2014-09-16

健康・医療分野における微生物の可能性を追求する 05 有用微生物製品の人体への効果

前回までは、ユーグレナ(リンク)や、皮膚常在菌( リンク )、乳酸菌(リンク)について紹介しましたm051.gifシリーズ第5回目の今回は、有用微生物を活用した製品(健康食品と化粧水)の人体への効果について紹介しますm027.gif

第1回の記事(リンク)で記載したように、「食品ラボ」と「肌ラボ」の2チームを作り、市販されている有用微生物を活用した健康食品・化粧水を実際に使用し、検証を行いました。

<食品ラボ>

images

 

 

 

 

1.試験者2名(A,B)がビフィズス菌を使った健康食品(ビフィーナ)を約1ヶ月間試食し、試食前後に血液検査を行い、血中成分の変化を測りました。

 にほんブログ村 科学ブログへ

ビフィーナ:森下仁丹株式会社が製造している乳酸菌健康食品で、腸に大変良いとされてるビフィズス菌を50億個、乳酸菌を10億個と豊富に含んだ人気の商品です。ビフィーナSに含まれているビフィズス菌は森下仁丹株式会社が独自に開発したカプセル技術で、胃酸にさらされた状態でもしっかりとビフィズス菌を生きた状態のまま腸にまで届けてくれます。こうして腸にまで生きた状態で届いたビフィズス菌は、便秘や下痢の改善・予防に効果を発揮、免疫力を高めて腸の状態を良好に保つ働きをします。(リンク より引用)

00850_banner1

 

 

 

 

 

 

 
画像はこちらからお借りしました。

2.試験者1名(C)がミドリムシを使った健康食品(ユーグレナプラス)をA班と同様に、約1ヶ月試食し、血中成分の変化を計りました。

ユーグレナプラス:今話題となっているユーグレナを手軽に摂取できるように、カプセル状にしたサプリメント。ユーグレナに含まれる59種類の栄養素はもちろん、有胞子性乳酸菌とビール酵母までふくまれている。ユーグレナには、植物に含まれる「細胞壁」がないため、高い消化率で栄養素を効率よく摂ることができる。(リンク

1002030000

 

 

 

 

 

 
画像は、こちらからお借りしました。

■食品ラボ評価・結果

A.(ビフィーナ)
味・食べ易さ・見た目:少し酸味を感じるが、甘くて飲みやすい。
食べてみての実感:普段から腹痛をよく発症していたが、ほとんどなくなり、お便りも快調
となった。(※当シリーズでは、便のことをお便りと呼びます。)
血液データの変化:特に変化なし。

B.(ビフィーナ)
味・食べ易さ・見た目:水で流しんだ後に、少し味が残るが甘味なので不快感はゼロ。
食べてみての実感:夜寝る前に飲むようにしていたが、次の日の朝のお便りの調子が良い。
よく立ちくらみをしていたが、飲み始めてからは無くなった。
血液データの変化:コレステロール値が下がった。(ビフィーナ以外に食事制限等はしていない)

C.(ユーグレナプラス)
味・食べ易さ・見た目:独特の苦味がある。カプセルタイプなので、飲み込めば問題は無い。
食べてみての実感:ユーグレナを飲まなくなって初めて、お便りが快調だったことに気づく。
飲んでいた時は一定の硬さと頻度でお便りが続いていて、波が無く常に良い状態。
飲まなくなるとそこまで悪くは無いがやはり浮き沈みを感じる。特に緩くなったように感じる。
血液データの変化:(一番の変化はコレステロール値の減少。数年以来増え続けているコレステロール値がここに来て減少。

■食品ラボ総評

食品としての食べ易さは、圧倒的にビフィーナの方が食べ易かった。ユーグレナ製品には、独特の苦味があるため苦味に強い人、我慢できる人でないと続かないのではないか。(我慢してまで飲むのが、果たして健康にいいと言えるのか…)実感から見ると、ビフィーナ、ユーグレナプラス、共に効果が出ているといえる。特にお便りに関しては、試食開始後すぐに効果が出ているので、即効性があって良い。それぞれ不調だった面に改善が見られる。血液検査に関しては、両製品共コレステロール値が下がったとは言え、約10~20の範囲でしかないので、本当にそれぞれの製品の効果かどうかは不明瞭。1ヶ月のみの使用では、血中成分にまで顕著に変化は現れないと言えそうm004.gif
が、とにかく腸内環境を改善したい人にはお勧めできる商品である。
特にビフィーナは、腹痛や便秘解消に効果があるといえるm051.gif
ユーグレナプラスは、腸内の水分をユーグレナ自身が吸収するので、お腹の緩い人にお勧めm051.gif

 

<肌ラボ>

試験者2名(D,E)によって、微生物化粧品(BCAD)を毎日試用し、一般化粧品・微生物化粧品それぞれの肌の変化を、肌拡大カメラによって記録していきます。D試験者は、特に肌の状態が悪く、肌が白く変色している肘部分、E試験者は肌がひび割れを起こしており、非常に状態が悪い踵部分で、試験を行った。(いずれも男性30代後半)

