2020-08-28

世界が驚く日本文明(最もネオテニー化した民族の文明)その2

 

前投稿に続き

>混迷を深める世界で、日本文明が注目されており、世界の共通認識になろうとしている「(日本文明≒)自然との循環共生社会」があり、「石の文明(西洋文明)から木の文明(日本文明)」、そして文化面でも「アニメ文化やマンガ文化」が世界を席巻している。

その理由として「68 日本人はネオテニー度が高いから脳が成熟する」が上げられます。

同時に脳に関する記事「右脳(先祖脳)の活用」と「母性を生み出す脳回路」も記載します

コラム 大坪信之のワンポイント徳育アドバイスより

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子どもの状態を保ったまま大人になる、ネオテニー(幼形成熟)という生物現象があります。身近な例ではイヌがそうです。オオカミの子どもの形と性質を保ったまま、大人に進化した動物がイヌだということです。

知育を考える際には、ネオテニーを考慮する必要があります。というのも私たちヒトも、実はネオテニーによって進化してきたからなのです。

ネオテニーというのは、幼少期が長くなり、かつ、大人になっても未熟だということです。未熟化というのは一見、退化のように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。

特に脳の場合、未熟ということは、様々な知識や経験を柔軟に吸収・学習できることを意味しますよね。

私たち日本人を含むモンゴロイドは、ネオテニー度が最も進んでいます。日本人の頭が大きい、顔が平べったい、体毛が薄い、肌がすべすべしている、手足が短い点は、まさにネオテニーの特徴です。

日本人は、幼少期が比較的長く成人しても未熟である傾向が強いので、脳としては成長する時間が長くなり、より進化して成熟しているということになるわけです。

サルの幼児期が延長され、胎児のまま一生を終えるような生き物が、人類だと言うのです。そして、幼児期は知能が発達する時期ですから、幼児期が延長されたことにより、人間は今の知能を得ることができたと言うのです。

モンゴロイドとは、日本人のように赤ちゃんのときにおしりの青さが残っている人種のことです。白人や黒人も胎児期には、おしりにあざがありますが、生まれてくる前に無くなってしまいます。

日本人は、そのあざが7~8歳くらいまで残りますね。人類の中でもさらに幼児期が延長されているのです。

そして、そのモンゴロイドが最もネオテニー化が進んでおり、知的能力が大きくなる可能性があるとされているのです。

日本人が“禅”や“茶道”、“華道”といった精神的な世界観を持っていることも脳の状態から説明がつきます

モンゴロイドは、幼児期が延長されているため、論理脳が感性脳にふたをしてしまう前に、両方をバランスよく使えるような精神的な人間性能力が発達する期間が残されているのです。

(中略)

もともと日本人は人間性の高い文化を持っており、明治時代の小学校教育は、授業時間の約3割が人間性教育だったそうです。

61 右脳のイメージ記憶を活用した記憶力の向上法とは

人間が覚えやすいのは、テキスト(文章)とイメージ(画像)のどちらであるかご存知でしょうか。

正解はイメージ記憶です。文章の情報よりはるかに、大量に覚えられます。

イメージと文章の”情報量の違い”を理解するために、例えば今、あなたがいる部屋を文章で説明することを考えてみて下さい。

「ドアの色は何色で、材質はこうで、家具はこんな形をしていて・・・」といくら書いても、その部屋の写真一枚のほうが、正確に理解してもらえますよね!

覚えるときも、イメージを活用した方が、何倍も楽に覚えることができます。

これには右脳の力が関係しています。左脳の何倍もの情報処理能力を持つ右脳。その右脳が得意とするのが、イメージ記憶なのです。

ただ残念なことに、日本人の多くの人が、文章型の記憶を使っています。その分、右脳を使ったイメージ型の記憶には慣れていないのです。

実は、世の中の「記憶力に自信のある人」は、文字や言葉を「瞬間」かつ「無意識」にイメージに変換して理解しています。

そして逆に、文章を書いたり人に説明をするときは、頭に浮かんだイメージを、これまた「瞬間」かつ「無意識」に文字に変換して、脳から出力しています。

この光景を、記憶に自信のない人間が見ると、「やっぱり頭のいい人は、ドンドン頭の中に文字が吸収されているんだなぁ~」と誤解してしまいます。

そして、記憶するために、文字をたくさん書いたりして、更に記憶することを難しくしてしまいます。

人間が外部から受ける情報は、まず右脳に入ります。右脳は、別名「イメージ脳」といわれ、聴いたり見たりした情報などを、イメージを含めて、丸ごと受け取ることになります。

そして、左脳の仕事は、この情報やイメージを整理、整頓するため、さまざまなラベルをつけて、脳の引き出しにしまっておくこととなります。

つまり、右脳が受けたイメージや情報を、左脳が論理化して脳におさめておくということです。

この右脳と左脳との協力によって、頭の中に外部からの情報が蓄積されていくことになり、これが「覚える」ということになるのです。

一方で、左脳の力のみに頼るのは、単なる「暗記」となり、「思い出す」ことは困難になります。

情報をイメージ抜きで覚えるということは、言葉や数字を単なる記号として、脳にしまいこむことを意味しています。つまり「思い出す」ことが大変難しい作業となるのです。

一方、右脳のイメージ力と左脳の言語、論理作業力をバランスよく働かせるのが「記憶」であり、これにより、人間の脳は「覚える」ことと「思い出す」の2つを完璧にできるようになります。

 

 母性を生み出す脳内回路の不思議

女性の脳は、妊娠や出産を経て大きく変化するといわれています。そのひとつが「母性回路」と呼ばれる脳内の神経系。この「母性回路」が、妊娠時に分泌されるホルモンによって活性化すると考えられているのです。

女性の脳内を機能MRIという装置で調べた結果、女性が男性に対して抱く恋愛感情と自分の子どもに対して抱く愛情は、ほぼ同質のものだということもわかりました。これはつまり、 恋愛感情を作り出すホルモンには中毒性があることから、母親の子どもに対する愛にも中毒性があるという意味になります。女性の脳には、子どもの世話をして愛情を注ぐことに対し中毒になってしまうくらい心地いいと感じてしまうシステムが備わっているのです。

なぜ女性の脳には、そのようなシステムがあるのでしょうか。それは太古の昔より、子どもを育て、子孫を残していくという仕事が人生でもっとも困難な仕事だったからです。成し遂げ難い仕事だからこそ、進化の過程で子育てに喜びが感じられるような報酬システムが女性の脳に構築され、困難を乗り越えてでも子育てが達成されるように遺伝的にプログラムされたというわけなのです。それだけ子育てとは重大で尊い作業だといえるでしょう。

また、子育てによって母親の脳機能も高まっていきます。女性は妊娠すると、妊娠前に比べて五感が鋭くなることがわかっています。

たとえば嗅覚。妊娠すると嗅覚が鋭くなり、妊娠以前は気にもならなかったような些細な臭いの違いにも敏感になります。なぜこのような変化が起こるのかというと、胎児に悪影響をおよぼす危険性の ある食物を嗅ぎ分けて避けるため。ちなみに食べ物に対する鋭い嗅覚は、出産後にはなくなってしまうのだといいます。

また、ほとんどの母親が自分の赤ちゃんの声を聞き分けることができたり、泣き声に即座に反応したりすることから、母親になると聴覚も敏感になるといわれています。

同様に、子どもを危険にさらさないよう周囲への注意力が高まるという意味から、妊娠している女性は妊娠していない女性に比べて格段に視覚能力が高まることもわかっています。

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List    投稿者 seibutusi | 2020-08-28 | Posted in ⑧科学ニュースよりNo Comments » 

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