2009-08-24

腸内細菌と健康の関係2

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前回は腸内細菌とは何かと、人との関わりについて追求していきましたが、今回は健康との関係について追求していきたいと思います :D
5.「腸内細菌」の人体に及ぼす影響
腸内細菌なしでは人間は生きられません。 腸内細菌は人体にどんな影響を与えているのか?
6.「腸内細菌叢」のバランスが崩れると・・・
腸内細菌叢のバランスを保つことは、私達が健康に生きられるかどうかに関係しています。
7.乳酸菌とは・・・
最近良く耳にする「乳酸菌」。これって本当に体にいいの?
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5.「腸内細菌」の人体に及ぼす影響
◇ 「腸内細菌」と酵素活性 ◇
腸内細菌は、腸管、肝臓、腎臓、脳などの酵素の活性を人間にとってよい状態にコントロールしている可能性があると言われています。
◇ 「腸内細菌」と老化 ◇
腸内細菌は、歳をとるとともに低下していく様々な機能に対して働きかけ、その機能を維持したり、低下を抑制することがわかっています。
◇ 「腸内細菌」とホルモン ◇
腸内細菌は、コレステロールを分解して排出するとともに、私達のからだにとって有用なホルモンを産生することがわかっています。
◇ 「腸内細菌」と免疫 ◇
私達のからだに病原菌、ウィルスやその他の異物が侵入した時、それらと闘って、私達のからだを防御し、もとの正常な身体に保とうとするしくみの一つに「免疫機構」があります。
腸内細菌は、免疫とも深く関わっています。
免疫に関わる器官には胸腺などいくつかありますが、最大の免疫器官が 「腸管」です。腸管には全体の約60%にあたるリンパ球が集結して、異物の侵入に備えています。
免疫機能の中には、 「経口免疫寛容」といって、口から摂る食物には過敏な免疫反応をおこさない仕組みが私たちの身体にはりますが、これは、「腸内細菌」が存在しないと誘導されないのだそうです。 そして「腸内細菌」の手助けなしでは「腸管免疫系」はつくられません。
その返礼としてか、「免疫系」はおなじ細菌である病原菌やウィルスは敵として殺しても、「腸内細菌」とは平和的に共存しています。

6.腸内細菌叢のバランスが乱れると・・
≪≪腸内細菌叢のバランスを悪くするもの ≫≫
 1 ストレス        ⇒ 少しでもストレス解消を!
 2 食生活         ⇒ 食事もバランスが大切です。
 3 くすり (抗生物質)  ⇒ 長期乱用することなく、必要な分だけにしましょう。
 4 疲労・睡眠不足    ⇒ 体力的・精神的にも負担がかかります。
 5 加齢          ⇒ 誰にでも平等に訪れるものです。クヨクヨせずに楽しく歳を重ねましょう。
上のような原因がたび重なると、腸内に常在する乳酸菌が減ってきます (物質代謝の異常がおこります)。
更に毒性物質を産生する菌が増加し、病原菌が増加します

7.乳酸菌とは・・
腸内細菌の中でも乳酸菌群が特に「健康維持・促進」に対して効果的であり、 また昔から乳酸菌による発酵食品(漬物・味噌・しょうゆ・ヨーグルトなど)が世界的に普及していることなどからも、「乳酸菌=健康によい」ということは良く知られています
乳酸菌とは乳糖やブドウ糖などの糖を分解して「有機酸」を多量に作り出す細菌の総称です。 乳酸菌には下記のような優れた働きがあります。
《 乳酸菌のおもな働き 》
∇ 小腸での栄養分の消化吸収・大腸での水分吸収
∇ ビタミンを作り出す
∇ 腸の蠕動(ぜんどう)運動を高めて、便秘を予防する
∇ 食中毒を起こす菌や病原菌の増殖を抑えたり、殺したりする
∇ 「発酵」という作用で、普通ならばほとんど吸収できない鉄やカルシウムなどの「ミネラル」を吸収しやすい形に変える
∇ 腸内の腐敗を抑えたり、発ガン物質を分解する
乳酸菌が多く定着している正常な腸内細菌叢は、免疫の一翼を担う強固な防壁でもあります。
この乳酸菌優勢のバランス良い状態を保った腸内細菌叢に病原菌が侵入してくると、腸内細菌同士が一致団結して防壁を築きます。
病原菌は自分たちが定着する場所(スペース)がないので増殖することなく、すみやかに腸から排出されてしまうのです。

腸内細菌を健康的に維持する為に、何か特別なことをする必要はなく、基本的な健康管理を行っていればいいということですね。逆に言えば不健康な生活をおくっていれば、腸内細菌に関係なく不健康になるし、更に腸内細菌も悪玉が勢力を強め、悪循環に陥るわけです。
乳酸菌に関しては、健康維持に欠かせない存在ではありますが、人類の歴史を考えてみても、最近よく謳われているような乳酸菌を含む健康食品を、わざわざ心がけて食べる必要はないのではないかと思います。(食べないよりはいいのかも)
それよりも現在問題になっているストレス、これを貯めてしまうことは、健康を維持していく上でまさに天敵といえます。
このストレス社会を個人の問題としてではなく社会全体の問題と捉え、健康的な生活をおくれるような環境作りをみんなで築いていく事が重要だと思います。

http://www.seiwa-bussan.co.jp/chonaisaikin.htm#chounaisaikin-tohaより引用

List    投稿者 mizuguti | 2009-08-24 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 

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コメント1件

 あれっくちゅ | 2010.02.02 4:41

遺伝子決定型を獲得したころの鳥類と哺乳類の立場上の違いなんかも知りたいところです。
おそらく鳥類は軽量化のために多産多死に出来ないのでWZ型にしかならなかったとか、
哺乳類はXY型と多産多死によって選別のために天敵を利用したのではないかと思います。
若しXY型よりWZ型の方が優れているのなら、
地上に降りる鳥類ももっと多かったのではないか、
ネコが地位の割に多産多死なのもその辺に理由があるのか、
ネコの病気は人間の病気より怖いものが多いのですが、天敵を失ったからなのか。
そうだとすると天敵を失った人間はますます病弱になるのか、
など、とても気になって頭から離れなくなってしまいました。

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