2011-05-22
福島原発事故~海外メディアはどう見ている?【3】
アメリカの原子力規制委員会のガンダーセン博士が、5月13日(金)の東電のメルトダウン発表を受けてのコメントを発表しましたので、紹介します。
発表した日は、5月13日(金)です。
福島4号地震で傾斜崩壊危機! 1.2.3号燃料容器漏!ガンダーセン
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体内に摂取する可能性のある放射線物質は?
~魚や海草から摂取されやすい放射性物質~
前回の内容で、各放射線物質が体内でどのように取り込まれていくか大よそ見えてきました
今回は、食べ物からどの放射性物質がどのようにして私達の体内へと取り込まれていくか、水産物に絞って、その経路を追及していきたいと思います
今週の福島原発(5/11~5/17)1~3号機はメルトダウン、工程表の改訂版発表
先週の予想通り、今週は大波乱の1週間でした。簡単に1週間を振り返ってみましょう。
5/11 3号機から海水の濃度限度の62万倍のセシウム134や、43万倍のセシウム137などの放射性物質を含む水が海に流れ出ているのを確認
5/12 東電が1号機のメルトダウンを認める。
5/13 1号機の原子炉建屋全体を覆う建屋カバー設置に向けた準備工事を開始
5/14 作業員1名が心筋梗塞で死亡
5/15 東電が2号機3号機もメルトダウンを認める。3号機の再臨界防止のためホウ酸水の注入開始。今後1・2号機もホウ酸水注入。
5/16 原子炉冷却装置は津波の前に手動で停止していたことが判明
5/17 東電が事故収束に向けた工程表の改訂版発表、冠水を断念
この画像はこちらからお借りしました
1号機から3号機はメルトダウン、作業員が一人死亡と大混乱状況のなかで発表された工程表の改訂版はどこが変わっているのでしょうか。東電が公表した改訂版から変わったポイントを抽出すると以下の3点になります。
①2号機に加え1号機3号機でも冷却水が漏洩していることから、「循環注水冷却」の確立を、冠水作業に先んじて実施するよう見直し。
②地下水の汚染拡大防止のため、サブドレン保管管理、地下水の遮蔽工法を検討
③作業員の環境改善として、仮設寮設置などの新たな対策を実施
東電の発表は回りくどくて分り難いですが、これをわかりやすく説明すると次のようになります。
①燃料棒がメルトダウンし、圧力容器、格納容器に穴が空き、放射性物質が外に流れ出ている。容器内に放射性物質をとどめて冷却するのは不可能であり、建屋全体で水を循環させて冷やすしかない。
②メルトダウンの結果、高濃度汚染水は建屋から、さらに外にもどんどん漏れており、汚染の拡大を防ぐために、地下水を遮水する必要がある。
③対策の長期化は避けられず、緊急対策ではなく、恒常的作業として作業可能な環境の整備が必要。
もはや、循環注水冷却しか手がないと言うことのようですが、この循環注水冷却はどんな仕組みなのでしょうか、これで問題は解決するのでしょうか。
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福島原発事故~海外メディアはどう見ている?【2】
今日も5月8日の記事に引き続き、ロシアの報道番組「Russia Today」でのアーノルド・ゴンデーセン博士(フェア・ウィンド・アソシエイト役員)の発言を紹介します。
1号機の爆発(3/12)と3号機の爆発(3/13)は明らかに異なると博士は指摘しています。
題して・・・
『3号機で何が起こったのか?なぜ1号機その他と違うあのような爆発が起こったのか?』
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今週の福島原発(5/1~5/10;5/8 3号機の黒煙噴出)
5/8の3号機の黒煙事件にあるように福島原発事故はまだ予断を許さない状況です。特に、直近の報道のおとなしさ(他の事件が多く、原発がほとんど扱われない)から考えても、マスコミ報道とは逆に事態の深刻さが増している可能性は高まっています。
今や自分達で確かな情報をつかんでいかなければ、安心して生活することもできません。
そこで毎週、東電やマスコミからの情報+そこで語られることのないネットの情報や仮説を整理し、福島原発の現状と復旧状況を発信していきます。
応援よろしくお願いします。
「放射性物質の拡散予測」シリーズ ~「放射性物質154兆ベクレル」から、核燃料の放出量を推定する
核燃料破損の予想図(漏れた燃料は大きな水蒸気爆発を起こしていないことから、溶融して粉末状になっているのではないかと推測される)
画像は、ココからお借りしました。ありがとうございます。
5日に福島第一原発から大気に放出された放射性物質の推定値は、ヨウ素131が毎時0・69テラ・ベクレル、セシウム137が同0・14テラ・ベクレル。(中略)国際的な事故評価尺度(INES)で使われるヨウ素換算値で、ヨウ素とセシウムの合計量を計算し直すと、放出量は同6・4テラ・ベクレル(24時間で154テラ・ベクレル)となることがわかった。http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110423-OYT1T00667.htm
上記の数値を元に、どの程度の核燃料が外部に漏れているのか、試算してみます。
「放射性物質の内部被爆」シリーズ~放射性物質は、どのような経路で体内に取り込まれるか?
