2008-03-17

グリア細胞って何?

最近るいネットで脳についての投稿が続いています。その中でよく出てくるのがグリア細胞。今日はこのグリア細胞について少し深く勉強していきたいと思います。
↓るいネットでのグリア関係投稿と内容の抜粋
神経細胞を解明する鍵はグリア細胞が握っている
グリア細胞同士が情報をやりとりし、ニューロンのシナプスをコントロールしている事もわかっていきている。記憶や学習という脳の高次機能は,実はグリア細胞によって支えられている可能性が高い。
似て非なるミクログリアとマクロファージの存在は神経細胞の機能分化を示唆する。
そして脳内にも「免疫システム」が存在することが確認されたのです。すなわち神経細胞を支えるグリア細胞のひとつである「ミクログリア」(これはマクロファージ系の細胞が脳に移行し姿を変えたものと考えられている)がマクロファージ同様、貪食能、抗原提示機能のほかにサイトカイン(インターロイキン-1やインターフェロン)を作り出し、免疫反応を行なっていることがわかりました。
血液脳関門(BBB)とアストロサイトの役割りについて
脳の中には無数に血管がある。脳は血管から栄養素となる物質を得て神経細胞の活動をしているのであるが、血液に直接触れずに栄養分だけを取り込む機能を確立したのが血液脳関門のシステムである。
今日はこのシステムについて調べたので少し解説してみたい。

グリア細胞のひとつ「アストログリア」
神経系はニューロンとグリア細胞から構成されています。
ニューロンは極めて特殊化した細胞であるため、このグリア細胞のサポートがなければ、その機能を果たすことができません。

グリア細胞は90年代以降に脳科学の分野で脚光を浴びてきました。
脳は神経細胞とグリア細胞から構成されています。これまで、脳機能の主役は神経細胞であり、グリア細胞はあくまで脇役と考えられていましたが、最近の研究により、グリア細胞は脳の発生、情報処理、精神神経疾患に深く関与することが明らかになりつつあります。
ただ、未解明な部分も多くあり、グリア細胞の解明により脳科学の分野は日夜塗り替えられているという状況でしょう。
↓グリア細胞の概念図
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この図は東北大学薬学科のHPより借用させていただきました。
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  投稿者 tano | 2008-03-17 | Posted in ⑤免疫機能の不思議1 Comment » 

神経系の構造と機能

初心忘るべからず!という訳で、今日は、基本中の基本。
神経系の構造と機能についておさらいします。
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神経系を大きく分類すると、下記のようになります。
神経系の区分
   中枢神経 脳      大脳・間脳・中脳・小脳・橋・延髄
          脊髄     頸髄・胸髄・腰髄・仙髄
   末梢神経 体性神経  運動神経
                  感覚神経
          自律神経  交感神経 
                  副交感神経
中枢神経系の組織は、神経組織と呼ばれ、実際に情報の伝達を行うニューロン
(神経細胞)と、その働きをサポートするグリア細胞・オリゴデンドロサイトなどから
構成されまず。
脳はニューロン(神経細胞)とグリア細胞が多数集まって作られています。
脊椎動物の中枢神経系は、大きく脳と脊髄に分けられます。
ほんじゃあ、末梢神経は?
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  投稿者 trend | 2008-03-16 | Posted in 未分類 | No Comments » 

3胚葉生物 旧口動物の進化過程② ~線形動物~

「3胚葉生物 旧口動物の進化過程」の続きです。
引き続いて、旧口脱皮動物 線形動物に迫ってみます。
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線虫の一種

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  投稿者 crz2316 | 2008-03-15 | Posted in 未分類 | 3 Comments » 

3胚葉生物 旧口動物の進化過程① ~扁形動物~

こんにちは。
今日は、前回のナマコ・ウニ・ヒトデに続いて初期3胚葉生物である
プラナリア・サナダムシ・ヒラムシ=扁形動物と、センチュウ、ギョウチュウ、カイチュウ=線形動物を紹介します。
いずれもあまり見たことのない生物で、なじみが薄いですが、生物の進化を考える上で、非常に重要な分岐点となる生き物達です。
さて、その生態はどうなっているのでしょうか?
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  投稿者 crz2316 | 2008-03-15 | Posted in 未分類 | No Comments » 

3胚葉生物 ナマコ・ウニ・ヒトデ

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前回の2胚葉生物クラゲに引き続いて、初期3胚葉生物の紹介です 😀
私達人間も外胚葉・内胚葉・中胚葉の3胚葉生物です。初期3胚葉生物で有名なのが、上記の棘皮動物であるナマコ、ウニ、ヒトデ。
でも、写真を見ても全く形が違いますよね~
しかしその内部を見ていけば・・・・・いろいろ共通点があるんです 😉
では、初期3胚葉生物(棘皮動物)は、どんな体細胞を作ったのか?
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  投稿者 yooten | 2008-03-14 | Posted in 未分類 | No Comments » 

