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宇宙人と交信や、UFO関係の隠蔽情報の開示運動を行うグリア博士の『人物像』と『体験史』1

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前回、スティーブン・グリア博士の、書籍『UFOテクノロジー隠蔽工作』を引用しながら『UFOテクノロジー隠蔽工作がどのように進められてきたのか? [2]』を掲載した。

この書籍は、2つの大きなジャンルに分かれている。

一つ目は、

☆宇宙人に関する偽情報を捏造して発信するDSやシャド―ガバメントなどと呼ばれる巨大組織の問題

それは『UFOテクノロジー隠蔽工作がどのように進められてきたのか?』に掲載した内容が、その一部であり、その発表の概要は書籍 ディスクロージャー [3]You tube [4]にも発表されている。

その概要は『UFOの飛来目的は危険な地球文明への警鐘と、人類の転換への期待 [5]』で書いたように、宇宙人が人類に危害を加えたり、侵略したりしようとしているという説は、CIA、NSA、軍産複合体を蔭から支配するDSが、自らの私益と支配のために捏造したものに過ぎないというもの。

その偽情報により、一般人は、宇宙人説を『ちょっとおかしなオタクの考えること』だと思い込まされるか、『宇宙人は人類に危害を加えるものと恐怖を植えこまれる』。その結果、対宇宙戦争の危機が煽られ、それにより法外な軍事費の永続的な獲得を実現し、お金による支配を盤石なものにしてきた。

また、極めて多数ある一般人のUFOサークルのほとんども、CIA等の中に巣くう闇の巨大組織のDS等から送りこまれたスパイによる偽情報工作で汚染されている。汚染とは、宇宙人は人類に危害を加えたり支配したりすることを目標にしているという刷り込みだ。

そして、このテーマは、詳細にこの元情報となった書籍『UFOテクノロジー隠蔽工作』を読み込んでも、トランプとDSが繰り広げる世界革命をめぐる戦いの分析軸とほとんど整合する。よって、追求している人にとってはわかりやすいし、間違いがあっても比較的容易に発見できる構造にある。

2つ目は、

☆宇宙人との遭遇、交信、彼らが地球へ来た目的などの信憑性の問題

であり、宇宙人の存在、宇宙人との遭遇、交信、彼らが地球へ来た目的などは、どこまでの信憑性があり、どのように事実と整合するのかの判定が極めて難しい問題だ。グリア博士の体験を通した宇宙人が地球に来た目的は以下のようにまとめられる。

核利用を中心に、人類や地球が破滅の方向に向かっている現実を反転させ、新たな進化に向かわせたい。しかし、原則、直接介入は支配と同じなので、人類自らその方向に向かうように誘導したい。そのために、交信可能な意識まで到達した人材にアクセスしている。

そして、人類も半重力装置などを幼稚なレベルでは開発出来ているが、宇宙人の意識まで対象にした技術には足元にも及ばず、彼らが本気で支配しようとしているならば、今のところ勝ち目はないし、宇宙人はそんなことは考えていないというもの。

これらの情報の真偽判定の難しさのポイントは、体験情報が複数人同時に遭遇している場合もあるが、基本的に個人的な体験からなり、それを再現できる一般人は極めて少ないこと。

それ以上に問題なのは、ほとんどの人が、誤った近代科学を妄信しているがゆえに、その整合性を近代科学のパラダイムで測ってしまうこと2点だ。この思考パラダイムが宇宙人や宇宙的先端技術の理解を妨げている。

その中身を大きくとらえると、近代科学は物質世界を対象とし、精神性や霊性は科学的ではないという観念(認識方法)の問題に行き着く。しかし、テレパシー、幽体離脱、プラシーボ効果、波動治療、共時性、虫の知らせ・・・など、およそ物質とは関係のないところで、意識、精神、霊性等と呼ばれる力は事実として存在し、それらは右脳の活動と密接な関係にある。

これらは、人類の生存に大きき関わり、かつ、それにより適応力が格段に上層させてきた。つまり、『物質』と『精神や霊と呼ばれる(適切なことばが今は見つからないが)』を含めた新しい科学の問題を追求する位相に『宇宙人や宇宙先端技術』はあるということだ。

そこで、宇宙人との交信を実体験し、隠蔽情報の開示のための命をかけて社会活動を行っているスティーブン・グリア博士の経歴、体験、宇宙人観について数回に分けて掲載していく。その内容は、書籍『UFOテクノロジー隠蔽工作』によるが、これは、2004年にバージニア州にある彼の別荘で、1週間にわたる講演のテープ起こしである。

そこでは、グリア博士の過去60年近い極めて不思議な体験や、その間に会った、アポロ計画の真の目的を知っているアポロ宇宙飛行士のブライアン・オリアリー博士、敵側のシャドーガバメントのメンバー、その情報を組織内で遮断されてきたCIAなどの正規の指揮系統にある高官との対話内容を含む膨大なものだが、構造的にまとまっているわけではない。

