2022-03-22

【番外編】生体エネルギーとは何か① ~「性のエネルギー」と「自然エネルギー」~

これまで「人類の祖先はオランウータンではないか?」という仮説から、オランウータンの「性」や「知能進化」について追求し、人類との共通点等を掘り下げてきました。

その中で、どうしてもスッキリしない謎だったのが「オランウータンはどのようにして飢餓状態を乗り越えたか?」です。

 

これまでの追求では、他のサルとは異なり際立って性収束の強いオランウータンの特徴から「性充足(密着充足)によってなんらかのエネルギーを得ていたのではないか?」という仮説を出しましたが、果たして性充足だけで説明がつくのか?疑問が残ります。

 

そこで、今回から「生体エネルギーの謎」に迫っていきます。

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■生体エネルギーは栄養物からしか得られないのか?

まず、追求の前提として固定したいのは、エネルギーは栄養物からしか得られないという固定観念を脱することです。

【番外編】「エネルギーは栄養物からしか得られない」のは本当?

大人一人が必要とするカロリーは一日当たり2500kcalと言われています。

しかし実際は6℃の気温で体温を36℃に保とうとすると、一日約6万kcalという桁違いのエネルギーを必要とするのです。このエネルギーを我々は一体どこから得ているのでしょうか?

以上の観点からも近代栄養学では全く説明ができないのです。

「エネルギーは栄養物からしか得られない」という近代栄養学の考え方の方がむしろ事実に反しているのではないでしょうか?

 

実際、世の中には「不食の人」が存在するように、栄養物以外からなんらかの生体エネルギーを作り出せることは事実だと考えられます。

画像はこちらからお借りしました。

では、どんなエネルギーが存在するのでしょうか?

 

例えば、、、「性のエネルギー」

「性(性行為)はエネルギーを消費するもの」というイメージがあるかと思いますが、もし性がエネルギーを消費するものであれば、オランウータンが飢えの渦中で性収束するはずがありません。エネルギーを生み出す何かがあるはずです。

親和充足がエネルギーを母子相互に与えるのは事実であり、それが性収束に向かう土台となったことは想像できます。しかし、飢えを凌ぐためには「エネルギーを増幅させる」必要があり、相互に与え合うだけの性エネルギーだけでは飢えを凌ぐほどのエネルギーにはならない。次元を画する感じがします。

 

別の視点として、、、「自然エネルギー」

画像はこちらからお借りしました。

 

一つ考えられるのは「自然(樹木)との一体化」。しかし、力学的エネルギーに留まっています。

ただし、太極拳や合気道などは、相手の力学的エネルギーのみならず、空気投げや波動など大気や相手から力学的エネルギーを得ているとしか思えないような例があります。例えば、太極拳のマークは陰と陽の相互エネルギー交換を示しており、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から陰と陽の2つのカテゴリに分類する思想です。陰と陽は互いに対立する属性を持った2つの気であり、万物の生成消滅といった変化はこの二気によって起こるとされます。

陰と陽を示すマーク

 

もう一つのカギは、モグラは自分の体重と同じだけの食料を一日で食べなければならない。これは、おそらく太陽光のエネルギーがほとんど利用できないからと考えられます。従って、太陽エネルギーが利用されているのではないかとう仮説が立ちます。

画像はこちらからお借りしました。

 

例えばこんな仮説【光合成は植物だけの特権ではない?人も太陽光を利用することができるという事実】

〇メラニンは本当に悪役?実はメラニンが光合成のカギを握っていた
人が太陽光を利用して体内でエネルギーに変化させるシステムについては、海外では複数の論文も発表されており、少しずつ情報が広まってきているように思いますが、まだまだ日本国内では浸透していません。

また、国内では夏になるとメラニンが悪役として挙げられ、どのようにすれば日焼けを防ぐことができるのか、ということに話題の焦点が絞られることも多いものです。
しかし、実はそのメラニン自体が電磁波を有益なエネルギーに変換する機能を持っているという事実は、意外と知られていないのではないでしょうか。

メラニンは、「太陽光から生化学的エネルギーを作り出す」機能を持ち、私たちの体にとって非常にプラスな働きを持っています。
具体的には、太陽光の波長を受けて体内の水分を電気分解し「水素と電子」を生み出す機能を持っています。

(後略)

 

生体エネルギーについては、この他にもたくさんの未明課題があり、様々な仮説が存在していますが、近代栄養学の不整合からも分かる通り、栄養物以外でエネルギーを生成している可能性は非常に高い。そして、これらの追求は「現代人の活力源」になり得るヒントにつながるかもしれません。

次回も生体エネルギーについて追求していきます。

List    投稿者 t-kenta | 2022-03-22 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 

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