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男女の役割分担と駆動物質

■生物の基本的構造

・膜構造 (内外の分離)    (膜内部を安定状態にする)      (群れる)

・代謝機能  (エネルギー生成)    (ミトコンドリア/光合成菌の取り込み)   (捕食)

・複製機能  (子孫を残す)  (正確に次世代に情報を伝える)←(安定状態が必要)

上記の基本条件は、単細胞~多細胞~哺乳類~人類を通じて相似形で持っている。

単細胞 内膜に遺伝子+外膜と内幕の間に代謝機能(ミトコンドリア・光合成菌)

多細胞 内部に生殖細胞(安定)+外側に体細胞(変異:各部に変化する)

哺乳類 内雌外雄の構造 内部に子供とメス 外側に外圧適用する雄

  進化に連れて、群れは巨大化(分裂の危機を常に存在する)しており、群れを統合するには、人間は観念(事実情報の共有)によって統合しているが基本構造は変わっていない。

人類は、男(外圧適応態)と女(生殖存在:安定充足存在)の役割分担で、男は活力(期待と充足)を女からもらい、女は男に庇護される関係で集団は統合されている。

■男女の脳構造

【オスの役割】 闘争存在⇒外部環境の認識強化(脳拡大)⇒追求機能⇒観念機能 五感(触覚・味覚・臭覚・聴覚・視覚→男は多量な情報を持った視覚を基に総合判断する)→ドーパミン(欲望や渇望:快感)→ノリアドレナリン(精神:不快な刺激)→アドレナリン(肉体:筋力や運動能力を高める) 成功体験でご褒美のドーパミンが出る(新たな経験・未知で有る事)。この循環回路が記憶され塗り重ねで進化していく。 ⇒記憶して学習する⇒探求機能の獲得

【メスの役割】 充足存在:集団の安心基盤⇒親和能力・母性⇒人の活力源

オキシトシン(女性の方が圧倒的に多い)は他者との触れ合い(五感でも最も古い触覚)により愛情を感じることで、心地よい気分になるという点です。このスキンシップ(肌から毛がなくなり気持ちいい肌)等により幸せ感を創り出している。

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