よって、こちらで想定した重要だと思われる切り口ごとに再編して掲載したい。その際に、重要部分の要約や構造化もするが、彼の宇宙人遭遇体験やそこでの意識状況などは、その体験をしたことがない人間が要約すると誤った方向へ誘導しかねないので、原文引用を大切にしたい。

まずは、宇宙人と交信や、UFO関係の隠蔽情報の開示運動を行うグリア博士の1973年までの『人物像』と『体験史』から。

 ☆☆☆グリア博士の『人物像』と『体験史』 1955年~1973年 要約と引用

☆☆要約

 ☆1955年年齢 0

ノースカロライナ州、シャーロットに生まれる。

 ☆1965年年齢 10

仲間3人と遊んでいる最中UFOに遭遇、仲間全員が目撃。銀色で継ぎ目のない物体。しばらく空中に浮いていたが一瞬で消えた。その後数週間、地球人では無い存在との出会いが、毎夜夢の中で起きた。

☆1966年~1970年年齢11~15

 地球外生命体との遭遇体験でUFOに関心が深まり関連雑誌を読み始める。宇宙人に対する恐怖ななく、自然の中では、何やら目覚めた神聖な感情を覚え、その知覚へ導く不思議な意識の気配を、自分の周りに感じていた。

  ハイスクール時代は、深夜のアルバイトをしながら学校へ通い、よい成績を納めた。極貧故流行の遊びもできなかったが、それにかえて、古代インドの聖典『ヴェーダ』を読み『サンスクリット語』を学んだ。これは彼の体験や精神性とぴったり合い、指導者無しで、瞑想的経験や工事の意識に入っていけた。

  そこで獲得した普遍的意識(著書では意識の非局在性)との結合をもとめ、自転車で田舎の大自然の中へ行くことを繰り返した。そこでは、別の地域や宇宙への、意識の旅を繰り返した。これらは、かなり鮮明な映像描写で、ベーリング海峡を上空から見るシャーマンの事例のような記述になっている。

 ☆1972年年齢17

誕生日前の17歳、臨死体験。敗血症(後で発覚)にかかり、極貧で医者にもかかれず。病気は悪化し、ついに、肉体から解き放されると同時に苦しみから逃れられた。そこでは、光輝・無辺・純粋・無限の心と溶けあい、個なる自分は影を潜め、永遠の時間の中にいる感覚で、通常の時間感覚が消滅していた。

  そして、言語を絶する、広漠たる宇宙を見ることが出来た。そこで、2つのまばゆい光=純粋なる意識のエネルギーの塊=神(一神教ではない)と遭遇し一体になった。幸福感や安心感も絶頂を迎えた。続いて、言葉以前にして言葉を超えた形態により、エネルギーの固まりから以下の内容を受信した。

 『私たちと一緒にいてもよいし、地球にかえってもよい』それに対して『あなたの意向は?』と聞くと『地球へ帰り、別の仕事をしてほしいのだが』と返答があり、あまりにも幸福だったので少しがっかりしたが、これを受け入れることが最高の対応だと感じ取り、それを承諾した。

 その後、失神したようになり体の中に戻った。しかし、体と意識の同調には少し時間がかかった。そのあと、抗生物質も飲まず医者にもかかっていないが、自然に治癒してしまった。そこでの悟りは、死は存在せず、一つの状態から別の状態への変容があるだけだという事。そして、彼はこのような覚醒状態を、その後もたびたび経験し続けている。

 ☆1973年年齢18

アパラチア大学入学のため、ノースカロナイナ州ブーンに引越。ここを選んだ理由は、広大な自然が残るブルーリッジ山脈に親近感をおぼえていたから。そこでは、できる限り山脈の自然の中に出向き、獲得した瞑想技法を実践し続けた。そこでは、無宗教の家庭で育ったため、尾ひれをつけた教義に縛られることなく、真実だけを探すことが出来た。

 その中で、臨死体験から6か月後、宇宙人との明確な遭遇を体験した。概要は、ブルーリッジマウンテンの山頂で、日没の瞑想を準備していた時、南西方向に宇宙船を見た。その時は『また彼らだ』程度の思い、彼らを当たり前のように受け入れていたが、突然姿を消した。そして、いつものように瞑想に入ると、突然、私自身のものではない思考がこころの中に生じた。そのとき臨死体験の時と同じような意識状況へ入った。完全に目を覚まして全創造と一体になった。

 そして、下山し始めると、右側に突然ETが現れ肩を掴まれた。それは男性で、全く穏やかで脅迫的なところは全くなかった。それから突然宇宙船に連れていかれた(恐らく幽体離脱)。二人は宇宙の真っ只中に座っていた。宇宙船は、半透明なので宇宙に浮いているように感じた。

 彼らは3~4フィートで訴えかっけるような目をしていた。(自分が感じ取った)彼らの想いは、宇宙意識の体験のある人間とコンタクトし、その意識を共有したいということだった。そこには、時間や空間を超越しており、無限の永遠性がある。この無限の永遠性が、意識の真の本質であり、私たち誰にも内在する真我である。

