「放射線の内部被曝シリーズ」~まとめ~ 最終回(後編)
ひきつづき、「放射線と内部被曝シリーズ」の後編です!
後編は、内部被曝の影響からの対策までを追求してきました!
是非、ご覧下さい!
3.放射性物質が体内に取り込まれるまで
(シリーズ6)
(シリーズ7)
(シリーズ8)
ここでは、放射性物質による被曝による、癌の発生について追求しました。
放射性物質は、
食べ物(摂取)→腸(消化吸収)→血液(運搬)→体細胞(エネルギー)
という経路で体内=各細胞へ運ばれ吸収・被曝します。
腸から吸収した栄養・酸素は血液中の血漿に溶け込むことで全身に運ばれ、浸透圧の差を利用して、細胞へ吸収されます。そこで沈着した放射性物質が核種となり、周囲の細胞を破壊し、癌になる原因を作ります。
一方で、腸内環境の悪化による血液の汚れが癌の発生に影響があるという説もあります。
いずれにしても、外部から内部(細胞)へと物質を取り込む入り口となる腸が重要なようです。
腸には100兆個の腸内細菌が共生し、消化吸収を助けるだけでなく、腸管免疫系の手助けをするなど健康維持に重要な役割を担っています。腸内細菌が整っていない幼児の腸は未発達であり、取り込んだ物質を素直に吸収してしまうため、成人よりも注意・観察が必要です。(このことより、子供の被曝が危険視されています)
4.今後の対策は?
●放射性物質から身を守るには?
前述してきたような、放射性物質による被曝の影響から身を守るにはどうしたらいいのか?
現在、ネットを中心に微生物(乳酸菌)を利用した免疫機能の向上や放射性物質の除去効果が注目されています。
微生物(乳酸菌)をとることで整腸作用はもちろん、免疫力が上がったり、ガンの抑制、コレステロールの減少、肝機能の向上など、さまざまな効果が認められています。アレルギーやアトピーの改善や生活習慣病の予防にも有効だと言われています
①微生物による免疫機能の向上
ヒトの最大の免疫器官は腸管であり、「腸内細菌」の手助けなしでは「腸管免疫系」はつくられないほど深い関わりを持ちます。
そのような微生物による免疫機能の活性化は大きくふたつあります。
1)腸内環境を整え、免疫効果を高める。
腸内細菌は、善玉菌(有用菌)、悪玉菌(有害菌)、日和見菌(体が弱った際有害菌)の3種に大別され、有用菌と有害菌のどちらが上回るかにより健康が左右されます。乳酸菌や醗酵菌をはじめとした有用細菌は、腸内環境を改善する非常に大切な細菌です。乳酸菌などの善玉菌を増やすことは腸内バランスを改善し免疫機能を高まる効果が得られます。
2)腸管のパイエル板の活性化乳酸菌などの微生物は、腸管に隣接するパイエル板(リンパ管の集合体)を活性化させます。パイエル板には、インターロイキンなどのサイトカインを分泌させる機構が存在し、B細胞によるIgA抗体の生成を促します。
②放射性物質の除去
1)米のとぎ汁を利用した対策
米の一番とぎ汁をペットボトルに口切り詰めて室内常温で1週間寝かせると、乳酸菌など発酵菌が増えて酸っぱい水になります。この酸っぱい水を噴霧器で霧にして吸い込むと、翌日肺臓から放射性物質が痰=タンとなって出てくる。
2)複数の微生物を利用した対策
耐放射性細菌の微生物を利用して、低濃度放射性廃液のセシウムの分解・消失に成功した事例があります(複合発酵法)。好気性細菌、嫌気性細菌など複合細菌を培養し、細菌にとって最適な発酵状態を形成した後に、耐放射性細菌を発現・育成し、細菌を無限増殖させる方法です。
細菌の持つ浄化作用を極限まで高める方法であり、現在福島の土壌浄化の実験も行っているため実験結果の経過は今後要注目です。
(シリーズ9)
(シリーズ10)
5.まとめ
このシリーズを通し追求したことで、はっきりしたことは
・放射線による人体の影響への影響は、現代では未だ解明されていないことが多い
・上記に加え、世間一般で言われている癌の発生原因も現代の西洋医学は何も根拠を示せていない(対処療法でしかない)
という点です。まだまだ不十分ですね
だからと言って、何の手立てもなかったのではなく、ネットには実際に効果のある対処の仕方や、その根拠も示してくれている情報がたくさんありました
中でも、今回可能性のある突破方針として追求してきた、「腸」(ヒト)と「細菌」の関係については、昨今では注目されており、また根拠を示す研究も日々進んでいます。
「自然の摂理」に則り、「生物の進化史」よりあらゆる現象を360度の視点から俯瞰しながら、様々な諸説を柔軟に組み替えてきました。
まだまだ仮説の段階ではありますが、今後ともこの「学び」の姿勢を徹底し引き続き事実を探求し現実に役に立つ情報として発信していきたいと想います。
次回のシリーズからは、今回のシリーズでは追求不足だった点を改めて洗い出し、
「みんなが知りたい!原発と生物」
として再度仮説を塗り重ねていきます。具体的には、「酵素の役割」や、「放射性物質をエネルギーにする細菌」などの予定です☆
今後も、是非応援よろしくお願い致します 😀
※最後に、今回の追求で可能性として出てきた細菌による放射能汚染対策として、発酵菌を含む食品等の情報をいくつか紹介します☆
【お薦め!細菌情報☆ 身近に摂れる発酵食品は?】
・発酵食品を作ろう
・発酵食品 美味しく食べよう
・発酵食品ウィキペディア(ナタ・デ・ココ)
おまけ・・・海外の発酵食品は?
・インドネシアの伝統食品「テンペ」
・ザワークラウトの栄養と効果
思っていたより、色々あるものですね 🙄 糠漬けは日本人にも馴染み深く、かつては皆自宅で作っていたような身近な発酵食品です
改めて、先人達の知恵に学ぶ大切さも実感しますね。
ちなみに、スーパーで売っているものなどは、滅菌されていたりするので、なるべくお手製のものがお薦めです♪是非チャレンジしてみて下さい☆
長くなりましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
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