2010-01-01

あけましておめでとうございます!

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新年明けましておめでとうございます
     
当ブログのこの1年を振り返ると、類グループ主催の「なんでや劇場:生物史シリーズ」のお力を借りながらの生命起源仮説(=中心小体原基から生物は誕生した)に始まり、「生物史に馴染んでもらおうシリーズ」(
、さらには、ネオダーウィニズムvs創造論の不毛な議論とは一線を画す新仮説「収束と統合」(まとめ)で幕を閉じる展開となりました
   
一方で社会状況に目を転じると、日本では60年も続いてきた自民党一党支配が終焉するというセンセーショナルな出来事がありました。これは、この20年を席巻してきた従米路線(≒グローバリズムという売国路線)から転じる兆しを感じさせるちょっと嬉しい出来事でした。
しかし国際社会全体には、一昨年の金融危機以来の暗雲は相変わらず立ち込めており、ドルや米債の大暴落が起こりそうで起きないという不気味な静けさに包まれた1年でもありました。
     
     
・今私たちを取り巻いている多くの社会閉塞とは、文明時代3000年間の過ちが一瞬にして噴出してきた事態ではないのか?
     
     
・いったい人類はどこで道を踏み誤ったのか?

    
    
あらためてそんな思いが脳裏をよぎります。
「生物史を紐解くことで新たな社会を導くための羅針盤が発掘できないか?」という当ブログのもともとの主旨が試されるのもこれからの1年間かもしれません。
だとすれば、今年の当ブログでは、生物史と人類史を繋ぐような内容をもっと増やすことが重要ではないかと考えています。
そこでその手始めとして、今年は「神経回路と認識機能」あるいは「性システムと雌雄分化」などの、現代も人類社会の基底部に位置する問題に迫る記事をアップして行きます
  
     
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List    投稿者 staff | 2010-01-01 | Posted in ①進化・適応の原理6 Comments » 

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コメント6件

 スラッカー | 2010.08.26 23:00

槍ではなく弓がエポックメイキングなのですね
という事は槍程度ではまだ「他者」に勝てないと・・・
本当に人間は体一丁だと葦程度のバトルパワーしかないんですね
それでも何百万年も生き延びてきたというのは逆に凄いことですね

 kawait | 2010.08.27 16:32

スラッカーさん
するどい視点に気付かれましたね!
石斧や槍の発明は、弓矢よりもはるか以前に遡る事が出来ますが、果たしてそれらの武器で俊敏な猛獣と闘うことは可能だろうか?
槍は一度投げたら終い=「なげやり」
という言葉からも解るように、手に持つだけの道具では闘うことは不可能であり、もっぱら、防衛or加工の為の道具であったのだと想定されます。
それに比べると、飛び道具である弓矢の発明はどれだけ画期的な発明であったことか。
今後の更なる追求に、ご期待下さい。

 とも | 2010.08.28 23:12

>>それ以上に驚くのは、100万年の歳月でたった1つしか化石が発見されない、というこの線の細さ。それほど、人類の進化の道は険しく過酷で、かつ奇跡的なものであった事を物語っています。
その過程の中で祖先が選び取ってきた可能性とは何だったのか、きっとその先に現在から先に繋がっていく流れもあるような気がしますね♪

 kawait | 2010.08.30 13:07

ともさん
仰る通り、「可能性」の選択という視点はとても重要ですね。闇雲に試すだけでは当然上手く行きませんから、やはり何らかの仮説の構造的な組み立ての元で、その都度の方針をきちんと共認していたのだろう、と想っています。
当時の状況をイメージ・同化しながら、彼らの思考に触れてみたいものです。

 クワガタ | 2010.08.30 19:21

動物化石についた傷は、人工的なものか、自然現象によるものなのかの判断は、どのようにして行われるのでしょうか。

 kawait | 2010.09.01 13:27

クワガタさん
化石の傷の部分については、電子顕微鏡による拡大調査と、傷跡部分に残っていた粉末の成分分析によって、石片がこびり付いていた事から、石器によるものだろうと推定しているようです。
人類の化石が発掘された場所と同じ場所であった事も、そのような推定を裏付ける根拠となっているのでしょう。

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