2007-08-31

植物の進化と倍数体との関係 進化するにつれて2倍体期間が長くなる

ないとう@なんで屋です。
初期植物から現代の高等植物に至るまで、多種多様な植物が生まれ進化し続けてきました。
初期真核単細胞生物と言われるクラミドモナスから、コケ植物→シダ植物を経て、現在普通に見られる種子植物が生まれています。
人間を含めた動物は、普段は2n(DNAが2セット)細胞が寄せ集まってできた多細胞体として生活し、生殖の時には1n(DNAが1セット)細胞である生殖細胞(精子と卵子)を受精させ、次世代の成体を一から作ります。 つまり、2nの状態が長く、1nの状態は非常に短くなっています。
では、光合成をする植物はどうなっているのでしょうか?
今回は植物の進化の流れと、DNAのセット数との関係を扱います。
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  投稿者 tnaito | 2007-08-31 | Posted in ①進化・適応の原理2 Comments » 

二つの時代を生きる植物:シダ

人生イロイロ。シダもイロイロ。
シダの人生、もとい生活史(≒ライフサイクル)を調べると、二つの時代を生きていることがわかります。
わたしたちが普通に見るシダの時代、そして普通は気づかない「前葉体」という時代。
シダの時代が高等植物につながる、より進化した時代なのに対して、前葉体の時代はその前の
コケ植物の時代の性質を受け継いでいる古い時代です。
新・旧二つの時代を生きるとは、どういうしくみなのでしょうか。
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  投稿者 trend | 2007-08-30 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 

植物はどうやって誕生したか?

当ブログで植物について最近議論が展開されています。
植物はどうやって誕生したのでしょうか?
まずは植物の定義をしてみます。一般的に言われている定義です。
「二酸化炭素を還元するための電子の供与体として水を用い、結果として酸素を発生する生物」
地球誕生から植物誕生まで、さらに現在の陸上植物はどのように誕生したのか?今日はそこに迫ってみたいと思います。
●さて、植物と言えば光合成。地球の大気の歴史を見てみます。(今日の資料は筑波大学生物科学系,植物系統・分類研究室さんのHPから借用させていただいています。)
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地球の酸素は藻類の30億年の歴史と共に増加してきたことがよくわかります。そして驚くべきことに陸上植物が誕生するまでには既に現在の酸素濃度は実現されていたのです。
●さらにこのHPでは藻類の歴史を知る上で非常にわかりやすいカレンダーがありました。
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われわれは生物の中心は動植物であると考えがちですが,時間軸でみると,陸上の動植物の歴史は生命の歴史のわずか13%にすぎません。これに対して原核の藻類は30億年の歴史をもち,生命の歴史の8割近い時間を占めています。原核緑藻の発見以来,原核藻類の多様性に目が向けられつつありますが,30億年の歴史をもつこれらの生物は,現在わかっているよりもはるかに複雑な構成をもっているものと考えられます。
ではその藻類がどのようにして植物になっていったのか?えっ藻類は植物じゃなかったの?という声も聞こえてきそうですが、藻類は植物でもあり、厳密には原生生物に分類されています。
現在でも学説がさまざまでいろんな分類がありますが、細胞共生を植物の進化の根拠としたMargulisの5界説を紹介します。5kaisetu.jpg
では標題の藻類から植物への誕生のメカニズムを紹介します。
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  投稿者 tano | 2007-08-29 | Posted in ①進化・適応の原理1 Comment » 

多様性の指向とオス・メス分化

ヒトも含めて高等動物では、性は子孫を作る為の唯一の手段であって、性と生殖を切り離して考える事はできません。

しかし、本来、性は生物の増殖にとって必ずしも必要なものではありません。例えば、植物には地下茎やむかごなどで、無性的に増殖できるものが多く存在しています。
動物界でも、多細胞のヒドラは出芽によって子孫を作り、イソギンチャクや海産の蠕形動物は2つに分裂する事で増殖していきます。ミツバチやアリマキなどでは、オス無しの単為生殖が見られます。

また、単細胞生物では多くの場合、性と生殖は完全に分離しており、バクテリアは普通、無性的に分裂を繰り返す事で急速に増殖します。
このように一部の生物では、オスとメスが存在しなくても充分に生殖が可能なのです。

では、なぜオス・メス分化(性)が必要になってきたのでしょうか?

