シリーズ「ひらめき」その1 ひらめきのプロセス
ひらめき
すばらしい考えなどが瞬間的に思い浮かぶこと。直感的な鋭さ。「天才的な―のある作品」
コトバンクより
今回から、シリーズ「ひらめき」をスタートします!
第一回目は、「ひらめきのプロセス」と題し、人はどのようなプロセスを経て “ひらめく” のか探っていきたいと思います。
■どのような瞬間に“ひらめく”のか
1.何も考えずぼーっとしているとき
2.お風呂に入っているとき
3.眠ろうと思ってベッドや布団に横になったとき
4.違うことを考えているとき
5.トイレに入っているとき
6.もうすぐ眠りに落ちそうなとき
7.散歩しているとき
8.ネットサーフィンしているとき
9.電車やバスに乗っているとき
10.TVを見ているとき
(アイデアがひらめいた瞬間ランキング)
何か特定の対象に集中している時ではなく、リラックスしている時にひらめくようです。
では、リラックスして、ひたすらぼーっとしていればひらめくのか、というとそれだけでは不十分。
■“ひらめく”ための問題意識
ひらめきは、ある特別な問題意識があるときに、それにアンテナの指向性をあわせているときにひっかかる。
ひらめきは、モヤモヤとした問題意識が前提となる。アルキメデスは、風呂に入っているときに浮力の原理をひらめいた。おそらくアルキメデスは、食事をしているときも、就寝しているときも、四六時中モヤモヤとしていたに違いない。ひらめきは、そのようなときに突如としておこる。
(原島 博 ホームページ 「ひらめき 2013.07.14-07.20」)より抜粋
■ひらめきまでのプロセス
リラックスすること、問題意識を持つことを含め、 “ひらめく” ためには、以下のプロセスを踏む必要があるようです。
・ある問題についての基本的な知識を持ち, 学習 (研究) しており、
・強い問題意識を持って、それ以前に長期間考えていた。
・リラックスした心理状態のときに、ちょっとした外的な事象がきっかけになった。 あるいは、夢の中できっかけを得た。
・それらのきっかけを自分の問題に適用して、明確な解決策にした。
(「発想」とは何だろう? 試行錯誤とひらめきと創造性)より抜粋
歴史に残るような “ひらめき” も、日常の些細な問題を解決するような “ひらめき” も、上記のようなプロセスを経た上で訪れます。
では、何故このようなプロセスで“ひらめき”は生まれるのか。またその時、脳では何が起こっているのか。今後は、この辺りを深く追求していきたいと思います。
次回は、歴史に名を残すような天才達の “ひらめき” エピソードを紹介したいと思います。
お楽しみに。
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