2020-10-22

【実現塾】人工物質による動物のメス化と人類の精子1/4に激減・・・なぜ止められないのか?思考停止の原因構造

メス化する自然2018年に調査した、精子数の激減の内容は以下の通り。

このままだと、人類は子を産めなくなり絶滅する。これほど重要な問題が、社会問題として大きく取り上げられることもなく、無意味なニュースばかりながすマスコミ。その背後で、精子減少はどんどん進行している。

それに対して、何の実害もなく、科学的にも極めて幼稚な理論である『二酸化炭素による地球温暖化仮説』に基づく規制は法制化され、私たちの行動を制限している。

なんでこんなことになるのか?

 

 

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☆人工物質による動物のメス化と人類の精子1/4に激減

●メス化する動物たち

☆1980年代後半~1990年代に、世界各地の動物のメス化が相次いで報告された。様々な人工物質(環境ホルモン)が、動物の体内で女性ホルモン「エストロゲン」と同じ働きをするため。

《事例》

1.米フロリダ州アポプカ湖のワニの雄の生殖器の大半が正常の1/4~1/2に縮小。精巣も異常でメス化。同湖のカメも25%はメス化し卵巣と精巣を併せ持ち、発達異常で正常な卵子(らんし)も精子もつくれなかった。原因は、農薬工場から流れ込んだDDTなどの環境ホルモン様物質によるもの。2.イギリスで雄雌同体化したコイが汚水処理施設の下流で大量発見。原因は、汚水施設を通じて流れ込んだ、避妊薬に含まれる合成女性ホルモンによるもの。

3.イギリスのエアー川のニジマスの精巣の縮小。原因は、界面活性剤(ざい)のノニルフェノ-ルエトキシドによるもの。

4.米フロリダの紙パルプ工場の下流で、カダヤシという魚のメスがオス化。

5.日本でも、多摩(たま)川でメス化したコイや、オス化した巻(ま)き貝(がい)等々。

6.オランダでは1950年から25年間で、特定地域のゼニガタアザラシの数が3000頭→500頭へ激減。カナダのケベツク州ではシロイルカが数十年で、1/10の500頭まで減少(1995年報告)。原因は、体内から高レベルで検出されたPCBによるもの。

7.2010年 米UCLAの研究論文は「除草剤アトラジンがカエルをメス化し、世界的な両生類の個体数減少の原因となっている可能性がある」と警告。

●人類の精子1/4に激減

☆原因は、女性ホルモン「エストロゲン」と同じ働きをする環境ホルモンによるもの。プラスチックの原材料、殺虫剤、防腐剤、食品添加物などに含まれる。

《事例》

1.1992年 デンマークの学者が世界21ヶ国、約1万5000人の精子を調査。精子数が1940年1億2000万匹→1990年6000万匹に半減→2015年3000万匹と1/4に激減すると発表。

2.1998年 帝京大学が体育会男子の精子を調査。34人中33人(97%)が世界保健機構WHOの妊娠可能レベル2000万匹を下回ると報告。

3.大阪の不妊治療IVFクリニックが、19~24歳の健康な男性60人中57人(95%)が不妊症レベルと報告。

4.2017年 米・イスラエルの共同研究。北米・欧・豪の男性精子数が1973年→2011年に40%に激減、2039年には精子数ゼロと警告。

☆60年も前から、精子異常を起こす人工物質の問題は、書籍で発信されベストセラーになっていた。

まず人工物質も含めた環境問題がどのように取り上げられてきたのかの歴史を見てみよう。

 『沈黙の春』1962年レイチェル・カーソン

アメリカで、DDTを始めとする農薬などの化学物質の危険性を訴え、農薬の残留性や生物濃縮がもたらす生態系への影響を公にし、社会的に大きな影響を与えた書籍。

『奪われし未来』1996年シーアコルボーン他

野生生物の減少をもたらした最大の原因の外因性内分泌かく乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)が後発的な生殖機能障害をもたらしたという仮説を提唱。それは、人にも男子の精子数の減少など生殖機能障害を引き起こしていること言及した。

