木から落ちたチンパンジー=初期人類にとっての外圧とは?
(写真は「ネコろんで幸せ」さんよりお借りしました)
人類の誕生プロセスの仮説を立てた記事が昨日はありましたが、今日は木から落ちたサル=人類にとっての外圧状況を整理してみたいと想います。
イーストサイドストーリーはサヘラントロプス・チャデンシスの発見によって、ほぼ完全に否定されましたが、では、人類はどこでどのように進化してきたのでしょうか?(参考:人類誕生:イーストサイドストーリーの草原説から、森林説へ)
近年は、人類誕生の場所は草原ではなく、森林であったという説が有力になっているようですが、その森林は木から落ちたサル=始原人類にとって、どのような外圧状況にあったのでしょうか。
それらを探ってみたいと想います。
■猿の食性
真猿は基本的に雑食であるが、最も人類に近いチンパンジーはその中でも非常に食べるものの種類が豊富であるようです。
■木から落ちたサルにとっての外敵
ヒョウ(参考:Wikipedia)
現在でもアフリカ大陸に生息している。サバンナ以外にも、森林にも生息しており、木に登るのが上手く、哺乳類も捕食するため、サルにとっても大きな外圧。当然、地上に落ちた人類にとっても、相当強力な外圧として存在したことが考えられる。
クマ(アグリオテリウムetc.)
また、他にもオオカミやジャッカルのような動物、ニシキヘビなど、危険な動物は相当数いたのではないかと推測されます。
食物に関しては、木から落ちても場所によっては賄える可能性はあるが、最大の問題は外敵闘争になりそうです。
森の中とは言え、外敵は多く、外敵闘争圧力は樹上に逃げられなくなったサル=人類にとっては非常に過酷なものであったと推測されます。
そう考えると、人類への進化が生じた場所は鬱蒼と樹木が生い茂った森林の奥地の、薄暗く、他の動物があまり来ないような場所でしょうか?そうであるとすると、その後の洞窟生活にも繋がりそうな感じもしますが…
これらについて、詳しくご存知の方がいらしたら、是非おしえてください 😀
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.seibutsushi.net/blog/2009/05/751.html/trackback