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【番外編】「エネルギーは栄養物からしか得られない」のは本当?

オランウータンは“飢餓”という危機を「授乳期間の延長」「性収束(密着充足)」で克服した種。

しかし、飢餓状態=栄養不足の危機の中で、どのようにエネルギーと栄養を生み出したのか?という疑問点が残ります。

今回はエネルギーについて迫っていきます。

オランウータンの住む東南アジアは、4年に一度程度しか果実がならない地域。

そのため、ある程度飢餓に対する耐性は備わっています。

オランウータンは果実がなる時期に集中的に栄養を取り、脂肪として蓄えることができます。

そのため果実期になると、ぽっちゃりしています。さらに消費エネルギーを抑制するために普段の動きもゆっくりです。(これらの特徴は特にメスに見られる。メスは授乳などの子育てを行うために上記の進化を遂げたと思われる。)

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(画像はこちら [3]よりお借りしました。)                      (画像はこちら [4]よりお借りしました。)

逆に非果実期がなく、毎年ある程度の果実ができるアフリカに住む類人猿(ゴリラ・チンパンジー)は“筋肉質”で脂肪を蓄える機能はありません。

 

また、多くの生物では栄養不足の際の物質の再利用が行われています。(例:尿を分解して再びアミノ酸として利用するなど。)

このように上記のような既にある生体の機能でも説明がつかなくもありませんが、年にわたる栄養不足状態を乗り切るためには、栄養とエネルギーを補充する「何か」の仕組みがあるはずです!

 

しかし近代栄養学では「エネルギーは栄養物(=食べ物)からしか得られない」とされていますが、それは本当なのでしょうか?

 

大人一人が必要とするカロリーは一日当たり2500kcalと言われています。

しかし実際は6℃の気温で体温を36℃に保とうとすると、一日約6万kcalという桁違いのエネルギーを必要とするのです。このエネルギーを我々は一体どこから得ているのでしょうか?

以上の観点からも近代栄養学では全く説明ができないのです。

「エネルギーは栄養物からしか得られない」という近代栄養学の考え方の方がむしろ事実に反しているのではないでしょうか?

 

それに対して様々な現象から見て、仕組みは未解明ですが、食べ物なしにエネルギーや栄養を作り出す可能性のある方法はいくらか考えられます。

光合成

植物は光合成によって二酸化炭素と水と光だけで、ブドウ糖(栄養物)を作り出しています。

光合成に使われる葉緑体(クロロフィル)と、血液中のヘモグロビンは、中央の金属が違うだけでたんぱく質の構造はほぼ同じであることが分かっています。

この二つの金属タンパクは相互に転換することができる可能性があるのです。

つまり動物も光合成を行っている可能性があります。

窒素固定

同じく植物は根粒菌を使って、窒素固定(空気中の窒素を取り入れアミノ酸の原料とする)を行っています。これも体内の腸内細菌が行っている可能性があるのです。

手当て

痛いところに手を当てると、痛みが和らぎます。

体温維持

体温であれば電磁波によって、体内の水の振動を激しくさせ体温を上げる仕組みがあると考えられます。(電子レンジと同じ仕組み)

元素転換(常温核融合)

など、食べ物以外からエネルギーを生み出している事例は多々あるのです。

 

☆何より、赤外線のエネルギーと電磁波エネルギーを用いて無機物やミネラルから有機物(栄養の高分子)を作り出したのが生命の原点!

その意味でもこの事実が示す生命の力の奥深さにこそ目を向け生体エネルギーとは何か?が解明されるべきだと考えます。

今回は以上です。

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