健康・医療分野における微生物の可能性を追求する prologue
みなさん、こんにちは。
今回から、新シリーズとして「健康・医療分野における微生物の可能性を追求する」シリーズを、週一回のペースでお送りする予定です。
この「生物史から自然の摂理を読み解く」ブログにおいても、様々な有用微生物の紹介がなされていますが、本シリーズでは特に健康・医療分野における有用微生物の活用に着目し、その有用性を検証する上で実験等も行いながら追求を進めていきます。
ところで、微生物とは一体何でしょうか。
その名前の通り、肉眼ではその存在が判別できないほど微細な生物を意味する為、一部肉眼では捉えられないワムシなどの小型動物も含みますが、一般的には真正細菌・古細菌、真核生物である藻類・原生生物・菌類・粘菌等を指し、生物学的にはその殆どは単細胞生物に分類されます。
様々な研究開発において有用性が検討されている微生物は、殆どが単細胞生物ですので、微生物≒単細胞性生物と考えて差し支えないと言えるでしょう。
微生物の持つ様々な分解能力・浄化作用には驚かされるばかりで、既にこのブログでも紹介されているように、放射能や石油の除去などの環境浄化作用、乳酸菌発酵による農産物の生育、腸内細菌による免疫活性化など、まるで「万能」とも言える様々な能力が見いだされています。
実際、21世紀は微生物療法・微生物浄化の時代とまで言われ、医療・健康分野を始め様々な有用性細菌の研究、事業化の取り組みがなされています。
ヤクルトやヨーグルトなど、古くから微生物の能力を活かして商品開発された健康食品はありましたが、21世紀に入ってから、急速に微生物に関する研究開発が進み、驚くほどたくさんの健康食品や化粧品などが存在します。
一方で、それらの効果については、イマイチわかりにくいと言うのが正直なところで、実際に有用微生物の健康効果はどの程度のものなのか、評価が曖昧です。
そこで、本シリーズでは、実際に開発・販売されている有用微生物を活用した健康食品等を紹介しながら、それらの商品を実際に使用し、血液検査などの数値化されたデータを分析することで、どこまで効果が現れるかの実験をしてみたいと思います。
最終的には、数々の微生物商品を実験データを元に評価し、推奨商品を紹介するサイトを運営することまで視野に入れて実験を進めていきます。
現在、考えている実験テーマは以下の2種類です。
<食品ラボ>
3名の試験者によって、微生物食品を1ヶ月間試食し、2週間度に血液検査を行い、血液データの変化を記録していきます。
評価ポイントは以下の3点です。
1.味・食べやすさ・見た目:食品ですから味と見た目がやはり重要です。
2.食べてみての実感 :まずは実感で、変化があったかどうかを記録します。
3.血液データの変化 :血液検査によって血液データを詳細に分析します。
血液検査表
<肌ラボ>
2名の試験者によって、微生物化粧品を毎日試用し、一般化粧品・微生物化粧品・何も使用しない場合それぞれの肌の変化を、肌拡大カメラによって記録していきます。
評価ポイントは以下の3点です。
1.見た目・臭い :肌に塗るものなので、見た目だけではなく臭いも重要です。
2.使ってみての実感 :食品に同じく、実感で変化があったかどうかを記録します。
3.肌状況の変化 :肌拡大カメラによって肌の状況変化を詳細に分析します。
iphone用ズームカメラ
beautecam30倍ズームレンズ
以上の実験を本ブログで公開実験として進めていきますので楽しみにしていて下さい。
なお、公開実験以外にも、様々な有用微生物の可能性について追求していきますので、本シリーズをよろしくお願いします。
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