2009-04-19

脳の「共感スイッチ」(1)~「共認回路」の重要性

こん○○は。久々に生物史ブログに復帰させて頂きます、kawaiと申します。
と言っても、度々当ブログでも紹介される「なんで屋劇場~生物史シリーズ~」にはずっと参加していたので、今後はブログ上での追究にも参加しつつ、さらに生物・地球・宇宙といった根源的な追究を、みなさんと一緒に進めていける事をとても楽しみにしています。
宜しくお願いします!
そして、いつものポチも :D
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さて、早速ですが今日はたまたまWIRED VISION NEWSにて面白い記事を見つけたので、紹介します。
「脳の「共感スイッチ」:情報の氾濫は共感能力を阻害する?」
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最新の研究によって、共感は恐怖や怒りと同じように脳の深いところに根ざしているらしいことがわかった。
4月13日付け『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に掲載された、南カリフォルニア大学の神経科学者Antonio Damasio氏などによる研究では、13人の被験者に対して、マルチメディアによるドキュメンタリー形式で、共感をかき立てるように意図された物語を提示し、被験者の脳の活動を記録した。
この結果、共感や賞賛といった感情は、大脳皮質よりさらに深い部分の、視床下部や脳幹に根ざしていることがわかったという。こういった領域は、生物としての活動自体を統御する根本的な部分だ。
「少なくとも、社会的な感情は、皮層的な領域ではなくもっと内側に根ざしているということが言えるだろう」とDamasio氏は語る。「共感や賞賛といった感情は文化的なものだという印象があるが、これらは脳の領域としては、恐怖などの生物進化的に古い感情と、そう遠くない部分に根ざしている

上記の部分は、実現論にて書かれている「共認機能」の獲得過程とも整合します。
共認機能とは?るいネット新概念定義集から引用
相手に同化する、サル・人類に固有の機能。元々は、サル時代に形成された不全から解脱する為に形成された機能で、相手の不全(期待)と自分の不全(期待)を同一視する共感回路を原点としている。そこで相手と同化することによって充足(安心感等)を得ることができる。この機能を土台にして、相手の課題=期待と自分の課題=期待を重ね合わせて、課題や役割や規範や方針を共認する(共に認める)ことが可能となる。
より詳しくは、実現論 前史 ニ.サル時代の同類闘争と共認機能
の部分を是非ご一読下さい。
るいネット
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人類の観念機能は、主に大脳新皮質の部分におけるやり取りが中心となって働いていますが、その大元となる機能が、サル時代に獲得したとされる「共認機能」なのです。
これは、私達が良く「こころ」と表現する部分を、より正確に概念化した言葉なのですが、人間にとってこの「こころの育成」は、社会的動物として不可欠な機能であり、この共認機能は幼少期に母親への同化や、周りの仲間達への同化・真似ぶ(学ぶ)という行為の根源となるとても重要な働きをしています。
もちろん、共認機能の発達は、後の社会行動にも大きな影響を及ぼします。例えば、学校や仕事などは、全てが集団的行為であり、相手の期待に応えることで共に充足を得る、という共認充足体験の積み重ねが、人を成長させる直接的な行動パターンとなるのですが、逆に共認機能が十分に発達しなければ、自己中な(相手の気持ちが解らない)人間となり、社会生活を営む事すら困難な状況に陥る可能性もあるくらい、困った事になってしまいます。
ところが、この重要な「共感スイッチ」「共認機能」も、最近のメディアやネットのあり方により危機にさらされている、という研究結果が続けて紹介されていました。
続けて紹介するので、明日のお楽しみに☆

List    投稿者 kawait | 2009-04-19 | Posted in ④脳と適応No Comments » 

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