2022-07-16

脳の進化史(1)脳って何?

新たなシリーズとして脳の進化史を扱っていきます。
右脳・左脳など興味を持つ方も多く、単に脳と言うと哺乳類の脳を思い浮かべる人が多いと思いますが、ここでは広義に行動するための判断機能を有するものとして、人類の脳に至る過程を遡って追求したいと思います。

画像はこちらよりお借りしました。

また、近年では、グリア細胞はたった一つの細胞で神経の生存環境の維持から神経伝達・脳血流の制御まで行うことができる、驚くほど多機能な細胞であるなどの解明が進んでおり、ニューロンに変わる脳の黒幕である可能性が高くなるなど、解明段階で未知領域が多くありますが、分かっている事実をベースに、現時点で整合性の高い仮説までたどり着きたいと思います。

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追求しながら適宜、テーマを設定してしますが、まずは単細胞に遡って、以下のテーマで追求を進め、人類の思考の起源を探っていきます。

◆膜の判断機能
・単細胞にも判断機能はあり、膜は毒と栄養(必要物と毒)を膜で識別している。その際の伝達方法。
・多細胞化した場合の伝達方法(新しい機能)。

◆神経節の登場
・神経網がある程度発達すると神経細胞が集結し、神経節を作り出す。外識を集約し内識と突き合わせて、判断し、各細胞に指令するためである。これは現在でも内分泌腺(副腎皮質)、甲状腺などの内分泌系に残っている。

◆脊柱の登場
・ホヤ(脊索動物)の段階で脊椎が作られるが、その経緯は?

◆脊椎の登場・進化
・脊椎の先端部にさらに塗り重ねる形で、延髄などが形成される。脊椎の登場とその進化を掴む。

◆大脳新皮質の登場
・哺乳類になると、両生類までの脳に加えて、大脳新皮質を新たに形成しました。発生経緯を抑えながらその役割を掴む
・哺乳類と原オラウータン(類人猿)の違い

◆人類の脳の進化
・類人猿との違い
・脳内の細胞から人類の思考の原点を探る

List    投稿者 m-yoriya | 2022-07-16 | Posted in ④脳と適応No Comments » 

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