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  投稿者 yoriya | 2007-08-26 | Posted in ①進化・適応の原理No Comments » 

水が液体として存在できる条件

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水は生命に必要不可欠である。水素結合と呼ばれる特徴的な性質を備えているからだ。水素結合には、分子同士を緩やかに結びつける利点がある。この為、様々な物質を溶かす有効な溶媒となる。水は生命活動に必要な化学反応の場を提供しているのである。
ところで太陽系を観測すると、水が液体で存在するのは我々の住む地球だけである。生物が進化できるくらい長期に渡って、惑星上に水が液体として存在する為には、どのような条件が必要となるのだろうか?
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  投稿者 tanizaki | 2007-08-22 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

葉緑体(原色素体)の役割

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なんで、大根とホワイトアスパラ と思われた方も多いでしょう。
今日は少し動物細胞から離れて、植物の細胞について考えてみましょう 🙂
植物の細胞の大きな特徴は、細胞壁があることと、光合成を行う葉緑体を持っていることですが、この葉緑体(もとは原色素体)は植物の中で様々な役割に変化します。
その役割の変化を、白い大根とホワイトアスパラをもとに紹介します。
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  投稿者 yooten | 2007-08-20 | Posted in 未分類 | No Comments » 

病原菌と抗生物質

最近、子ども達が病院にかかって告知される病名がやたらと複雑 🙄 になってきています。
マイコプラズマ肺炎とか、溶連菌感染症とか。恐らく、子育て中のママさんたちの間では当り前のように使われている病名ですが、初めて聞く方も多いのではないでしょうか?
一昔前であれば、「風邪ですね。」と一言で片付けられていたような気がする病気 にも、その原因がだいぶ突き止められ、細かく分類されるようになってきたんですね。
これら様々な病気の原因となっているのが、病原菌。
そして、それらの細菌に対抗すべく作られたものが、抗生物質といわれる薬ですが、実はこの病原菌と抗生物質にはいたちごっこの闘いの歴史があります。
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  投稿者 kawait | 2007-08-19 | Posted in ⑤免疫機能の不思議3 Comments » 

ドーキンスの目的は神の否定か、それとも神の存在証明なのか?

進化の問題を考える時に、常に私たちの思考を妨げているのが、進化=ランダムな突然変位+自然淘汰という発想でしょう。この発想の延長に「生物は遺伝子の乗り物にすぎない」というドーキンス流の極端なまでの生物=機械説が登場することになります。
その背景には、一神教の支配する欧米における創造論の根強さへの反発があるようです。
以下は近著『神は妄想である──宗教との決別』におけるドーキンスのことばである。
>私は 9 才の時にこの世界には多くの異なった宗教があり、それらが全て正しいなんてことは有り得ないことに気がつき、疑いを持ち始めました。私は 12 才ぐらいで一旦宗教へと戻り、最終的には 15,6 で宗教の元を去りました。
>私はあらゆるものが存在するその理由を知りたかったのです。私は生物に対して特に強く興味を持ちました。そして私がダーウィンの学説に出会ったとき — それはくらくらするほどエレガントで、そしてパワフルで — 私はあらゆる種類の超自然的な力を説明に使う必要はないとわかりました。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=150930
確かに別に生命の原理を説明するのに「超自然的な力」を用いる必要はないだろう。しかし、膜の誕生など生物史を紐解いていけばいくほど、生命はかなり初期から高度な認識機能を持ち合わせており、まさに生命は「自ら考えて振舞っている」と思わせられる。これはあまねく生命が持つ「自己組織化」する「力ないし意志」といっていいだろう。しかし主流進化論は、あまねく存在する「力ないし意志」を否定し、生命機械論のみで説明しようとしてきたが、それは生命の「意志」を全く無視した「運命論」に他ならず、それは逆説的に「神の存在証明」となるのではないか、との疑問が生ずる。

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  投稿者 yama3 | 2007-08-18 | Posted in 未分類 | 5 Comments » 

ヒトは食べられて進化した!?

 こんにちわ。arincoです。今日は、人類の進化についてなかなか興味深い本を見つけたので紹介したいと思います。
題して「ヒトは食べられて進化した」
題名からもおもしろそうな雰囲気が伝わってきますよね。さて、どんなことが書いてあるのでしょうか。
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  投稿者 arinco | 2007-08-17 | Posted in 未分類 | No Comments » 

ちょっとした化石の発見が簡単に定説を覆すのが人類学の世界

どうも雅無乱です。

人類史の定説を覆す発見があったようですね。

2種類の人類祖先が同時期に存在か ケニア北部で定説覆す化石発見
(2007年8月9日 中日朝刊)
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2007080902039665.html
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※画像は群馬県立自然史博物館のHPより
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/demeter/demeter4-02.html

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  投稿者 nanbanandeya | 2007-08-16 | Posted in 4)サルから人類へ…1 Comment »