●ユーグレナ化粧水「B.C.A.D」:
120ml 5500円
スキンケアシリーズ「B.C.A.D.(ビー・シー・エー・ディー)」は、ビタミンやミネラル、アミノ酸など生き物にとって必要な成分を豊富に持つ藻の一 種・ユーグレナから抽出したエキス「加水分解ユーグレナエキス(リジューナ)」をはじめとした多くの有用成分を配合することで、加齢によるお肌の衰えを多角的かつ効果的にケアする新しいスキンケアシリーズです。ヒトの肌表面は弱酸性で、深部に向かうほどアルカリ性に傾くことから、「ユーグレナ・コンプレックス」は肌表面ではカプセル形状を保ち、角層に浸透して一 定のアルカリ度になるとカプセルが溶けて中の成分が放出される技術を用いることで、B.C.A.D.シリーズは内側から潤いとハリ、ツヤあふれるお肌へと 導きます。(リンク

bcad

 

 

写真はこちらからお借りしました。

●ちふれ化粧水「トロリと濃厚 吸いつくもっちり肌 とてもしっとり」:
180ml 560円
保湿成分が角質層にいきわたり、もっちり吸いつく肌をキープします。
2430

 

 

 

 

 

 

 

 
写真はこちらからお借りしました。

評価ポイントは以下の3点です。
1.見た目・臭い:肌に塗るものなので、見た目だけではなく臭いも重要です。
2.使ってみての実感:食品に同じく、実感で変化があったかどうかを記録します。
3.肌状況の変化:肌拡大カメラによって肌の状況変化を詳細に分析します。
beautecam-3

 

 

 

写真はこちらからお借りました。

■肌ラボ評価
●B.C.A.D
・見た目、臭い  :透明でしっかりしたとろみあり。柑橘系の良い臭いがする。
・使ってみての実感:とろみがしっかりしている分、より保湿効果を感じる。
●ちふれ
・見た目、臭い  :透明でサラサラ。強い臭いは殆どない。いかにも化粧水と言う感じ。
・使ってみての実感:保湿効果が高い感じで、確実に肌はしっとりする。

■肌ラボ結果① D被験者

D被験者右肘(ちふれ使用前)
ひだりひじ前
 

 

 

 
かなり白い変色やひび割れが確認できる

D被験者右肘(ちふれ使用後)
ひだりひじ後
 

 

 

 
白い変色は残るが、全般的には改善

D被験者左肘(B.C.A.D使用前)
Dひじ前
 

 

 

 
同じく変色とひび割れが確認できる

D被験者左肘(B.C.A.D使用後)
Dひじ後
 

 

 

 
変色は殆どなくなり、状態がかなり良くなった

■肌ラボ結果② E被験者

E被験者右踵(ちふれ使用前)
E右踵使用前
 

 

 

 
かなりの変色とひび割れが確認できる

E被験者右踵(ちふれ使用後)
E右踵使用後
 

 

 

 
変色、ひび割れ共大きく改善している

E被験者左踵(B.C.A.D使用前)
E左踵使用前
 

 

 

 
同じくかなりの変色とひび割れが確認できる

E被験者左踵(B.C.A.D使用後)
E左踵使用後
 

 

 

 
変色、ひび割れともまだ目立つが元に比較すると改善か

■肌ラボ総評

約1ヶ月間、両製品を使用し、iphone用の肌拡大カメラによって状況を記録。
肌が白く変していたA試験者の肘部分は、白い変色が確実に改善
特にB.C.A.Dを使用している方は、殆ど白い変色が無くなり、大きく状態が改善しているm051.gif
B試験者の踵部分も、劇的にひび割れが減り、状態は改善したが、A試験者と異なり、チフレを使用した方が状態が大きく改善しているように見受けられる。
A試験者とB試験者では、ちふれ化粧水とB.C.A.D化粧水の効果の表れ方に差があり、どちらの方が効果があるのか、はっきりとした実験結果が出なかったm004.gif
A試験者、B試験者とも、右と左の肌の状態に元々差があったので、元の肌の状態や使用条件等で、効果が違って出たのではないかと思われる。また、カメラの性質上、寸分違わぬ場所での撮影が難しいため、撮影場所で差が出たことも考えられる。いずれにしても、化粧水を使用することによる保湿効果によって、相当に状態の悪い肌でも、症状が改善することが実感的にも感じられたが、微生物の効果はあまりはっきり感じられなかったicon_cry.gif
もう少し長期間、使用を続けると効果の差が確認できたかもしれない。
一方で、A試験者の身内の女性(60代)がB.C.A.Dを(短期間ながら)顔のしわ部分に使用した結果、若干ながら目尻のしわが減った(本人の報告)とのことで、ユーグレナ化粧水にはエイジングケア効果が確かにあると思われるm033.gif

■これから

市販されている商品の検証は今回で一旦終了とし、今後は自家製の醗酵食品をつくり、健康への効果の検証をしていきます。お楽しみにm051.gif

List    投稿者 seibutusi | 2014-09-16 | Posted in ⑩微生物の世界No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seibutsushi.net/blog/2014/09/2700.html/trackback


Comment



Comment


*