2009-08-06
動物の陸上進出
こんにちわ。arincoです。今回は、動物の陸上進出について追及しました。s
まずは、前回までの投稿を踏まえて当時の地上の状況を整理してみましょう。
・植物の陸上進出は完了。
・オゾン層の形成。紫外線▽(とは言っても過酷である事には変わりが無い)
・酸素濃度上昇
・重力は存在
ざっとこんなものでしょうか?それでは、この条件のもと陸上適応しやすい条件はというと
・植物や有機物(死骸等)を食料として摂取する事が可能
・重力や紫外線に適応可能
等があげられます。あとは、体内に水分保護を行う事が出来るのも非常に重要です。我々もそうですが、生物は水なしには生存できません。
このような条件に当てはまる動物ってなんだろう?
予想しつつ、ぽちっとお願いします!
菌類との共生が植物の地上進出を支えた
マツタケやトリュフと言えば、高級食材として知られています。
これらは、真核生物の一つである菌類の仲間で、植物の根に取り付き、植物と共生する菌根菌の一種です。
マツタケは松、トリュフは樫に共生し、植物から糖などの光合成の産物を受け取る一方、水分やミネラルを植物に提供しているのです。
ところで、実は松や樫に限らず、ほとんどすべての植物がこうした菌類と共生していることがわかっています。
植物上陸を促した『逆境』とは、なにか? (1)
■1:植物の上陸はいつごろか?
上陸初期植物として、クックソニアが上げられることが多いが、どうなんだろう? ということで、調べてみました。
◆顕世代の年代別にみた植物進化のおもなできごと◆
クリックすると、大きく出来ます。
シルル紀に基準維管束植物であるクックソニアが出現し、デボン紀には維管束植物はめざましく多様化していったことを示している。オルドビス紀の微化石の存在から、陸上植物が最初に出現したのはクックソニアよりもっと前であることがわかる。
最古の陸上植物は、現生コケ植物の構造に似ており、維管束植物に比べて微生物による分解や化石化に弱かったと思われる。そのため最も古く陸上に分布していた楠物の化石証拠は断片的である。
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◆陸上植生はオルドビス紀中期からシルル紀中期には成立していた◆
最近になって、完全に陸生だった2種の唇脚類と1種の妹型(クモガタ)類の動物化石が発見されたことから、最古の陸生勣物の化石はシルル紀後期の約4億1400万年前にまでさかのぽることになった。
この時代の捕食性節足勣物の存在はすでに複合した陸上生態系があったことを意昧し、植物の微化石の証拠と考えあわせると、もっと以前のオルドビス紀中期からシルル紀中期のあいだには、かなり複雑な陸上植生が成立していたと考えられる(Jeram et al., 1990;Gray&Shear、1992)。
陸上に出現したこの生物群集には必ずしも維管束植物が含まれていたわけではない。初期の陸上動物が生息していたところでは、最も高等な植物はコケ植物程度であり、さまざまな陸生藻類や、たぶんキノコや地衣類などが混生していたのではないだろうか。
微化石の知見と古代の陸上動物の研究から、クックソニアが出現したというシルル紀中期の画期的な時期よりもっと以前に、植物は陸上に分布していたと考えられるのである(Gray&Shear,1992 ;Edwards &Fanning,1985 ; Edwards et al., 1992 ;Taylor,1982)
(出店:「陸上植物の起源――緑藻から緑色植物へ」 ㈱内田老鶴圃 1996年発行)
その後の情報人よれば、・・・
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生物の地上進出~地上世界は変異の大きな環境
大陸棚がよい漁場になっているのはなぜでしょうか?
大陸棚とは水深200m以内の海底のことで、太陽光が届き、魚の餌となるプランクトンや海藻類が豊富に生息するのでよい漁場となるのです。
現在の大陸棚は1万7000年前のウルム氷期に海面が低下して出来上がったとされていますが、生物が光合成を始めた時もこのような海底付近に生息していたと思われます。
例え海上で暴風雨が吹き荒れても海中では水流や水温は安定し、ミネラルも豊富で生物にとってはとても環境の良い世界です。
一方で、生物の地上進出を考える時、そのような安定した海中世界とは全く異なる地上の環境外圧を捉える必要があります。今回は重力や乾燥だけではない、地上の環境をいくつか取り上げます。
ミラー「システム」とは?
「ミラーニューロン」について、その存在をご存知の方も多いと思いますが、改めてミラーニューロンというものを考えてみたいと思います。
最近、ちょうど 「ミラーニューロン」ジャコモ・リゾラッティ&コラド・シニガリア著(紀伊國屋書店)や、 「ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学」マルコ・イアコボーニ著(早川書房)がほぼ同時に出版され、ぼくも「ミラーニューロン」を読み始めたところです。(忙しくてなかなか読む時間が取れていませんが… )この本を読む中で重要な気付きがあれば、また紹介させていただきます。
それに先立って、今回はその前座(?)ということで、ミラーニューロンについてと、ミラーニューロンに限らず、「脳」の問題について考える際に注意したい点を押さえなおしてみます。
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