2021-08-12

知的宇宙人と出会えない

近未来で、知的宇宙人と出会える可能性は殆どなし。

前回の投稿で「だから人間は、宇宙人と出会うことが出来ない。」

>知的生命体は宇宙に数多く存在してきたが、いずれも相互の通信手段を持つ前に滅亡してしまう。

>SETI(セティ)計画: 宇宙に向けたアンテナで、知的生命体から発射される電波を探すプロジェクトは、1960年の米国オズマ計画を皮切りに世界各国で数多く実施されてきました。また、電波だけではなく光学望遠鏡を用いた探査も実施されました。 しかし今に至るまで、50年を超える探査にもかかわらず、知的生命体からの信号は見つかっていません。から人間は、宇宙人と出会うことができない

としましたが、最近のニュースでも

2021年5月16日のライフドアニュース「宇宙人はいるのか?銀河中心6000万個の星を探した最新結果は」より

______________________________________

ざっくり言うと

  • 天の川銀河の中心をターゲットとする、人工的な電波や光信号の探索活動
  • 最新の調査では、実に6000万個におよぶ膨大な数の星をカバー
  • しかし、有力な信号の候補に遭遇することはなかったとされている

2021年5月16日 17時0分カリフォルニア大学バークレー校のSETI研究センターでBreakthrough Listenチームが取り組んできたのは、天の川銀河の中心をターゲットとする、

人工的な電波や光信号の探索活動。2年前には地球から近い1,372個の星に狙いを定め、地球外知的生命体が発した痕跡はないか調査しましたが、まったく有力な手がかりをつかむことはできませんでした。

そこで今回は発見の可能性も高まるとの期待から、非常に星の密度が高い銀河系の中心部に狙いを定めた探索が続けられてきたそう。

未知の部分も多い天の川銀河の中心には非常に多くの星が存在しているものの、高エネルギーガンマ線が飛び交い、超新星の爆発やブラックホールの存在など、生命に適したハビタブルゾーンとはなっていません。そういう意味では、ここに地球外知的生命体の存在を求めるのは正しいことなのか? そういう疑問もありますし、まだ今回の発表は、1~8GHzの周波数帯の調査に絞られた予備的な結果に基づくもののようです。

とはいえ、簡単には異星人と出会えないという現実が突きつけられたと考えることもできるでしょう。

____________________

宇宙はどうはじまったのか【後編】 | 池内 了 | トイビト – Page 4 (toibito.com)より

【宇宙人にいる星】

銀河系にはおよそ2000億個の星が集中しています。

だから2000億個の10分の1、200億個ぐらいは太陽系のようなものがあるだろうと思うわけです。

その中で今度は地球のような星が何個あるか考えると、太陽系には惑星が8つでしょう。

そのうちの一つが地球だから8分の1、それでだいたい10分の1ぐらいだと思うわけです。

20億個の地球があると思っていい。

――46億分の38億。バクテリア。

地球に生命が生まれた38億年前というのはバクテリアなんですよ、ほとんどが。

で、生命が地上に進出したのは4億年ほど前。38億年から4億年ぐらいまでの34億年の間はずっとバクテリアのような生物で、海の中にいた。だから、ほとんどの地球のような星に生物がいるとしたら、バクテリアのような生命でしょう。

でも、これが文明ということになると…。地球がいまのような近代文明を持ったのは、46億年のうち200年ですよ。ということは、宇宙人になると、20億かける46億分の200としないといけない。

――ということは、銀河系にある2000億の星の中の100個ぐらいには私たちと同じくらいの文明をもった生命体がいる。

――これがじゃあ出会う確率となると…

――3000光年。光の速さで3000年。

いま21世紀だから、じゃあ50世紀ぐらいになったら出会えるかもしれない。

――そうか、そもそも光で飛べないですもんね。

――3000光年ということは、(ロケットで移動するとロケットの速度は光の1万分の1)3000万年かかる。人が行き来するというよりは、光をやりとりするというほうが可能性は高いわけです。それはSETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)と呼ばれていて、地球外文明との電波による交信のことです。

それでも3000光年だと3000年かかるからね。

人間が待てるのは10光年とか100光年くらいまでかな。地球から1光年の範囲には星がないんですよ。

一番近い星で3光年です。いま太陽系以外の惑星がさかんに見つかっていて、もう3000個くらいかな。それは40光年とか1000光年くらいの範囲内見つかっています。ちょっと前にNASAが発表したの(※)では7つの惑星が恒星の周りを回っていて、そのうち地球のような惑星が3個ありましたね。距離は40光年くらい。 近い。あれでおもしろいのは、地球のような星がなんで3個もあるかということ。

その理由はね、真ん中の星がわりと暗いんですよ。太陽のように明るいと、内側の惑星は強く照らされて水が蒸発しちゃうんだけど、暗いから蒸発せずに水が残っている。逆にそれが暗すぎると今度は水が凍っちゃう。だから、3個の地球型の惑星があるというのは、水が液体で存在できる惑星という意味です。

届くかもしれん。でも文明はなさそうですね。 文明があったらすぐ分かると思う。逆に宇宙人がわれわれ地球人を探す、文明を持った生命体を探すとしましょう。そうしたらたぶん電波を調べると思うんですね。地球のまわりには、ワーッと電波が漏れているわけですよ。われわれが電波を使いまくっているから。で、それは人間しか使わない、つまり自然界に存在する物質から出るような電波ではないから、それが検出できたらすぐに、あそこに人間のようなものがいるということが分かる。実際、そういう方法で文明探しをしてる人もいます。 (可能性は)ないでしょう。(2017年4月4日)

_________________________________________

 

List    投稿者 seibutusi | 2021-08-12 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seibutsushi.net/blog/2021/08/7145.html/trackback


Comment



Comment