2013-07-15

太陽系を探検しよう-34.地球の水も生物も石油も宇宙由来

前記事磁化率理論・検証編~水星・金星の続きです。
 
  
太陽系誕生から地球形成まで
 
地球や太陽系を形成した物質群は、銀河系の中心などにあるブラックホール(超重力場)で生まれます。
 
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超巨大ブラックホールのイメージ
  
そこではあらゆる物質が引き込まれ、超高温・高圧空間の超エネルギー場となる入口付近では、あらゆる物質が形成されます。
 
一方、超高温・高圧に納まりきらないエネルギーが反動でジェットとして噴出し、あらゆる物質を宇宙空間に撒き散らします(上の絵がそのイメージ)。発散された物質がある場にとどまり、凝集した結果できたものが恒星系で、太陽系もそのひとつです。
 
恒星系は凝集の中心に核=原始太陽が形成されます(右がそのイメージ)。原始太陽は次第に大きくなり、その中心部に超低温・超高圧空間をつくっていきます。そこは絶対零度の超低温なので、超伝導⇒磁場が生じ、周辺の物質は磁場に包まれます。
 
あらゆる物質は、磁場に対して感応の仕方が決まっています。磁場に対して近づくか、遠ざかるか、ほとんど影響されないかという違いがあります。原始太陽の周辺の物質は、そのような“磁化率”に応じて、中心から一定の距離を周回するように整序されます。その結果、太陽系においては、現在の地球の軌道のあたりにくるのが、アミノ酸といった、地球に生命を生じさせた成分だったのです。
 

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地球の水も生物も石油も宇宙由来
図:磁化率に基づく物質分布(理論値)
図の左側に太陽を置き、磁化率に応じた惑星位置(最下段)と物質位置を配置。
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磁場に対する反応度に応じて物質を並べた上図によれば、は地球の位置とほとんど一致した所に来ており、生物の原料であるアミノ酸などの有機化合物も地球を中心とした広い範囲に集まっています。大量の水と有機化合物を含んだ物質が、現在の地球の軌道の位置に凝集したのです。
従って、地球ではそのとき生命の誕生が約束されていました。しかも近代文明の発展をも約束するかのように、石油資源も配給されています。
石油は一般に下等微生物による化石燃料であるといわれています。しかし、大部分は生物由来ではなく、宇宙に由来すると考えられます。オクタンなどがそれです。
参照・引用は、武田福隆著『太陽系の起源』(近代文芸社)

List    投稿者 kumana | 2013-07-15 | Posted in ⑫宇宙を探求するNo Comments » 

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