「反省だけならサルでも出来る」・・・はず・・・①
「反省だけならサルにも出来る」
2日酔いのサルがうな垂れる映像シーンに乗って、そんな胃腸薬のCMが昔流行ましたね。
でも、本当にサルは反省できるのでしょうか?
いつも応援ありがとうございます 😀
実は出来ます
まず、その根拠を。
まず反省について具体的に定義しておきましょう。
反省とは、ある行動についてマイナスの結果=失敗に直面し、そのマイナス記憶を記憶回路から引き出し(思い出し)、次回の類似局面で行動を組み替えなおすことを指します。
まず動物から。
確かに動物は本能に行動様式をプログラムされています。
しかし、動物達は外部情報をより精緻に獲得するために聴覚、視覚等を発達させてきました。
そして、その膨大な情報を処理するために、著しく大脳機能を発達させたわけです。
ここで膨大な情報を処理するとは、正確に言うと、様々な情報をつき合わせ統合することを意味します。
もちろん、これらの感覚機能の発達は状況を正確に捉えるためですが、状況を正確に捉えるということは、言葉を変えれば、より情報の微細な差異を判別できるということであって、情報の微細な差異に伴って、行動を組み替えていくことを意味するのです。
つまり大脳の発達が本質的に意味するものは、
状況の微細な変化に応じて、行動をすばやく組み替える=認識を再統合する
それを可能にしたということなのです。
即ち、動物=高等哺乳類は
認識を組み替えられる=「反省できる」
のです
次回はサルの反省について。
お楽しみに~。
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コメント2件
blogger0 | 2009.07.11 20:09
mizuさん、コメントありがとうございます。
サルとはいっても、原猿と真猿ではまったく違うことに驚きますね。それだけ飛躍的な進化を遂げているということだと思います。
人間の場合、子孫を残すという意味での交尾は、二義的と言ってもいいくらいで、雌を含め交尾自体が目的化しています。それだけの必要性というか、意味があったからだと思います。
サルの発情期がそんなに限られているものだと知りませんでした。
それ以前にサルに発情期ってあったんですね(笑)
人間についてですが、避妊ということを考えても、生殖の為だけではなさそうですね。