2009-01-11

遺伝子が全く一緒の双子が顔がちょっと違うのはなんで?~DNAがすべてをきめるわけじゃない!

質問です♪~遺伝子が全く一緒の双子が顔がちょっと違うのはなんで?~
↑のご質問にこの場を借りて、回答したいと思います 😉
既に何人かの方がコメントされていますので、それをもとにちょっと調べてみました
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画像はコチラからお借りしました。
双子の秘密が今明らかに
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実は私の妹も双子です
一般に双子と言われる双生児には
一卵性双生児 と 二卵性双生児 があります。
読んで字のごとく、一卵性双生児は一つの受精卵が何らかの理由で二つに分裂して双子になる(この場合DNAは全く同じ)もの
二卵性は、通常1つである卵子の排卵が2つ起こり、それぞれに精子が受精して双子になるもの
ちなみにうちの妹たちは一卵性で、小さい頃は親でも間違うほどソックリで、学生時代はお決まりの入れ替わり(AはB、BはAのふりをして授業に出たりする)もしたようです
でも今は(20代後半)、姉妹にも見られないくらい似てない…
それにはこういう理由が考えられます

遺伝子発現は一定ではない
(引用者注:上の画像をご覧下さい)Aは一卵性双生児の指紋ですが,ゲノムが同一である一卵性双生児でも指紋が同じになっていません.Bのクローン動物の場合も遺伝子は全て同じはずですが,毛のパターンが全く異なっています.こうした指紋や毛のパターンを決めるのは確率が支配する世界だからです.

引用はコチラより
ようは、遺伝子(DNA)が一緒でも、それが全部発現するわけじゃないし、その発現はランダムであるということのようです。
また、

同一のDNAを持つ一卵性双生児であっても、胎児期から双子の各々は独自の成長をするため脳の発達過程も異なっており、出生時には大脳皮質の形状も異なっている。双子の成長に従って個々の双子の表現型の差が次第に広がるため、病気に対する抵抗力や外見などの差などは次第に大きくなる(下記双子研究参照)。食物アレルギーの有無・種別・度合いなども、既に離乳期の時点で双子の各々で異なっていることが多い。また、DNA情報は個々人の獲得形質に直接的な影響を与えることはないため、身体能力なども(似ているが)個々人で異なり、学校の得意科目やスポーツの得意・不得意が分かれることも多い。

ウィキペディアより
にあるように、一卵性双生児の区別は指紋や生体認証、ほくろやあざ、虹彩や静脈パターンでも出来るらしいのですが、一般的にもっとも確実といわれるDNA鑑定でだけは区別不能…だって同じ遺伝子だから…
母親の胎内から出て、個々に外圧を受けることで、同じ遺伝子でも多様な変化があるようですね。
ってことは、DNAがすべてを決めてるわけじゃないってこと
ちなみに専門家の間でもこんな 話になっているらしい

(従来言われる)遺伝子=DNAが完全に同一なはずの「双生児」が、加齢とともに異なる外見、性格を持つようになるのは、状況に応じて刻々と変化するRNA上に遺伝子(発現子)があるからと考えた方がわかりやすいのではないか。実際これまでは精子はDNA情報だけを子孫に伝えると思われていたが、父親の持つRNA情報も受精卵に伝えられることが分かった。もちろん母親からも卵子を通じて。

引用はるいネットより
改めて、生物にはDNAだけに限られない多様性が秘められていることが分かりました
質問を投稿してくれて、ありがとう

List    投稿者 yukie | 2009-01-11 | Posted in 未分類 | No Comments » 

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