったため数学者も巻き込んだ解明が進められています。
『蛍の光』は環境・人類を救えるか?
卒業式の歌のことではありません。夏の風物詩といえば、ホタル。以前はちょっとした小川があれば、その美しい光の乱舞を見ることができた日本人には馴染みの昆虫ですが、実はこのホタルの光、生物学だけでなく様々な分野で注目を浴び続けているのです。それは何故かというと・・・・・
その秘密は、クリックの後で
「日焼け止めクリーム」、何で塗るだけで防止できるの?
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暑い~日差し が降り注いでいますね
この日差しを受け止めている、最大の臓器は何だと思いますか
それは、「皮膚」なんです。
日光は、私たちの体には欠かせないものです
からだを温めてくれたり、カルシウムの吸収に欠かせないビタミンDの合成を活性化させたりしています。
だけど、当たりすぎると大変
日光の一部である紫外線はDNA に損傷を与えるなど細胞にとって害になるからです。
だから、生物は紫外線から自らの細胞を守るしくみを持っているのです。
人の場合、紫外線防御の方法のひとつが、いわゆる「日焼け」です。
実は「皮膚が黒くなる」という反応は、皮膚が紫外線からからだを守ろうとしてる証だったんですね!
ではでは、まずその「日焼け」の仕組みを簡単にご紹介 😀
いつも応援ありがとうございます
残暑お見舞い申し上げます:新会員が急増中です♪
フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華) アオイ科
雄蕊が長く,花が垂れ下がっているところを風鈴に見立てて命名。
画像はこちらからお借りしました。oldマザーの花撮り記録帳
今年は空梅雨 かと思ったら、なかなか梅雨明け宣言が出ずに、蒸し暑~い 7月~8月になりました。
皆さん、夏バテの方はだいじょうぶですか?
ところで、今年の前半は、昨年までと比較しても、新会員として登録くださる方が増えていて、管理人としても嬉しい限りです 😀
これも当ブログの主旨に賛同して、日々記事をアップしてくださった会員の皆様の努力の賜物であり、この場をお借りして感謝の気持ちを伝えさせてください。
ほんとうにありがとうございました
↓応援よろしくお願いします。
上陸に伴って造血機関が骨髄へ移ったのはなんでだろう
画像はこちらからお借りしました。
生物の陸上進化をテーマに追及していますが、今回は、硬骨魚類から哺乳類にいたるまでの造血機構の進化過程についてレポートします。
まず、硬骨魚類から哺乳類まで、それぞれどこで造血しているのかというと、・・
<硬骨魚類>
腎臓 脾臓で造血
<両性類>
有尾目(イモリとか)は脾臓
無尾目アフリカツメカエルは肝臓 脾臓
無尾目ウシガエル、ヒキガエル、トノサマガエルは腎臓、骨髄
<爬虫類>
トカゲは脾臓
カメは骨髄 脾臓
<鳥類>
ニワトリは骨髄
<哺乳類>
骨髄 脾臓がほとんど。
ただしクジラのような水生哺乳類は腎臓で、骨髄造血は退化。
となります。
参考HP
肝臓も造血器官があるようですね。種によって何が標準なのかはいまいち確信がもてないですが・・
ちなみに、トノサマガエルのような無尾両性類は、変態前は腎臓、変態後は骨髄で造血しています。
ここから見えてくるのは、
上陸を境にして、腎臓から骨髄に造血器官が移行。
脾臓で造血しているのはほぼ共通。
という点です。
まず、1つ目。上陸を境に造血器官が腎臓から骨髄に移行したのは何でだろ? 🙄
両生類の変態前後で造血器官が変わることや、水生哺乳類では骨髄の造血器官が退化し腎臓に造血器官がある点をみれば、上陸と骨髄造血に関係があるとしか思えない。これは何だ??