政府やテレビでは、放射線量の影響について、外部被爆のみに焦点が当てられていますが、本当に怖いのは内部被爆=放射性物質の吸入や摂取です。
体内に取り込まれた放射性物質からは、至近距離から全方向へ放射線を放射するため、臓器や器官に大きな影響を及ぼすといわれている。
今回の記事では、体内に放射線が取り込んだ場合、どのような経路を辿るのか、そしてどこに蓄積されるのかをまとめていきます
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福島原発事故~海外メディアはどう見ている?【1】
今回から海外メディアがどのように福島原発事故を取り上げているかを、数回に分けて紹介していこうと思います。
最初は、チェルノブイリの原発事故の“お膝元”・・・ロシアからの情報です。
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「Russia Today」というロシアの報道番組に4/26ゲスト出演したアーノルド・ゴンデーセン博士(フェア・ウィンド・アソシエイト役員)はその番組の中で以下のように語っています。日本政府の情報開示の姿勢には大変な危機意識を持っていることがひしひしと伝わってきます。
本能構造の解明 原核単細胞から原猿までの本能を紐解く
画像はコチラよりお借りしました。
これまでの脳構造追求は共認脳ならびに観念脳の形成過程や部位、機能などを解明するために行ってきたが、改めて本能と共認、本能と観念という区分で見るときに、何が違いどのように形成されているのかを知る必要がある。
共認機能が出来上がるまでの生物はどのような本能に可能性収束することによって外圧に適応してきたのだろうか?今回はそんな可能性収束先の本能郡に絞り、本能構造を解明していきたい。
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魚類の性闘争=メスの獲得を巡るオス同士の闘い=
魚類のオス同士がメスを巡って闘うって、なかなか想像できない方もいるかもしれません。
そもそも性闘争って、なんなのでしょう?端的にまとまっている文章があるので引用します。
生物において、メスの獲得を巡るオス同士の闘いをさす。オスはメスを手に入れる為には、メスが安全に出産し、子育てする為の縄張りを確保しなければならず、従ってオス同士は縄張り闘争も闘わなければならない。性闘争本能はすべての動物に備わっているが、とりわけ哺乳類は、淘汰適応の必要から、性闘争本能をとことん強化した動物である。C.ダーウィンの提唱する、「性淘汰」の現象を、オスの闘争とメスの選択に分解したもので、その内の前者を指す。
新概念定義集
そういわれれば、哺乳類ではおなじみです。人間も例外ではありません。
意外と多様な両生類の世界では、両生類の性闘争を扱いました。魚類でも性闘争は見られるんです。
魚類の性闘争の基本は、繁殖期における縄張り(繁殖場)を巡る争いとなっており、オス・メスの数によって3つのタイプに分けられるようです。けっこういろいろあります。
(上記以外に乱婚型や一妻多夫型があるが、例外的であり、性闘争の範疇外なので割愛)
では、それぞれどんな闘いが繰り広げられているのか。見ていきましょう。
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