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【電磁波と時空の関係・・・①】

これまで、以下の3つの記事をアップしてきました。
 
1  シリーズ 超極小『素粒子』の世界18 ~物質は、エネルギーの塊 リンク [1]・・・(A)
 
2  「作用・反作用の法則」+「重力レンズ効果」=「空間は未知のエネルギーで成り立っている」 リンク [2]・・・(B)
 
3  「全ての存在は、運動存在」⇒「全ての存在の運動要因は同じではないのか?」 リンク [3]・・・(C)
 
上記(B)より、時空の曲がりに添って「光=電磁波」が曲がる。このことから「電磁波と時空の関係」に関して、後述の二つの仮説を思いつきました。この仮説を追究すれば「電磁波と時空の関係」が明らかになると考え取り組むことにしました。
 
今回のブログは、(A)・(B)と密接に関係しているので、できれば(A)・(B)を先に目を通して頂ければ幸いです。
 


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それでは、本題に入ります。
○「光=電磁波」にとって、「時空」は従属存在
時空の曲がりに添って「光=電磁波」が曲がることから考えて、電磁波は時空の従属存在ということは間違いなさそうです。従属存在という視点で捉えると、以下の二つの仮説が浮かんできました。
 
仮説① 電磁波と時空は全く別の存在で、電磁波が川に浮かぶ木の葉のごとく、水(時空)の流れに沿って進んでいる。
 
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仮説② 時空は、電磁波の媒質であり、時空と電磁波は一体のものである。換言すれば、電磁波は時空エネルギーが伝播する波である。水面が時空で波紋が光=電磁波といったイメージです。
 
 
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という二つの仮説です。
 
 
「光=電磁波」にとって、「時空」はどのような存在なのかを明らかにするために、二つの知識が必要となりますので、まず、その紹介から入ります。
 
①運動の第一~第三法則
・運動の第一法則(慣性の法則)
「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける」
 
・運動の第二法則(ニュートンの法則)
「物体が力を受けると、その力の働く方向に加速度が生じ、その加速度の大きさは力に比例して慣性質量に反比例する。」
 
・運動の第三法則(作用・反作用の法則)
物体Aが物体Bに力を加えると、必ずBもAに同じ大きさで反対向きの力を返します。これが作用反作用の法則です。
 
⇒これらの法則より、等速直線運動、もしくは、静止しているものに加速度が生じた場合、何らかの力が作用していることになります。また、力を加える存在と力を加えられる存在があれば作用反作用の法則で、その加速度=力を停めようと、逆向きの力が作用するということがいえます。
 
 
二つ目が、②電荷・電場です。
 
②電荷・電場
電荷(電気量)は、素粒子が持つ性質の一つで、電荷量は正または負の値を取り、電荷量が正である電荷を正電荷といい、電荷量が負である電荷を負電荷といいます。陽子は正電荷を、電子は負電荷を持っています。
 
電場は、電荷に力を及ぼす空間(=時空)の性質の一つで、例えば、空間のある点に, 正の単位電荷量をもつ電荷を静止させて置いたとき、その電荷に生じるであろう電磁気的な力を、その点における電場と定義しています。
 
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⇒時空に時空エネルギーが充満しているという条件を組み込んで考えると、時空エネルギーが電荷→電場の周りを取り囲んでいます。よって、電荷→電場によって時空エネルギーに何らかの影響を与え、形成された電磁気的性質を持った空間が電場であると考えられます。
 
これらを頭に入れて頂きましたか? 「電磁波と時空の関係」を明らかにするために、「電磁波の発生メカニズム」を見てみましょう。
 
●電磁波の発生メカニズム
一般的には「次代を照らす太陽エネルギー4 ~太陽エネルギーはどのように地球に到達しているか~ [4]」より

下図のように、導線の中を電流を行ったり来たりさせて振動させる(追記:電子=電荷の加速度変化)と、導線の周りに磁場が発生(*1)し、その方向は電流の進行方向に対応して右回りと左回りに変化します。磁場がこのように変化すると、電磁誘導により磁場の変化を打ち消すような電場が磁場と直交する方向に発生(*2)します。さらに電流が逆に流れると、磁場の向きも逆になり、その変化を打ち消すように電場の向きが逆になります。そして、その電場の変化を打ち消そうと電場と直交した磁場が発生します。このように、お互いに直交する磁場と電場が繰り返して発生し、その電場と磁場は空間に放出される(*3)ことになります。

 
 
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疑問
*1:電荷に加速度変化を与えると、何故、磁場が発生するのかが不明。
*2:磁場が発生した段階では、電荷の電場とバランスしているため、この段階で磁場が発生したからといって、電場が出来るわけではない筈。
*3:電場と磁場は、何故、空間に放出されるのかが不明。
 
上記の疑問も踏まえて、時空に(=)時空エネルギーが充満しているという条件を組み込み「パックン」に考えてもらいましょう。
 
 
 
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