- 生物史から、自然の摂理を読み解く - http://www.seibutsushi.net/blog -

水素結合が作り出す『らせん構造』『やわらかさ』『螺旋電磁波共振性』が生命体の基本構造

[1]ソマチッドも中心体もRNAもDNAも螺旋構造をしている。そしてそれらは、折り畳みが可能な柔らかさを持っている。この柔らかさは生命の特徴の一つであり、その外圧適応能力の源泉であるとも考えられる。また、生命材料は左右鏡像対の片側だけが選択されることも、もう一つの生命の特徴である。

この二つの生命の特徴をつなぐ可能性がたかいのが、円偏光と呼ばれる高品位の電磁波エネルギーであり、これ自体が螺旋構造をしている。この螺旋エネルギーを受信するための物質側の条件が、螺旋電磁力に対する共振性であり、水中のケイ素はその代表である。

そして、『らせん構造』『やわらかさ』『螺旋電磁波共振性』を実現するための生物内分子構造の秘密が、固く結ばれた共有結合ではなく、やわらかく可動範囲を残した、水素結合である。

つまり、水素結合が作り出す『らせん構造』『やわらかさ』『螺旋電磁波共振性』が生命体の基本構造なのである

それでは、水素結合が作り出す、生命の構造を見ていこう

水分子の正四面体構造と液晶水と生命 [2]

○ 水分子も四面体構造を持つ

水分子の正四面体構造 [3]

水分子の水素原子2個の電子は酸素との共有結合部分に引き寄せられるため、水素原子の共有結合部の反対側は弱い正電荷(プラスの電気)を帯び、一方、酸素原子の外側電子軌道の残り4個の電子(共有結合部の2個以外の電子)は、2組の孤立した電子対をなして負電荷(マイナスの電気)を帯びる。

水素結合が作り出す、水分子の正四面体構造 [4]

  そのため、水分子の正電荷を帯びた2箇所の水素原子端部には他の2個の水分子の負電荷部分(孤立電子対部分)が、また逆に負電荷を帯びた2箇所の孤立電子対部分には他の2個の水分子の水素原子端部が引き付けられることになる。

それが水素結合と呼ばれるもので、その結合力は共有結合(電子を共有する結合)の10分の1程度である考えられている。この水素結合のメカニズムにより1個の水分子はその周りに4個の水分子を引き寄せ、正四面体構造を形成する。

水は0℃において固体の氷になるが、その密度は水よりも低く、氷が水に浮くのはこのため。また、「表面張力が大きい」ことも水の特質(水銀を除けば、液体の中で最も大きい)。さらに、他の液体に比べて「沸点や融点が高い」といったことや、「気化熱が大きい」といったことも、水の特異点として挙げられる。これらは正四面体の構造を形成する液体(シリコン=Si、ゲルマニウム、炭素等)に共通してみられる。

従って、水も正四面体構造を持つ他の物質(二酸化珪素、炭素等)と同様に他の物質と結合し、螺旋構造となる可能性がある

○水の液晶相

9115b90819a46b4f54acddb9107f30bf [5]

2013年ジェラルド・ポラック博士によって水は固体と液体の位置する、いわゆる「構造化された水」=液晶水の形状をとり、その物理化学的性質が液体の水とは全く異なることを発表した。

この液晶水は電気エネルギーを蓄えることができ、液晶水の層とその外側の層に電極を差し込むと電気が流れる。水に光、とくに赤外線を照射すると、液晶水の層が数倍に増加することから、水が環境中の微弱エネルギーを吸収することによって液晶水を生み出すことが推測されている。

情報を記憶する「第四の水の相」 [6]

また水と導体粉との混合液は異常に大きなマイクロ波吸収を示すことも最近判ってきた。

この水分子の正四面体構造、とりわけ液晶相は生命の誕生と密接な関わりを持っているようだ。

この液晶水に対してスミノロフ学波の佐野博士は以下のように述べている。リンクより要約抜粋。

>水の液晶相に於いては水が構造化し、強誘電率(“自発分極が生じ強誘電性が生じる”)になる、即ちピエゾ物質となる。(※注 ピエゾ物質;圧電素子(水晶やセラミックなどの特定の物質)に圧力を加えると電気を生じる現象。電子ライターなどに利用されている) この液晶相に於いて強力なピエゾ物質となった水は強力な負の誘電率・負の透磁率を現出する。

水H2Oの分子では、Oと2つのHを結ぶ線の角度が、正4面体の中心から各頂点に向かう線同志の成す角度とほぼ同じである結果、水の結晶は基本的には正4面体の構造を成す。ところで正4面体とはトポロジカルにメービウスの帯と同相(正4面体の4頂点を一筆書きで辿ると立体8の字になり、メービウスの帯を中心線に沿ってハサミで切ると立体8の字になる。)と成る為、この正4面体構造自体が、負の誘電率・負の透磁率下で、磁気単極子の生成に関わる、

そのようにして万全に保証された生体内負の誘電率・負の透磁率の空間内で、ソマチット=物理的生命体=常駐するS極磁気単極子=電子e- → “マイナス・イオンという生体内反エントロピー代謝、反エントロピー進化が準備され進行するのである。

コラーゲン、DNA等もピエゾ物質であるが、負の誘電率・負の透磁率となった生命体の体内では、負の誘電率・負の透磁率を液晶相のピエゾ物質となった水が万全に強化している。

負の誘電率・負の透磁率となった生命体の体内とは、ピエゾ物質となった水による逆エントロピーの現象=秩序を作り出だす空間のことである。

[7] [8] [9]