2013-11-14

【現代医学の「定説」を基盤から覆す!!千島学説】-2.第一原理 赤血球分化説~赤血球は凡ての細胞の母体~

%E8%B5%A4%E8%A1%80%E7%90%83.jpg
画像はこちらからお借りしました
前回のプロローグでは、現代の医学医療は科学の進歩の反面、ガンを始め手に負えない難病、奇病、文明病が益々増加するという矛盾に陥っていますが、その突破口として『千島学説』の概要を紹介しました。
 
今回から、その『千島学説』の中身に迫りたいと思います。
まずは八大原理の内、第一原理を既成の学説と比較しながらすすめていきたいと思います。
千島学説の第一原理「赤血球分化説」では、【赤血球は凡ての細胞の母体】と説いています。
 
以下、詳しく見ていきます。ぽちッと応援よろしくお願いします

 にほんブログ村 科学ブログへ


●●●「赤血球分化説」とその根拠
 
●血液学の整理
 
 最初に、赤血球分化説に入る前に血液の基本的な特徴を見て行きます。
 

血液は血管内を循環する液体で、その成分は次のようである。
 
clip_image001.gif
 血清・・・血しょう中から線維素原(フィブリノーゲン)を除去したもの。
      水分90%で、アルブミン、グロブリンの他諸タンパクも含む。
 ヘマトクリット値・・・男性 40~50%、女性 35~45%

 
clip_image002.gif
血液の全量は体重の約7%~8%で、血液全量の1/2を失うと生命の危険がある。
また、1/3の失血で急激な血圧降下が現れるが、1/4の失血なら生命の危険はない。

 
 血液が赤いのは赤血球中にある血色素(ヘモグロビン)のためで、動脈血は鮮紅色、静脈血は暗赤色である。この色の違いは前者には酸化ヘモグロビンが多く、後者には還元ヘモグロビンが多いためである。
 
 血液の水素イオン濃度は健康体ではPH約7.4(弱アルカリ性)程度である。
 
 赤血球の作用は全身の組織に酸素と栄養分を補給し、組織からは炭酸ガスや老廃物を運び去る働きをする。

 
 以上記した血液学については、千島氏も異論を唱えていません。
 
●赤血球に関する既成説と千島学説の相違点比較
 
では、既成学説と千島学説の相違点を下表で比較しながら見ていきましょう。
 
hikaku.JPG
 
<既成学説と千島学説の比較表>
 
 上表の様に定説とされる既成学説と千島学説はことごとく違うことが見て取れます。
特に、既成学説では、「赤血球や白血球は作られたら変らず、それぞれに機能を有している」に対して千島学説では、「赤血球は体のすべての細胞に常時分化し続けているということです。赤血球は全ての母体となる働きをもっている。」という点は根本的に違います。
 
何故、ここまで違う説になってしまったのか?それは、研究への追求姿勢が根本的に違うことが考えられます。追求姿勢を比較してみると、
 
既成学説では、限定された空間を作り出し、そこで出た結果(=部分)を見て、これが全て正しいと判断する。
千島学説では、出来る限り自然に近い状態で研究し、全体を見る、あるがままの事実のみを抽出する。
 
この追求姿勢が上記表の違いを生んでいるのではないでしょうか。
そして、どちらの追求姿勢が正しいかは一目瞭然です。
 
●赤血球分化説とは
 
 では、赤血球分化説とは何を言っているのかを詳しく見ていきます。
 
 赤血球分化説とは、「赤血球が全ての細胞に常時分化しつづけており、全ての体細胞の母体となる働きをもっている」という説です。
 
 具体的には、以下のようなことを言っています。
 
★赤血球は白血球に分化した後、体細胞(脳、神経、心臓、肝臓、皮膚 等)に分化する
 赤血球は、生殖細胞(卵子、精子)に分化する
★病的な場合:赤血球は、癌細胞や腫瘍細胞・炎症部の細胞へ分化する
★創傷部の治癒組織(瘢痕組織または結合組織)へ分化する)

 
 
~ 赤血球の分化一覧表 ~
 
clip_image003.gif
 

 
●赤血球がすべての細胞に分化
 
胎児、幼児時代から脳や肝臓、筋肉等の細胞は細胞分裂なしに増加しています。細胞分裂なしに増加することは学界での定説のようになっていることは事実です。この矛盾に答えはまだ出ていません。
また1日に約2000億個もの赤血球が行方不明のままで、これは肝臓や脾臓で破壊されているのだろうという漠然とした推測で終わっています。
既成学説では、赤血球の行動をまったく把握できていません。
 
 千島氏は実験で以下のことを観察しました。
 
・ガン巣は細胞分裂で増殖するのではなく、流出した赤血球がガン細胞をとりまいている。
・病的環境にあるときには赤血球からガン細胞等の病的細胞への移行中間像がある。
・毛細血管先端の開口部から組織内に流出した赤血球は、その組織からの誘導作用によって、組織細胞に分化する。
・赤血球は融合による白血球への移行段階において、漠然とした細胞質中に核(DNA)を合成。

 

 
 上記写真を見ると、やはり細胞が分裂しているのではなく赤血球が凡ての体細胞に分化しているのが見て取れます。
 
 以って、千島氏は1日約2000億個もの行方不明の赤血球はすべて体細胞に変わっていると結論付けました。
 
●万物は時と所の変化につれて変わる(移行像の存在)
 
 これまでで、赤血球が凡ての体細胞に分化しているというのは見て取れました。
 既存学説に捕らわれず、物事を自然に近い状態で観察し続けることが出来た背景には、以下のような「万物は流転する」という大きな考え方があるようです。
 

“万物は流転する”という考え方は自然界における普遍的な現象です。まったく不変だという事物は、自然界において何一つとしてありません。ことに生命現象というものは絶えず変化を続けています。赤血球もいつまでもその形や構造を保ち続けるものではありません。時間の経過と血流の停止や淀み、あるいは血管外に流出し流れが止まると、除々にその型や性質が変わっていきます。このことは注意深く赤血球の行動を観察すれば、容易に確認できることです。
 形や性質が変わりつつある中間移行像を、まったく別の無関係なものとして無視している限り、この事実を確認することはできないでしょう。不注意と、ことなかれ主義は自然科学の研究に禁物です。

 
 この考え方は後の原理にも通じている重要な認識になっています。
次回は、第二原理について見ていきたいと思います。

List    投稿者 yhonda | 2013-11-14 | Posted in ⑤免疫機能の不思議No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seibutsushi.net/blog/2013/11/1436.html/trackback


Comment



Comment