2009-11-01

進化の歴史は、「ニッチ」の連続①~ニッチが分ると、現在の社会状況もみえてくる~

生物史ブログが協賛している「るいネット」では、月1回、で、200人ほどの人が一同にかいして、東京と大阪をTV会議で繋いで議論をする「なんでや劇場」があります 😀
     
10/18(日)に開催されたテーマは
     
テーマ①:圧力低減下で好き放題に振舞うニセ者=暴走する特権階級と下層階級、及び民主党政権
テーマ②:女規範・男規範の共認から、男女共認の輪を広げていく

      
詳しい議論の内容はこちらをどーぞ
●なんでや劇場レポート(1)「暴走する構造⇒私権絶対の法制度と圧力低減」
●なんでや劇場レポート(2)「民主党の政権交代も、時事系・社会系サイトも偽ニッチである」
●なんでや劇場レポート(3) 私権追求に代わる集団の目標は周りの充足、そして男女の共認の輪が認識収束の母胎
      
    
生物史と全く関係のなさそうなテーマなのに、なぜ、取り上げるの? 🙄
という思う方もいるでしょう。
実は、生物史の「ニッチ」という概念を理解すると、上記の話がよく分るからなんです
ということで、今回は、「ニッチ」を取り上げてみたいと思います
  
ブログランキング・人気ブログランキングへ にほんブログ村 科学ブログへ

 にほんブログ村 科学ブログへ


そもそも「ニッチ」とは、隙間を意味します。
   
生物史におけるニッチとは、
   
逆境下の置かれた種が、競合圧力がゼロに近い新天地に向かって適応し進化を遂げること
   
を指します。
こういった視点で進化の歴史をなぞってみると、魚類→両生類→爬虫類or哺乳類etcの進化の流れって、まさにニッチの連続だったことが分ります 😀
例えば・・・
オーム貝に追われて、海から川に逃げた=新天地に向った初期のお魚たち。
川には、オーム貝や他の目だった生物がいないので、競合圧力はゼロです。
しかし、塩分濃度が海と異なる川では、今までの身体の機能を作り変えないと適応できないほどのすざましい外圧が待っていました
(詳しくは、次の記事で。)
まさに、逆境下に置かれた種が、競合圧力がゼロに近い新天地に向かって適応し進化を遂げた状態ですね。
これを踏まえて、現在の社会の状況をみてみると・・・
最近10年間、勝ち組と言われたトヨタやホリエモンや、小泉-自民党や検察・マスコミといった特権階級だけでなく、下の方でもモンスターペアレンツやネット右翼などがやりたい放題してきています。
この特権階級のニッチは、大多数の人々が私権(地位、身分、お金、女)に無関心になったため競合圧力がゼロに近くなった点では同じ。
しかし、決定的にことなっているのは、彼らは新天地ではなく、旧世界(私権世界)にしがみついている!ということ。
生物史的にみても、「ニッチ」ではないということですね。
この構造は偽物のニッチ、すなわち「偽ニッチ」ですね。

List    投稿者 miwa | 2009-11-01 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seibutsushi.net/blog/2009/11/902.html/trackback


Comment



Comment