2胚葉生物 クラゲ

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無胚葉生物であるカイメンから1次元進化し2胚葉生物になったのがクラゲ。
 
クラゲの体細胞の機能分化を調査しました。
以下「多細胞生物の機能分化」 リンク にある分類に沿って整理してみます。
  
  
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  投稿者 chai-nom | 2008-03-13 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 

無胚葉生物 カイメン

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単細胞生物から多細胞生物への進化における体細胞の機能分化ということで、今回は最も原始的な多細胞生物の一種と言われている海綿について書いてみようと思います。
ところで海綿って知ってますか??上の写真のような生物です。
 
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  投稿者 hadou | 2008-03-12 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 

胚葉 ~体細胞機能分化~

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中期原腸胚(側断面)
 
 
今週は、多細胞生物の体細胞機能分化を特集します。我々人類は、神経、感覚器、消化器、呼吸器、運動器、循環器、泌尿器、生殖器、内分泌器、等、多くの体細胞機能を統合し生命を維持しています。各器官がどのように形成されているのか?探求していく週にしたいと思います。
  
第1回目の今日は胚葉について。胚葉とは細胞による形成層のこと。例えば、私達の皮膚は、体全体を覆う層で形成されていますね。同様に内側の内蔵、胃や腸なども、袋状の層で形成されています。胚葉によって、概ね各器官は種分けすることが出来ます。

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  投稿者 tanizaki | 2008-03-10 | Posted in ①進化・適応の原理2 Comments » 

人間が持つ5つの抗体

先日下痢になって、免疫の重要性を改めて痛感しているyama3です。(><)Arincoさんに続いて「抗体」についての学習報告を続けたいと思います。
以下(黒字・赤字は、いきいき免疫健康館のHPからの引用。青字は私の補足です。
抗体はB細胞が産生する蛋白質であります。まず、ナチュラル抗体は、ほとんど全ての病原体(ウイルスなど)に反応します。ナチュラル抗体は人体に必要不可欠なもので、ヒトのDNAに組み込まれた「先天性免疫システム」の一部です。しかし、ナチュラル抗体は、抗体全体から見るとほんの一部にすぎません。ほとんどの抗体は、免疫システムが異物や病原体と認識し反応することで獲得する「後天性免疫システム」に含まれます。
このあたりは先のarincoさんの記事にもありましたよね。では今日は人間の抗体を具体的に見ていきましょう。人間のB細胞が作り出す抗体は、IgG、IgM、IgA、IgE、IgDの5種類あります。さてこの5つの抗体、どのような違いがあるのでしょうか?

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  投稿者 staff | 2008-03-08 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 

西原克成氏の「免疫、生命の渦」

 自らの系譜を「ヘッケル三木成夫西原克成」と公言してはばからない西原氏ゆえに、[トンデモ]なことになりゃせんか? と思いつつ、「免疫、生命の渦」を読んでいますが・・・、『免疫機能』や『進化』を紐解く上で触発されたことを紹介してみます。
◆医療場面での混迷の原因
 20世紀においては、微小世界の研究で明らかになった多くの事実はあるが、個体のなかでどのように統合されているのかを考える学者が存在しなかったことは嘆かわしいこと、とする西原氏の指摘は的を射ています。
 病気を治すために疫学や病因や病態の研究が進められるのではなく、特殊な動物実験から出発しているのは、考え方が逆転している。そして分子のレベルと細胞のレベルと多細胞動物のレベルとではその反応系に天と地ほどの違いがあるのに、そのことを全く自覚していない。というのも、同じく頷けます。
◆生命とは、何か?

 生命とは、燐脂質の半透膜に覆われた核酸・酵素系の水溶性コロイドから成り、栄養を分解して得られるエネルギーによって自らリモデリング(新陳代謝)を追求するシステムであり、宇宙における最も繊細な電気反応系である。個体丸ごとのリモデリングが生殖で、遺伝現象である。【中略】
(生命世界は、)「空間」と「時間」と「質量のある物質」と、これに備わった本性としての「重力(引力)・力学エネルギー」と「温熱・電磁・波動エネルギー(大略は太陽エネルギー)」の5種類から成っている。
 質量のある物質と無いエネルギーの仲を取り持つのは、エレクトロンである。
 ミトコンドリアは、太古の時代に大型の真核生物(ユーカリオータ)に寄生した原核生物=細菌(プロカリオータ)と考えられている。このことから明らかなように、多細胞生物は細胞内にも細胞間質にも、血液や体液にも、細菌やウィルス・原虫や寄生虫が自在に住みつく。感染が起こるということは、ある種の細菌が動物や人に住みついたという事でもある。(「免疫、生命の渦」西原克成)

 ふむ・ふむ・・・この辺までは、何とかついていけてます。  
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  投稿者 ayabin | 2008-03-07 | Posted in 未分類 | 5 Comments »