2009-03-08

なんでや劇場レポート3 第一弾 第100回なんでや劇場まとめ「生物=内圧を高める方向に進化してきた可能性収束の実現体」

こんにちは、NISHIです。:D
第100回なんでや劇場レポート第3回となる、本レポートは、なんでや劇場のまとめと劇場中に少し触れられた、生物と地球、そして宇宙との関係性について、仮説を交えながら大胆に展開してみたいと思います。
少し長いレポートとなりますが、どうぞ最後までお付き合い下さい。
s11.jpg
画像は「原子スープ(マグマオーシャン)に覆われた始原地球」のイメージ
こちらから頂きました。リンク
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第2回のレポートで書かれているように、今回の劇場で非常に重要な認識が提示されました。
それは「40億年、生物は一貫して高エネルギー状態に向かう(内圧を高める)方向で適応を続けてきた。それは、高分子化⇒単細胞⇒多細胞化⇒群態化のベクトルであり、高いエネルギー(仕事)成果に収束する反応(運動)である。」と言う認識です。
なるほど、これは実感とも整合しますが、では、なぜ生物は「一貫して高エネルギー状態に向かう方向で適応を続ける」必要があったのでしょう。
その最大の理由は「地球の安定化」にあります
地球は約46億年前に、微惑星・隕石の衝突・集積・合体によって誕生しました。
第1回レポートにも書かれているように、誕生時の地球は太陽から降り注ぐ紫外線や電磁波、放射線と、火山の噴火(地球誕生時の衝突エネルギーが蓄えられたもの)等によって大量の熱がもたらされる高エネルギー場であり、様々な原始・分子が溶け込んだ原子スープ(マグマオーシャン)に覆われていました。生命の元となる高分子は、このような高エネルギー場+原子スープ=化合物の濃縮スープから誕生したのです。
このような高エネルギー場であった地球ですが、時間の経過と共に徐々に安定し、重い金属元素からなる核、軽い酸化物(アルミ・珪素など)からなるマントルと地殻、そしてもっと軽い元素からなる大気と言うように層構成へと組織化されて行きます。
earth.gif
安定化と言うと、非常に良いことのように感じますが、地球が安定化していくと言うことは、それだけ、自然状態での化学反応・化学変化を引き起こしにくい状態を生み出していきます
実はこの地球の安定化こそ、初期生命にとって、最大の外圧であったのです 👿
始原生物が連続的に化学反応を起こして行く為には、それだけ活性度の高い環境=高エネルギー場が必要になります。
しかし、そのエネルギー場である地球そのものが、時間とともに安定していく。
このような状況下において始原生物にとって必要不可欠となったのが、自らの内部空間に地球の反応エネルギーを取り込み、生命そのものを「高エネルギーの蓄積場+反応系」として組織化していくこと。そしてそれを可能にしたのが、中心体原基を触媒として獲得した「生体膜による濃縮型内部空間」だったのです。
言い方を変えれば、生物は内部空間と外部空間を隔てながら、必要なものだけを透過するという「選択的透過性を有した生体膜」を構築することが出来たからこそ、地球の豊かな反応エネルギーを内部に取り込み、適応していくことが可能になったとも言えるでしょう。
これまで生物進化における外圧と言えば、氷河期や温暖化など、地球環境の急激な変化を思い浮かべていましたが、、「地球環境の安定化こそ、実は最大の外圧である」と言うのは、大きな気づきでした
この気づきを元に、生物とは何か?を改めて考え直してみると、、「生物=誕生段階から外圧(安定化していく地球)に適応すべく、内圧(高エネルギーの蓄積場+反応系としての組織化)を高めてきた存在=徹頭徹尾、適応可能性へと収束してきた適応実現体」と言えるのではないでしょうか 😀
劇場レポート3 第2弾では、いよいよ生物と地球、そして宇宙との関係性について迫ります 8)

List    投稿者 crz2316 | 2009-03-08 | Posted in ⑦なんでや劇場レポート1 Comment » 

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コメント1件

 sirube | 2009.05.14 16:47

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
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もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
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