2009-03-20

キーワードで読む――過去記事のインデックス:ヌクレオチド

「るいネット」や「生物史から、自然の摂理を読み解く」ブログの過去記事を、「ヌクレオチド」というキーワード読み解くインデックスです。短い【抜粋】を手掛かりに、是非、アドレスをクリックして本文お読み下さい。

◆プリンヌクレオチドの生合成経路
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=202426
【抜粋】
プリンヌクレオチド生合成系とATPを合成する経路の2反応は可逆反応で、AMPを材料として生成される生体内で重要なエネルギー源であるATPの量を調整していると考えられる。
<中略>
AMP合成にGTPが、GMP合成にATPが利用されることで、AMPとGMPの合成量のバランスが取られていると考えられる。

◆ATPの起源について
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=199766
【抜粋】
ATPを人工的に合成することは【可能】です。<中略>
塩基と糖とリン酸を混合して紫外線をあてるそうです。このような状況は原始地球では当然ありえるので、生命の起源より前にヌクレオチドができていた可能性は高いです。
では、初期生物はどのようにATPを合成していたのでしょうか?
現在有力な説は「化学浸透圧説」です。
要約すると、細胞膜周辺で膜内外のイオン濃度差や電位差を利用してATPを作っている。それは全生物で共通であるということです。

◆生物のATP合成の仕組みと進化
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=201156
【抜粋】
ATP合成の仕組みは、大きく3つに分類される。
・解糖系・・・・解糖系による「基質レベルのリン酸化」
・酸素呼吸・・・酸素呼吸による「酸化的リン酸化」(酸化還元反応)
・光合成・・・・光合成による「光リン酸化」
<中略>
ATPの合成にも塗り重ねの進化があることが分かる。まず地球上に酸素のない初期の頃、解糖系のATP合成によるエネルギー生成方法が生まれた。このATP合成方法はその後の全生物に共通している。初期原核生物は、この解糖系のエネルギー生成方法を利用し生まれた。その後、真正細菌(初期ミトコンドリアや葉緑体)誕生の段階で、地球は光と酸素に満たされ、光合成と酸素を利用したATP合成を塗り重ねて来たと考えられる。・・・・・・

◆09/1/25なんでや劇場まとめ①中心体って何?
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=198261
【抜粋】
・GTP・GDPはヌクレオチドの一種。ヌクレオチドは、リン酸基・糖・塩基で構成され、エネルギーの出し入れ媒体であり、DNAやRNAの材料。
・リン酸基を3つ持っているのがGTPで、2つ持っているのがGDP。リン酸基を手放す際にエネルギーが放出され、そのエネルギーがタンパク質接着に使われる。
●まとめ
中心体こそ真核細胞の・・・・・・

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◆生体膜と中心体形成についてのヒント
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=195438
【抜粋】
生命体初期の膜形成において、まずアミノ酸の重合が起こり、それがいわば核となってリン脂質(膜)などの物質を吸着させ安定した膜構造を形成しえたのではないかという可能性を示唆しているように思う。そして、このアミノ酸の重合物こそ、リン脂質膜を支える、後の原核細胞における細胞骨格の元となったものではなかろうか?
さらには、細胞分裂の統合役とも言うべき『中心体』は、ヌクレオチドとタンパク質の複合体である。<中略>つまり、このアミノ酸重合体こそ、その後の中心体の雛形(原基)となった可能性があるのではなかろうか?

◆細胞周期とヌクレオチドの量に関する中間整理
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=187897
【抜粋】
細胞は活動状況によって、以下の3つに分けられる。
①細胞の現状を維持しているだけで物質生産や分裂を行っていない状態。
②タンパク質などの物質を生産している状態。
③DNA複製を行っている状態。
<中略>
ヌクレオチドの製造状況と、細胞の状態を整理すると以下のようになる。
①の休眠期
⇒サルベージ回路でリボヌクレオチド生産
②の一般活動期、細胞分裂のG1期、G2期、M期
⇒RNA生産⇒リボヌクレオチド消費⇒デノボ回路起動⇒リボヌクレオチド大量生産
③の細胞分裂のS期(DNA複製)
⇒DNA生産⇒デオキシリボヌクレオチド生産⇒リボヌクレオチド消費⇒デノボ回路起動⇒リボヌクレオチド大量生産・・・・・・

◆海水域を捨てるのは大きな賭けだった!
http://www.biological-j.net/blog/2006/09/post_2.html
【抜粋】
硬骨魚類登場以前の軟骨魚類の骨は、炭酸カルシウムで出来ていたのだが、硬骨魚類以降の脊椎動物の骨は、リン酸カルシウムで出来ている。ちなみにリンは、DNAやRNAの構成要素であるヌクレオチドの主成分のひとつであり、生物とは切っても切れない重要元素と言っても過言ではない。・・・<中略>・・・海水域を捨てて淡水域に適応しなければならなくなった初期魚類の状況は、「命の母」との決別を意味しており、その後の陸地への進出に匹敵する(あるいはそれ以上の)ターニングポイントだったと言えるかもしれない。

◆収束不全の遺伝子たち(自然選択では語れない)
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=78001
【抜粋】
寿命の短い線虫で、約400世代についてDNAを直接調べ、変異を詳細に解析した結果は意外。①変異の頻度がこれまでの推定値の10倍で、②ヌクレオチドが欠失する変異よりも、余分なヌクレオチドが挿入される変異の方がはるかに多かった。これは、自然集団から得られた結果とは矛盾している。・・・<中略>・・・挿入されたヌクレオチドは少なくとも、他の遺伝子群とは調和的なのであろう。しかし、外圧を遮断した状況下では、どのような可能性が開かれたのか?要不要が判断されずに、収束先が不明なまま残存していると考えた方が良いのではなかろうか。

   by びん

List    投稿者 staff | 2009-03-20 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 

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