2009-04-29

人類の洞窟生活~洞窟壁画より~

sm04_anag.jpg
画像はこちらからお借りしました。
木から落ちたカタワのさる=人類は、すさまじい外圧状況下でなんとか洞窟に隠れ住むことができた。
そして今まで発見された洞窟壁画からは、人類がどのように適応しようとしたのかがわかります。
続きはるいネットからの引用です。
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——————————————————————————————————–世界最古の壁画は約3万年前である。この時代はまだ、弓矢は発明されておらず、石器を装着した槍を用いた為、先端が重く、かなり至近距離から獲物を狙っていたのが実態のようだ。従って、人骨に残る痕跡は、獲物を仕留めようとし、しばしば派手に突き飛ばされ、全身にたくさんの傷を負っていたことを物語っている。
主な狩猟の対象となったのは、シカ、トナカイ、ウマ、ガゼル、バイソン、オーロックス(原牛)、ヒツジ、ヤギ、ノウサギなど中型か小型の動物であり、地域と時代によっても多少異なるが、マンモスやサイなどの大型動物や猛獣を追い求めるようなことはめったになかったようだ。
一方、クロマニヨン人が描いた壁画(ラスコー洞窟アルタミラ洞窟)の対象は、動物、ヒト、シンボルに分けられる。動物はウマとバイソンが特に多く、シカ、オーロックス、アイベックス(野ヤギ)、マンモスも良く描かれ、クマ、ホラアナライオン、ケサイ、稀だがオオカミ、キツネ、ウサギ、カワウソ、アザラシなどもあり、ネズミのような小動物は描かれていない。
また、ヒトにかかわるものは手形が多く、人の姿絵は動物と比べ見劣り、数は少ないが半人半獣の絵も存在する。シンボルの配列についてはかなり広範囲の洞窟で同一パターンが確認されているらしい(言葉の伝搬も時期を同じくする)。
レヴィー・ストロースらが調査した事例では、洞窟の中心で祭祀の中心となる場所にはウマやバイソン、オーロックスが多く、あまり描かれないが、肉食獣は洞窟の奥(同化にまでは遠い対象だった?)、というようにある程度領域分け描かれているという考察を行っている(但、研究者の間での定説とはなっていない)。
これらから推測できることは、日常的に骨に傷を負うほどの過酷な自然外圧があったことは想像できるが、常にマンモスなどの猛獣に立ち向かっていったのではなく、ウマやバイソンなど中型動物に対して組織的に立ち向かい、シンボルや手形は何らか仲間との共認=祭祀での祈り、闘争行為の共有化のために使っていたのではないだろうか
必ずしも狩猟の対象や行為と、壁画とは一致している訳ではない。例えば、壁画には、ヒトが動物に立ち向かい槍が突き刺す絵や、傷を深く負う絵は見当たらず、動物は敵ではなく、同化や感謝の対象として捉えていたことが伺える。
研究者たちの間では、ここまで芸術的描写にこだわった原始人について謎とされていますが、実現論1_6_02にあるように
>人類は直面する現実対象=自分たちを遥かに超えた超越存在たる自然を畏れ敬い、現実対象=自然に対して自分たちの生存への期待を込め、自然が応望してくれる事を切実に願った。
これら、かなり完成度の高い壁画を描くことと=現実対象を捉える(同化課程)=仲間との共認=観念機能の発達は全く同じ過程で実現されたものだと捉えることができます。——————————————————————————————————-

List    投稿者 Hikaru | 2009-04-29 | Posted in 4)サルから人類へ…4 Comments » 

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コメント4件

 arinco | 2009.07.01 12:41

記憶回路とか認知回路とかってどういう仕組みなんでしょうかね?
気になります。

 匿名 | 2009.07.02 22:51

「相手のサルも怯えている→自分と同じ」という発見、つまり「同一視」が共感回路の原型を作ったのではないか、とも言われていますね。ミラーニューロンが関連していると言われていますが、脳の機能を要素還元的に見ていくのはなかなか厄介そうです。

 hayabusa | 2009.07.10 21:02

お話のなかで気になった箇所があります。
「この組み直しを行ったのが、大脳新皮質の認知回路だと思います。」というところ。
もしそうだとするなら、共感回路を獲得する猿は、その以前から大脳新皮質をもっていたことになります。
確かに、大脳新皮質をもつのは霊長類だけと言われていますが、だとすると、大脳新皮質を発達させる必要性はどこにあったのでしょう?
(僕は共感回路の発達が大脳新皮質の発達を促したと思っていました)

 匿名 | 2009.07.10 21:08

「大脳辺縁系」は、「古皮質・旧皮質」といったほうがわかりやすいかな?

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