『メス化する自然』1998デボラ・キャドバリー

日常的に接しているありふれた化学物質の多くが環境ホルモンとして疑われ始め、生体に偽のホルモンとして作用するものは、わかっているだけで70種類。すでに世界には8万種類を超える合成化学物質が氾濫していることに言及。

このように、人工物質による精子減少問題は今に始まった問題ではない。1960年代から、人工物質の危険性は指摘されており、すでにそこから60年ほど経過した。その実態は1950年頃から始まっているので、実質70年前から続く現象と考えられる。そして、精子激減が続けば人口減少を加速し、人類滅亡にまで繋がるような大問題だが、一向に改善していく兆しは見えない。

☆二酸化炭素による地球温暖化問題は法制度を伴い強制的に人間の活動を制限している。

しかしながら、その一方で社会的な強制力を伴う制度で、活動を制限される環境問題もある。その一つが人間の活動によって排出される二酸化炭素により気温が上昇するという『地球温暖化仮説』である。しかしこれは、地球の上空という狭い範囲しか観測対象にしていない、科学的には極めて幼稚で矛盾だらけの仮説だ。

現在では、太陽や宇宙空間まで観測対象にいれた論理で、かなりの精度で気温が上下する原理が解っている。それは、

『太陽系のさまざまな場所(惑星や空間)で、温度が上がっている?~宇宙の構造を明らかにすることが地球環境の問題を突破する唯一の方法~』

『地球の気象は、宇宙エネルギーの周期変化で決まっている』

『地球温暖化>CO2削減>電気自動車は、最大のペテン』

に記載されている。それを簡単に解説すると、太陽から宇宙空間を移動してきた素粒子が大気圏に入ると、それが核になり、CO2よりはるかに地球の温度の変動を創り出す『雲=水蒸気』が発生する。そして、素粒子の到達量は太陽の黒点周期に連動しているため、雲の発生量も増減し、その影響で地球の気温が上下するというものである。

この理論は観測結果と一致している。ところが、二酸化炭素による温暖化仮説のシミュレーションでは、なんと温室効果が最も高い『水蒸気=雲』は考慮していない。このあたりの詳細は他の投稿にゆだねるが、今では地球温暖化詐欺と揶揄されるほど、いい加減な理論なのである。

☆御用学者とマスコミが垂れ流すウソと、それを疑いもせず信じる人々。

この2つの環境問題はどういう構造をしているのだろうか?まず、人工物質による精子激減問題は現実の危機が迫っており、いま、対策を打っても被害は避けられない状況にあるが、小手先の規制はできたものの60年間も放置されているままである。

他方、二酸化炭素による地球温暖化問題は、1980年の半ばに、当時殆ど研究されてはなく、研究者すらほとんどいない中で、1PCCという国連の下部機関が出来た。これには金貸しが資金を出している。その後、当時ソビエトの崩壊で冷戦がなくなり、職を失った大量の原子力関係(兵器)の学者を、御用学者として雇った。

そしてIPCCは、二酸化炭素による温暖化仮説に都合のよい論理だけを採用しマスコミを通じて垂れ流し、それ以外の論理(正しい論理は)はひたすら否定してきた。

その理由は、企業側にとっては、それにより製品生産(旧機種を新機種に変える需要がでて、補助金まで出してもらえる)は大幅に上がること、及び、温暖化に関わる金融取引制度(排出権取引)で儲かるからであり、どちらも最終的には金貸しの利益になる。

もしCO2(これが原因ではないが)を減らすことが目的なら、製品を長く使う方向へ誘導すればよい。そうすると、生産過程も含めたCO2発生を削減できる。まだ使える製品の新機種への交換は、CO2を増やすだけであるという単純な事実すら捨象されているのである。