そこで彼らと共同制作したのが、人間が彼らと遭遇する際の信号のCE-5(第5種接近遭遇イニシャチブ)である。(これは今では、宇宙人との交信では一般的な手法になっている)。

このとき、のちに出来る『地球外文明センター』の概念が生まれた。それは、一つの宇宙、一つの人々という概念である。宇宙には現実に一つの人々がおり、私たちが彼らである。私たちすべての中に、ただ一つの意識ある存在が輝いている。どんなに頑張っても、その存在を分割することはできない。

分割したくなっても、その存在はつねに一つである。このノンローカリティーを理解せずに、星間宇宙を旅することはできないからだ。ノンローカリティーの理解には、高度な知識と悟りが要求される。(常に一体化の意識に貫かれている)

その後数か月、毎日、CE-5(第5種接近遭遇イニシャチブ)の試行を行い、多くのUFOを呼び寄せる。

☆☆引用

 この驚くべき体験した夜以降、私が学んだこと、ETたちに教えたこと、彼らと分かちあったこと、すべてを実行することを決めた。毎夜、就寝する前に横になり、瞑想状態へ自分を置いてから、無限定の“意識”の中へ入る。次に意識的なマインドの中の感覚を私の周りに、そして部屋の中に広げ、同時にそれが遍在する感覚であることを認識する。その“意識”の遍在感覚の翼に乗って、上方へ広がり宇宙に向かい、覚醒感に満たされながら星や宇宙を見るのだ。私はその覚醒のひとつであり、覚醒は私を外へ、宇宙へ連れ出す。

 そうした後で、私がここにいることをETに知らせるべく、信号のような思考を彼らに送る。多少子どもじみたしゃべり方で私はいう。「私を覚えていてくださるかどうかどうかわかりませんが、私の名前はスティーブです。私は今ここにいます。私の居場所に案内しましょう」そして、「CE‐5イニシャチブ」用に開発した交信儀礼(プロトコル)を実行する。

 この高次意識の状態のまま、その向きを変え、外の広大な外の広大なスペースを見る代わりに後ろを振り返り、ETたちに地球上の私の位置を示す。

 まず私は彼らに銀河系宇宙を示し、次にそこから太陽と地球のある太陽系にズーム・インする。その次に、地球へ、北米へ、米国東部へ、そしてアパラチア山脈へ向けて接近する。更に、ノースカロナイナへ、ブーンの私の居住地を知らせるためにズーム・インし、次いで、家屋内の私の正確な位置へ照準を合わせる。そこで、私は寝入る。

 数か月にわたる私の経験は、全く驚くべきものだった。1973年10月以降、この山岳地帯に前例のないUFO目撃の波が起こりはじめたのである。私はこれを、宇宙線船上で共同制作し、同意した内容が本当に効果のあるものかどうか、システムのベータテストの一方法として試してみたのである。確かに効果があった。新聞報道によると、山脈南部のシャイニング・ロック荒野、リンヴィル峡谷地域、その他、ここ、あそこ、いたるところで森林警備員が巨大な宇宙船のホバリングを目撃している。

 ある日、地方新聞にノースカロライナのモーガントン地域を外れた道路を運転していた男の話が載るまで、私は交信儀礼を続けていた。宇宙船が現れたのは、私の居住地から数秒しか離れていない。私によく似た青年がその道路を運転していたのだが、その車が緊急停止した。道路のわきに宇宙船がホバリングしており、一人のETがその青年の車の窓にいる。青年は非常に驚いた。

 私はその記事を見て、ETたちが間接的なやり方で「ほらね、私たちは信号を受け取っているよ」と言っているように思えた。私は心の中でこう思った。「私は危険な火遊びをしているんだな。これにどう対応するか結論がでるまでは、ほどほどにしておこう」

 この寝入ったままの状態で、私はETたちといかにも対話している感じの通信を続けた。かなり後のことだが、ルームメイトが言うには、数か月にわたって彼は夜中に目が覚めてしまい、私が低い声で寝言を言っているのを聞いたそうだ。

 「確かに話していたよ、でもこの世界の言葉ではなかった」と彼は言った。私はこう思った。「えっ、一体どういう事だ。どういうわけか、私はETたちが使う言葉とコネクトできる意識状態にいたらしい。彼はそれを聞いたから、絶対にこの世界の言葉じゃないと言ったんだ。」そのことがあって以来、ETたちとの交信儀礼を使用する特別な理由がない限り、その能力は私だけの知ったこと、他言はすまい、ときっぱり心に決めた。 

このように、臨死体験も含めた、霊的な能力の開花が、宇宙人との交信を可能にしている。地球人と宇宙人は霊的な意識を介して交信してるであり、肉体的接触が主な手段ではないと思われる。

また、その意識は、人類が一番深いところで感じている一体化欠乏と極めて近い位相にあるとも考えられる。

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