なんでや劇場「生物史から学ぶ自然の摂理」シリーズを振り返る
こんにちは。生物ブログの会員になりましたandyです。
生物について本格的に触れたのはなんでや劇場が初めてですが、毎回参加すると今まで考えもしなかった新しい認識が得られて、生命の奥深さ、そして未だ未解明な様々な現象に興味がそそられます
さて、生物史シリーズは3/29に一旦一段落しましたが、ここでとっておきのお知らせがあります 🙄
今までなんでや劇場に参加したことのある人、まだ参加したことがないけど興味がある人、
続きを読む前にクリックお願いします。
なんでや劇場「生物史から学ぶ自然の摂理」シリーズ(全16回)は一年半にかけて、生命誕生のシナリオから、生物進化史、そしてその基幹システムについて解明してきました。
生物の歴史を紐解いて行くと、生物誕生から現代に至る進化の過程において、生物は私たち現代人には想像もできないくらいの逆境や不全に直面していた事が見えてきます。
そしてそれと同時に逆境や不全に対峙しても、その都度新機能を獲得し、新たな可能性に収束することで不全を克服してきたという実現の歴史でもあります。
その中で紡ぎ出されてきた自然の摂理というものは、私達人類にも普遍的な摂理として通じるものがあり、これから歩む方向性を指し示す道標となるものばかりです。
と、いうことで、改めてなんでや劇場『生物史から学ぶ自然の摂理』をおさらいし、そこで示された「自然の摂理」を軸において生物進化史をまとめていきたいと思います。
もちろん、ただおさらいするだけではなく、最新の認識も随時加えて記事を書きます!
あの時のこの議論が実はここで繋がっていたなんて・・・と思うような気付きを沢山提示していきたいと思いますので、楽しみにしていて下さい
ちなみに、ブログ記事は下記の軸を中心に投稿していく予定です。乞ご期待
●『生物は内圧を高める方向で可能性収束、進化してきた』
●『生物は逆境(外圧)で進化』
●『変異と安定の両立=役割分化と統合』etc.
***
■2007/06/17 ①生命誕生
6/17なんでや劇場レポート1「生物史から学ぶ自然の摂理① 生命誕生」
6/17なんでや劇場レポート2「生物史から学ぶ自然の摂理① 生命誕生」
6/17なんでや劇場レポート3「生物史から学ぶ自然の摂理① 生命誕生」
■2007/07/22 ②分裂と生殖の秘密
7/22 なんでや劇場「分裂と生殖の秘密」レポート①~生命の基本構造と水の秘密~
7/22 なんでや劇場「分裂と生殖の秘密」レポート②~細胞が分裂するのはなんで?~
7/22 なんでや劇場「分裂と生殖の秘密」レポート③~2倍体、減数分裂を始めたのはなんで?~
7/22なんでや劇場「分裂と生殖の秘密」レポート④~多細胞生物への進化
■2007/09/30 ③有性生殖への道のり
9/30なんでや劇場レポート①『真核単細胞生物に進化したのはなんで?』
9/30なんでや劇場レポート②『真核単細胞生物に進化したのはなんで? ~分裂の仕組みについて~』
9/30なんでや劇場③『生物の原理 と それを可能にした減数分裂』
なんでや劇場「有性生殖への道のり」レポート①原核生物から真核生物へ
なんでや劇場「有性生殖へのみちのり」レポート② 無性生殖の高度化(有糸分裂の仕組みとは)
なんでや劇場「有性生殖へのみちのり」レポート③ 有性生殖の起源とは
「なんでや劇場~生物史から学ぶ自然の摂理」での気づき
■2007/10/21 ④有性生殖への道のり2
10月21日なんでや劇場レポート①「倍数体2n自体が変異実現体である」~多細胞生物への道のり
10月21日なんでや劇場レポート②「多細胞生物って何?」
10月21日なんでや劇場レポート③「多細胞化の必要」
■2007/11/23 ⑤オスとメスに分化したのは、なんで?
11月23日なんでや劇場レポート①「多細胞の役割分担が始まった!!」
11月23日なんでや劇場レポート②「精子と卵子に分化したのはなんで??」
11月23日なんでや劇場レポート③「精子・卵子の違いの本質はこれだ!!」
11月23日なんでや劇場レポート④ 「オス・メスに躯体分化したのはなんで?」
■2008/02/10 ⑦オスとメスって、どうやって決まるの?
2月10日 なんでや劇場レポート①「オスとメスはどうやって決まるの?」
2月10日 なんでや劇場レポート②「オスとメスはどうやって決まるの?」
2月10日 なんでや劇場レポート③「性染色体って何??」
2/10第87回なんでや劇場「オスメスって、どうやって決まるの?2 ~変異と安定、どうなっているの?」
躯体のオスメスってどうやって決まる?~第87回なんでや劇場より~
性染色体は変異の模索機構~第87回なんでや劇場より~
なぜ拘禁因子でオスメス分化を決定するようになったのか?~第87回なんでや劇場より~
■2008/03/20 ⑧免疫細胞誕生の秘密~免疫細胞ができたのはなんで?~
3月20日なんでや劇場レポート① 生物史”新”シリーズ「免疫」
3月20日なんでや劇場レポート② 生物史”新”シリーズ「免疫」
■2008/04/29 ⑨免疫細胞の認識機能~知られざる膜タンパクの仕組み~
4/29なんでや劇場の要点 ~免疫機能の起源と進化~
4月29日なんでや劇場 ダイジェスト☆
4/29なんでや劇場レポート1
4/29なんでや劇場レポート2 マクロファージの起源は・・・・・
4/29なんでや劇場レポート3 NK細胞は「変異細胞」そのもの?!