このように、

人類の滅亡に向うような、重大な精子半減問題は、60年もの間、大きくマスコミにも取り上げられなかったので、一般大衆は大して意識せずにいる。他方、殆ど科学的根拠がなく、少し考えれば小学生でも気づくような、二酸化炭素による地球温暖化仮説は、御用学者とマスコミが垂れ流すウソと、それらが学校教育にまで採用されることで、それを疑いもせず信じる=思考停止が全世界に広まったということになる。

1990年にはIPCCの第一次報告書が発表されているので、1980年頃から約10年で、世界中の人々がマスコミ・学校を通じて染脳され、それが今でも続いているということになる。

☆人工物質が原因だと分かっているのに止められないのは何で?   

これほど重大な精子激減問題を前にすると『どうやったら止められるのか?なんで人間はこうやってきたのか?』という追求に入り、実践行動に繋げていくのが、真っ当な人間の感覚だが、そうならないのは何故なのか?

それは、便利であるとか楽だから等のように、人類全般や社会のことより、自分の利益を優先しているからである。

そこで消費者は、マスコミに煽られて、問題があっても買い続けるし、生産者は、自分の収入のために、問題がある製品でも会社の命令通り作り続け、それ以上追求しようとはしない。これは、自分第一⇒目先利益優先という構造であり、このこと自体が自然の摂理に反している。

その原因は、市場拡大が絶対であり、そのためには、ひたすら作るだけで、そのあとのことは全く考えていないことにある。

その事例は、原発・人工物質による大気、水質汚染・プラスチックによる精子激減など数えればきりがない。つまり、思考停止していて、そのあとどういう問題がおきるのか?現代おきている問題はどのくらい影響が大きいきいのか?などを全く考えられない状態にあるということである。

☆思考停止の原因構造

このように、金貸し⇒学者⇒マスコミに踊らされるだけで、自分の頭で考えることが出来なくなった(=思考停止)のは何故なのか?その原因は中世にさかのぼる。中世の武力支配の時代は、被支配者=奴隷は、私権(地位等)を分かれもらうために、社会課題は自分には関係ないと捨象した。ここで頭を使っているのは支配者だけである。

次に、市場時代にはいり、武力に変わり資力が制覇力になり、商人の私権拡大の道が開かれ商人は頭を使って考えた。現在の企業家は、当時の商人のように現実を前に、まだ頭を使っていたが、サラリーマンは近代思想で思考停止している。

それは、サラリーマンは賃金奴隷であり、武力支配の時代の奴隷と同じ思考構造をしており『自分のこと以外は関係ない』と思い込んでいるからである。これは、中世から近代への思考停止の塗り重ねといえる。

それに加え、現代の市場社会の支配者である金貸しは、学校・マスコミを国民を無能化=思考停止させる目的で作った。そこでは、時代遅れで役に立たない近代思想と誤った近代科学を、強制的に詰め込んでいく。そして、点数だけですべてを判断するので、生徒は何も考えず点数がとれるように暗記していく。

そうしているうちに、子供は意欲と追求心と封鎖していった。その結果、『自分のこと以外は関係ない』。自分の頭で考えることが出来ず、学者やマスコミが垂れ流す情報を鵜呑みにする思考停止人間が大量に生産された。

それらの思考停止した人間が、マスコミの発信通りに、本当は極めて危険な人工物質による精子激減問題を捨象し、どうでもよい、二酸化炭素による地球温暖化問題を重要視するようになり、金貸しの意図通りになっているのである。

そしてこれらを通じて言えることは、真っ当な人類集団の原型である共同体では、自らの集団は自ら作っていくことが当たりまえで、集団や社会のことは自分には関係ないという現代の感覚は異常なものだったということ。

このような感覚を、取り戻すためにも、自然の摂理にのっとった集団や社会の追求や、自然の摂理にのっとった近代科学に変わる本物の科学の追求が、今求められている。

List    投稿者 sinsin | 2020-10-22 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

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