男性ホルモン(テストステロン)と女性ホルモン(エストロゲン)
>生物史を通して、性(オスとメス)分化は「進化の原動力であり、多様な環境に適応できるシステム」そして「共に生きるという生命の大原則」である。
観念力の時代では「男性の存在理由」は物理的な闘争力でなく、追求力を原点としたものであると考えられるがその駆動物質は何か?
まず通説「男の男たる由縁は男性ホルモン(テストステロン)」と言う事でテストステロンを調べていた所
男性ホルモン(テストステロン)と女性ホルモン(エストロゲン)は各々男女特有のものと思っていましたが、ヒトは両方を持っており、性と密接な関係(テストストロン・エストロゲン共、生殖器官で造られる)が有る事が解かった。要するにメスの基本形があり、外圧変化に対応する為に基本から少し変異したオスが作られたと考える
以下にテストステロンに関する記事を転載します
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テストステロンとエストロゲンの関係や違いは?ホルモンの正しい知識!
ちょっと聞いただけでは磁石のような仲の悪いやつかなと思われていますが、この二つのホルモンは男性と女性、皆に存在してそれなりの役割を遂行している全く別のホルモンです。ただし、男性にはテストステロンの比率が高く、女性にはエストロゲンの比率が高いだけです。
- これらの正体は?
テストステロン:男性は睾丸から、女性は卵巣や副腎でそれぞれ生産されます。男女みんなに攻撃性と集中力を向上させます。
筋肉を発達させて、代謝量を増加させ、性欲を発動させる触媒です。テストステロン数値が高い人は男女共に統計的に攻撃的な性向が高く、筋肉の発達が優秀です。エストロゲン:女性は卵巣から、男性は睾丸と副腎で生産されます。体内で骨密度を向上させて、血圧を下げて、コレステロール、脂肪代謝、体毛の発達を制御します。
そのためエストロゲンが不足した男性の場合には、心血関係疾患発生率がとても高いです。女性の場合は生理周期に関与することはよく知られています。
しかし、男性の体内でもテストステロンとともに幼年期には生殖器発達を制御して、青年期以降は前立腺など男性生殖器の退行性変化を遮断します。
- 女性と男性にとって
男性の場合、年を取るとテストステロンの分泌量が少しずつ減少する反面、エストロゲンの分泌量は比較的一定に維持されます。
つまり(テ:エ)の比率に変化がおきます。
それで男性の場合、老年になったらテストステロンの減少で攻撃性が目立つほど減少し、性欲減退、各種の男性の更年期疾患の原因になります。ひどい場合は胸が女性の胸みたいになる症状など女性化が現われたりします。女性の場合はテストステロンは一生一定に維持される反面、エストロゲンは閉経以後に分泌量が急激に減少します。
骨粗鬆症、高脂血症など、女性の更年期疾患の原因になります。
同様に(テ:エ)比率が変わり、女性は中年以降にも攻撃性をそのまま維持する傾向があるので「おばさん、気が強いよ!」とよく言われるようになります。
- お互いの関係は?敵?
人々の最大の誤解が「女性ホルモンが男性ホルモンを抑える」あるいはその逆だという間違った知識です。
はっきり言えることは、この二つは競争関係ではなく、全く別の役割を持つホルモンです。
(むしろ1、2次成長の発現、妊娠など一定の段階では互いに協力する関係ということが明らかになりました)
- 比率は決まっている。問題は量。
上で述べたように男性はテストステロンが、女性はエストロゲンが高いです。
この比率は若干の個人差があって、その数値は生まれた時に先天的に決まります。そして比率は若い時期には一定に維持されます。それでは男性に人為的にテストステロンを投与したり、増幅制を利用してテストステロン血中濃度を高めると、どうなるか考えてみましょう。もちろん、望むように攻撃性が向上するのと筋肉がよく発達するだろうし、希望する効果が出るでしょう。ただ、彼の体は両方の比率を合わせるため、より多くの女性ホルモンを生産します。結果は増えた男性ホルモンも暴れるし、増えた女性ホルモンも暴れ始めるでしょう。 (男性ホルモンが女性ホルモンを抑えたり止めたりしません) 極端な例をいうと、「たくましい筋肉質の体+美しい女性の胸」のようなおかしな組合せの体になれるかもしれません。
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1女性におけるテストステロンの分泌
女性も副腎や卵巣でテストステロンを分泌しています。血中テストステロン値で比べると、男性の5~10%(1/10~1/20)と言われています(共に健常成人の場合)。
2女性におけるテストステロンの役割
男性ほどでなくても、女性も骨格や筋肉は発達しますし、男性的な思考をしたり、性衝動に駆られることがあると思います。これらのメカニズムは複雑で一概に言えませんが、一因としてテストステロンが関係していると思われます。
3女性の性欲・性衝動におけるテストステロンの役割
また、テストステロンの一般的な生理作用の中には性衝動を高める働きがあります。テストステロンを「天然の媚薬」と考える所以ですが、男女にかかわらず恋愛のパートナーがいない人はテストステロン・レベルが高いという報告があります。現代風の表現で言えば、いわゆる「肉食系」の人は男女にかかわらずテストステロンの分泌が活発なのかも知れません。
4女性に対するテストステロン投与の現状
女性に対する高用量なテストステロンの長期連続投与は、男性化(体毛が濃くなる、声が低くなる等)をはじめ、体内でテストステロンが代謝されて出来たエストロゲン(女性ホルモン)のレベルが結果的に高過ぎる状態になる懸念があり、消極的な意見が多いのが現状です。今のところ長期的な安全性評価の情報は入手できておりません。 しかしながら、後述の単回投与のように、生理的範囲内で低用量・間欠的に投与すれば、限りなく安全に、テストステロンのメリットを享受できるものと、今後の検討が期待されます。
なお、頭髪を除く体毛の育毛に対する男性ホルモンの塗り薬は、既に本邦でOTC(市販薬)として50年を超える長年の実績を積んでいますが、重篤な副作用の事例はございません。弊社製品「グローミン」にも、女性の恥部無毛症の効能が認められています。
5テストステロンによる「性欲」と、エストロゲンによる「性欲」は別?
「女性ホルモン(エストロゲン)が媚薬になるか?」と申しますと、テストステロンによる積極的な性衝動でなく、肉体面、精神面で「性行動の受容性を高める」作用と言われています。
6エストロゲンは?
たとえば、肉体面ではコラーゲンの分泌を促し皮ふの張りを良くして、性交時に濡れやすくなり、子宮内膜を厚くして妊娠するための準備をしますし、一方、精神面では受容的な(優しい)気持ちになり、パートナーを受け入れやすい状態になるわけです。
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