4/29 なんでや劇場レポート4 ~免疫とウィルスの不思議な関係(免疫って体にいいだけじゃない)
4月29日なんでや劇場レポート(1) 免疫細胞の認識機能
4月29日なんでや劇場レポート(2)免疫細胞の起源
4月29日なんでや劇場レポート(3) DNAレベル(変異システム)での進化は、限界を迎えている
■2008/05/25 ⑩免疫細胞のDNA変異~免疫が作られる仕組み~
なんでや劇場に参加して改めて「なぜ免疫を追求しているのか?」が分りました!
5/25なんでや劇場 なるほど!がいろんなことにつながっていく☆
5月25日なんでや劇場レポート(1)免疫ってどこでできるの?
5月25日なんでや劇場レポート(2)免疫の仕組みって?
5/25なんでや劇場レポート1~免疫がつくられる仕組み~
5/25なんでや劇場レポート2~リンパ球は変異体~
5/25なんでや劇場レポート3~ 敵もさるもの、免疫進化を上回るウィルス進化にご用心!
5月25日なんでや劇場レポート4 後半のメモ
■2008/06/22 ⑪生命の基幹システムを探る~タンパク質の多様なはたらき~
6/22なんでや劇場レポート① 生命の基幹システムを探る~タンパク質の多様なはたらき~
6/22なんでや劇場レポート②生命の基幹システムを探る~タンパク質の多様なはたらき~
6/22なんでや劇場レポート③~真核生物の誕生~異種認識の起源
■2008/07/27 ⑫生命の基幹システムを探る~DNA・RNAとたんぱく質との連関~
7/27なんでや劇場レポート1~生命の基幹システムを探る~
7/27なんでや劇場レポート2~生命の基幹システムを探る~
7/27なんでや劇場レポート3~生命の基幹システムを探る~細胞周期に自然の摂理を学ぶ
■2008/11/23 ⑬生命の起源にせまる1~細胞分裂の指令塔は誰?~
11/23なんでや劇場レポート1
11/23なんでや劇場レポート2 (補足)
11/23なんでや劇場レポート3
11/23なんでや劇場レポート 1 「中心体異常とガン細胞の関係」
11/23なんでや劇場レポート 2 「中心体を勉強するのはなんで?」
■2009/01/25⑭ 生命の起源にせまる2~中心体が指令塔になれたのはなんで?~
1/25なんでや劇場レポートⅠ『生命の起源にせまる2~中心体が司令塔になれたのはなんで?~』
1/25なんでや劇場レポートⅡ『生命の起源にせまる2~中心体が司令塔になれたのはなんで?~』
1/25なんでや劇場レポートⅢ『生命の起源にせまる3~どうやって生命は誕生したの?(仮説)~』
■2009/03/01⑮ 生命の起源にせまる3~細胞の分子反応の“幹”は?~
3/1なんでや劇場レポート1『生命誕生のシナリオ~「濃縮型内部空間」とはなにか?』
3/1なんでや劇場レポート2『生命の誕生=分裂システムの完成過程』
3/1 なんでや劇場の声
なんでや劇場レポート1『生命誕生のシナリオ~「エネルギー」とはなにか?』
なんでや劇場レポート2『生命誕生のシナリオ~進化とは「エネルギー」の増大と保存』
なんでや劇場レポート3 第一弾 第100回なんでや劇場まとめ「生物=内圧を高める方向に進化してきた可能性収束の実現体」
なんでや劇場レポート3 第二弾 「地球の安定化」と「生物の進化」、そして「宇宙」の関係性①
なんでや劇場レポート3 第三弾 「地球の安定化」と「生物の進化」、そして「宇宙」の関係性②
■2009/03/29⑯~「突然変異説・自然選択説」を越えた進化論へ~
「自然選択説」ってなに?
突然変異説って何?総合説って何?
3/29なんでや劇場レポート1『進化=変異のヒエラルキー』
3/29なんでや劇場レポート2『変異はどのように起きるのか?(変異の仕組み)』
3/29なんでや劇場レポート1『進化=変異のヒエラルキー』
3/29なんでや劇場レポート2『変異はどのように起きるのか?(変異の仕組み)』
3/29なんでや劇場レポート3 生命は変異を継承していく存在
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コメント2件
andy | 2009.06.20 22:53
>あいあいさん
いつもコメントありがとうございます!
猿や人類の性の差異化を辿ってみると、「同類他者を作り出す生殖システムとしての性」という観点だけでは語れないなと思ってきたんですよね。
性が集団内の活力を持続・上昇させるエネルギー源であるならば、極限時代というとんでもない外圧に適応しうるために、内圧を高めていったのが人類の性なんじゃないかなと。
そう思うと、男と女の違いの不思議さに自然と有難みを感じてしまいます。
あいあい | 2009.06.20 2:30
>性の差異化は、結果的に互いの吸引力をより高め、集団内に高い結束力(活力)を生み出したように思えます。
>性は内圧を高めるエネルギーシステムともいえるかもしれません。
今まで、そういった視点でみたことがなかったので、気付きでした!
中性化とは、求心力が崩壊して、種としてバラバラになっていくということでもあり、危機感を感じます。