2022-09-29

人間の赤ちゃんが他の哺乳類と比べて未熟な状態で生まれてくるのはなぜ?

人間の赤ちゃんは他の哺乳類に比べてかなり未熟な状態で生まれます。

産まれて30分足らずで自力で立ち上がる哺乳類の赤ちゃんの話が出ますが、人間ではありえません。かなり未発達な部分が多いのが人間の赤ちゃんの特徴。自分で動くこともできず、母乳に吸い付くのがやっと。泣くことのみが唯一の自己主張です。

 

一般的には、脳の発達で頭が大きくなり、この状態で無事出産するためには、体が未成熟なうちに産む必要があると言われています。また、直立二足歩行により胎盤が小さくなったことも理由として挙げられています。

 

しかし、生物にとって出産は、種の存続に直結する最も大切なことです。それにも関わらず人類がこのような方法をとっているのには、出産後の成長過程においても必然性があるからです。


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前回までの追求で、人類は一体充足回路によって肉体進化も知能進化も全ての進化は一体化に貫かれているということを解明してきました。

人類の進化は一人ではできません。何らかの対象と一体になる、あるいは同期することでしか、身体感覚や観念機能・言語・免疫力は発達しないということです。

 

このことから、赤ちゃんが未熟な状態で生まれてくるのは、生まれ出てみんなと同期する中で、心・体・観念機能を発達させるためと考えられます

あくまでも同類との一体化がベースで、対象が広がれば広がるほど身体能力や、万物の波動をキャッチできる敏感さが上昇し、使いこなすことができます。人類は同類、あるいは同類を超えた万物に一体化するために体制感覚や、万物の掴んだ何かを再現するために身体機能、意識・観念内容を組み替えてきたのです。

 

全ての生物は進化積層体であり、進化の過程で獲得してきた機能を有しています。だからこそ、生物史を遡り、事実を解明していくことが大切なのです。

List    投稿者 amino | 2022-09-29 | Posted in 4)サルから人類へ…No Comments » 

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