2008-11-16

世界発!親ウナギが海で捕獲されました!

なんと、親ウナギが海で捕獲されました~
ウナギはなぞの多い魚で、これまで卵を産む前後の親ウナギは、オス・メス共につかまえられたことがなく、その姿や、どこで卵を産んでいるかなどもわかっていませんでした
今回、日本の調査チームが、世界で初めて親ウナギをつかまえることに成功しました
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画像はこちら http://popachi.exblog.jp/m2007-07-01/からいただきました。
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ではではウナギの一生からみていきましょう!
以下かがくナビhttp://www.kagakunavi.jp/からの引用です。

<ウナギは、海で生まれ、川・湖で成長、海で産卵>
1.シラスウナギ(子どもの時の呼び名)(写真2) 海で生まれ、川を上る。
2.ウナギ(成長) 川や湖で成長し、3~7年生きる。
3.親ウナギ(さいご) 川を下り、海で産卵する。
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だれも見たことがなかった親ウナギが卵を産む姿
これまで、親ウナギが海で卵を産むことはわかっていました。
しかし、海へ向かったウナギがどこへ行くのか、どんな環境で卵を産むのか、卵を産む親ウナギがどんな姿をしているのかなど、これまで、まったくわかっていませんでした。
日本では、この30年ほど親ウナギをつかまえる調査が行われていましたが、親ウナギを見つけることができませんでした。
ヨーロッパでは、100年ほど前から調査が行われていましたが、親ウナギは、まったくつかまえることができませんでした。
また、人間がウナギを飼うことには成功していますが、人間が育てて、親ウナギに自然に卵を産ませることには成功していません。そのため、卵を産む親ウナギの姿はわかっていませんでした。

親ウナギはマリアナ海域あたりにいるのではないか、日本チームの挑戦
水産庁と水産総合研究センターの共同チームは、2008年5月 20日~6月 15日と8月 20日~9月 11日に、日本から南に約3000kmはなれたマリアナ海域で調査を行いました。
目的は、親ウナギをつかまえることです。
この辺りは、これまでの調査で、生まれてすぐの赤ちゃんウナギ(シラスウナギより前の段階)が発見されており、親ウナギがいる可能性が高いと考えられていたのです。

つかまえる方法を、これまでと変えた日本チーム
これまでの調査では、ライトを使って光でおびき寄せる方法や、籠を使ってつかまえる方法などが試されていましたが、いずれも失敗に終わっていました。
そこで、今回の調査では、船から口の大きさが50m×60mある網を海に投げ入れて引く方法をとりました。大きな網で、海中の広い範囲を引き、親ウナギをつかまえることを目差したのです。
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3:6月4日につかまえた、おすの親ウナギの腹の中。精巣が発達していることがわかった。

ついに親ウナギをつかまえることに成功した日本チーム
今回、マリアナ海域で、つかまえることができた親ウナギは、
6月 3日、4日 水深200~350m付近 親ウナギオス2尾。
8月 31日 水深200~350m付近 親ウナギメス(卵を産んだ後と考えられる)2尾。
つかまった4尾の親ウナギは、目が大きく、体の色が茶色でした。
長い調査の歴史で、親ウナギがつかまったのは世界で初めてのことでした。
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ウナギって一生の間でこんなに移動しているなんてびっくりです
淡水にも海水にも適応できるなんてすごいですよね。
しかも、産卵場所はマリアナ海峡の深くでは?なんてことを聞いたことがあります。
ということは、かなりの水圧にも耐えられるということ
ウナギって実はかなり環境適応度が高い
だからウナギを食べると精力がつくのでしょうか?
(私の勝手な想像ですか・・・)

List    投稿者 miwa | 2008-11-16 | Posted in 未分類 | 9 Comments » 

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コメント9件

 ともりん | 2007.06.25 18:54

ブログランキングから飛んできました☆
 
難しそうなブログですね☆生物進化史の解明から何が導けるのか楽しみですね☆
 
よろしくおねがいします

 ともりん | 2007.06.25 18:54

ブログランキングから飛んできました☆
 
難しそうなブログですね☆生物進化史の解明から何が導けるのか楽しみですね☆
 
よろしくおねがいします

 ひかり | 2007.07.27 22:47

コメントを入力してください
何か神秘的な感じがしますね。
わたしの頭ではなかなかついて
いけないよなかんじ。
でも、たのしみです。

 はてな? | 2007.08.25 17:33

人気ブログランキング(ペット)からこちらに来ましたが
内容的にジャンル違いと思われます。
面白そうな内容なのは良いのですが・・・残念!

 ハチノコジェルビー君の大冒険♪ | 2007.09.21 19:09

蜂の子ジェルビー君    石見銀山、ロボットで探査

石見銀山、ロボットで探査 松江高専生ら開発2007年09月18日06時33分 世界遺産に今年登録された島根県大田市の石見銀山で、人が入ることが難しい間歩(…

 あいあい | 2007.10.30 15:33

ブログのタイトル新しくなったのですね☆
生物については知らないことばかりで、いつも驚かされます。
これからも楽しみにしています♪

 さすらい人 | 2008.04.12 0:31

 私のブログへのご訪問&コメントありがとうございました。
こちらの管理人さんだったのですね!!実は、数ヶ月前に調べものをしていた際に貴ブログを知り、勝手にリンクさせて頂いており、時折拝見していました。
大学で生物学を専攻し、生物教師をやっていたため、こういう話題は非常に興味ありますし、勉強させて頂いています。
これだけの豊富な情報に、感服しています。
これからも楽しみにしています。どうぞよろしくお願い致します!

 管理人 | 2008.04.17 20:35

>さすらい人さん
こちらこそ、ご訪問、コメント、リンクありがとうございます!
興味をもっていただき、大変うれしく思います。
このブログは、素人たち20人くらいで、40億年に及ぶ生物史を紐解きつつ、現代人の道標にも成り得る自然界の構造や法則に少しでも肉迫できればと思い、追求を重ねています。たくさんの方からの追求で紡ぎ出していきたいと思っておりますので、さすらい人さんもお気軽にご質問や意見等コメントして頂けたらと思います!
さすらい人さんも、生物を勉強なさっていたとのことなので、是非ともいろいろ率直な疑問やご意見をお聞きしたいです!

 fu~ji~ | 2008.04.18 19:15

さすらい人さんへ♪
コメントありがとうございます!
時折見ていただいてリンクも張って下さっているとのこと、とっても嬉しいです♪♪
私は生物についてはほとんど無知なのですが、みんなと一緒に追求していくと、生物の歴史の積み重ねが私たちの体につながってるんだな~、とわかって面白いです☆
素人ばかりで勉強しているので、さすらい人さんの視点で思うことなどありましたら、ぜひ教えてください!
またさすらい人さんのブログも見に行きます☆

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