2008-06-08

5月25日なんでや劇場レポート4 後半のメモ

◆[抗原抗体反応って、何?]

●食べたものの印を細胞膜につけるのは、なんで?
・食べるためには、細胞膜同士がくっつく必要がある。
・食べたタンパク質の一部を細胞膜に提示すると、
 同類のものがくっつきやすくなる。
・だから、食べやすくなる。
*多細胞化したのは、親和性と反発性の膜タンパク質を
 使って付かず離れずの関係をつくれたから。

・抗原=異物、バイキン
・抗体=その印(免疫グロブリン)
《抗原抗体反応》
マクロファージや樹状細胞は、抗原に感染した細胞を貪食する。
 ↓
抗原のタンパク質の一部を細胞膜表面に提示することで、
同種の抗原が近づいてくるようになり、貪食しやすくなる。
 ・
ヘルパーT細胞・B細胞に抗原提示する。
 ↓
B細胞は、抗体をつくって抗原にくっ付けていく。
 ↓
それを目指してマクロファージやキラーT細胞が
近づいてきて抗原を貪食する。
 ↓
闘いが済んで一息ついたら、
B細胞の一部はリンパ節で休眠(分裂しない状態)し、
次に同じ抗原が侵入してくることに備える。

*詳しくは、下図による。
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なんでや劇場 資料39より抜粋
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  投稿者 ayabin | 2008-06-08 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート1 Comment » 

5/25なんでや劇場レポート3~ 敵もさるもの、免疫進化を上回るウィルス進化にご用心!

「脊椎動物の血球及び管組織の進化」を間に挟んで5月25日のなんで屋劇場レポート3を続けたいと思います。
レポート1では「造血肝細胞から免疫細胞がつくられていく仕組みは不均等分裂と均等分裂からできている」という点を
レポート2では「リンパ球は変異にかけた存在であり、従ってリスクも大きい」という点を、お届けしました。
レポート3として「免疫のチームプレーの起点をなすマクロファージの抗原提示はおびき寄せ作戦である」しかし「敵もさるもの、免疫進化を上回るウィルス進化にご用心」をお届けしたい。

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  投稿者 staff | 2008-06-07 | Posted in 未分類 | 4 Comments » 

無脊椎動物の血球及び管組織の進化

なんで屋劇場でも一部扱われましたが、血球及び管組織の進化について、基礎知識の整理と考察を試みてみたいと思います。
●無脊椎動物の血球進化について
まず脊椎動物へ連なる系統に限定して無脊椎動物の免疫について整理してみます。
その際4月のなんで屋劇場で提起されたように、まずは進化の大筋を踏まえて考える必要があります。ポイントは5.5億年前のカンブリア大爆発と言われる大きな変化でしょう。5.5億年前のカンブリア大爆発は種の多様性を生み出し、それに伴う種間闘争の熾烈化が更なる多様性を生み出す・・・という闘争適応の連鎖反応の中で生み出されたものと思われます。そして前者は現在生息している動物から類推すると、棘皮動物や原脊動物にその名残があるものと考えられます。そこで改めて、棘皮動物や原脊動物とそれ以前の免疫及び血球の違いを整理してみましょう。

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  投稿者 staff | 2008-06-06 | Posted in 未分類 | No Comments » 

5/25なんでや劇場レポート2~リンパ球は変異体~

nannokiさんからバトンを受けましたarincoです。お題は、「リンパ球ってそもそも何?」でしたよね。
さて、「リンパ球ってそもそも何?」というお題は、前回の劇場の復習を中心に展開していった方がよさそうです。まずはリンパ球の存在している「リンパ管」をざっくりと理解しておきましょう。
ろ過器としてのリンパ器官から、リンパ系の3つの役割が見えてきます。

組織液の90%は毛細血管に戻っていきますが、残り10%は血管に戻りきらずに組織液として存在します。体内の老廃物は、通常は静脈に取り込まれて心臓まで戻ってくるのですが、静脈に入りきらないあふれた分の老廃物は抜け道が必要になります。そこで登場するのがリンパ系です。(リンパ系に入った組織液は「リンパ液」と呼ばれています。)
 リンパ系は
①毛細リンパ管
②リンパ管
③リンパ節
④リンパ本管
に大別されます。

とあるように、まず「老廃物の運搬」があります。
 

リンパ管では組織液や老廃物の運搬だけでなく栄養分の運搬も行っています。例えば腸管では吸収された脂質や他の栄養分がリンパを経由して運ばれます。

2つ目は、「栄養分の運搬」ですね。

さらに、毛細リンパ管壁の透過性は毛細血管壁よりも大きいので、細菌粒子なども通過します。ここで重要な役割を果たすのがリンパ管とリンパ管の間にあるリンパ節と呼ばれる「フィルター」です。フィルターには免疫機能を担う「リンパ球」が存在しています。そしてリンパ節にウイルスが入ってくるとリンパ球が可動します。このようにリンパ節という免疫器官がある事で、血液循環中に老廃物や栄養分を安全に運搬する事が出来ます。フィルターを通過したリンパ液は、その後リンパ管からリンパ本管へ移動し再度静脈へと接続し、血液循環系に戻っていきます。

最後の一つは、「免疫細胞の運搬」です。
以上の様な3つの機能を備えているのがリンパ系です。これでリンパ球がどんあ所にいるのかイメージできたでしょうか?
それでは、具体的にリンパ球の仕組みを見ていきましょう!
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  投稿者 arinco | 2008-06-04 | Posted in 未分類 | No Comments » 

5/25なんでや劇場レポート1~免疫がつくられる仕組み~

こんにちは、今日からは5/25なんでや劇場で扱われた『免疫がつくられる仕組み』についてレポートしていきます。
これまでなんでや劇場では数回にわたって免疫について扱ってきましたが、改めて免疫の全貌を掴んで見たいと思います。
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出典:なんでや劇場
免疫細胞はリンパ組織に流れるリンパ球系の細胞と、主に血管に流れる骨髄系の細胞に大きく分かれます。T細胞やB細胞、NK細胞はリンパ球系の細胞で、マクロファージや顆粒球、赤血球などは骨髄系の細胞です。このリンパ球系の細胞も骨髄系の細胞も、元を辿れば造血幹細胞(図中の紫色の細胞)に至ります。造血幹細胞が大元となって、様々な免疫細胞ができているのですね。
では、この造血幹細胞とはどんな細胞なのか?
続きはこちらから・・・

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  投稿者 nannoki | 2008-06-02 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート4 Comments » 
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