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窒素族元素は生物にとっては必須だった

「なぜ毒性の強いリンやヒ素がDNAの接着剤として機能したのか?」

こ の問題はずいぶん前から私の脳回路をショートさせ、永らく悩みの種になってきた。しかし、最近のるいネットの冨田彰男さんの投稿がひとつ の展望をもたらしてくれた。今日はその延長戦上+αの視点からのある考察を展開してみたいと思う。また、同族元素という点ではリンよりもヒ素の方が参考 になるので、2年ほど前のNASAの発表に関するリンクも貼り付けておきたい。リンク [1]

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毒性の強さという意味では、リンと同族のヒ素の方が有名だ。数年前のNASAの発表は記憶に新しいが、その後あっさり撤回したのは、科学界では引き際がいいもの だった。しかし、反対の意味で「引き際が良すぎる」という感じもあり、これらをどう解釈すべきかは意見が未だに割れているようだ。

 

ところで、これに‘生体水’の存在を加味するとどうなるのだろうか。

 

‘生 体水’は酸化と還元の両面を備えているが、主に「溶かす」という酸化が中心的な役割だ。具体的には水の中に鉄を入れると、もはや「鉄」の溶液ではなく「水 の中の(他の溶質と同等の)鉄イオン」が姿を現す。この`生体水’の特性は、何も鉄だけではなく「は虫類」等の銅などでも同様で、これが‘生体水’の最大の特性であり、俗 に言われる「何でも溶かす」という性質のもとになっている。

 

実は‘生体水’の細部ディテールには、上記のような毒or無毒のような性質を分 けることが可能だ。例えば、リン酸塩やヒ素塩にもいくつかの種類があり、HとOの数がひとつでも異なれば猛毒と無毒が見事に区分できると言う。現実の自然界でも、3価の ヒ素塩は最も毒性が強く、この鉱物塩があまりにも有名なために、ヒ素=猛毒というイメージが定着した。しかし、他の5価などのヒ素塩は実際には毒性はな い。かつ、ヒ素は生物にとって‘必須元素’のひとつであり、無意識のうちに‘ごりやく’を得ている部分が多い。   日常生活ではヒ素塩は殺虫剤などにも利用されているが、体内では成長ホルモン分泌の前駆体としても重要な働きをしているらしい。

 

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一方、リンク [2]には「骨粗しょう症」の例が上げられているが、この症例に対してもCaイオンだけでは実際には効果がないらしい。なぜなら、組み立て作業者としてのソマチッドが絶対に必要になってくるからだ。骨の成分はリン酸カルシウムであって、単なるCaイオンだけではない。   現在の民間の大手薬剤会社でも(ソマ チッドではなく)コラーゲン重要説がHPなどに書かれている。しかし、これも近いうちにはソマチッドに修正されることになるだろう。これも近年のソマチッド研究の成果のひとつであり、こちらの方が上記よりも、実は成果としてはより大きい。現時点でもコラーゲンとソマチッドの‘行事の裁き’についてはほぼ明らかであり、有名な製薬企業のHPと言えども、せめてコラーゲンをソマチッドに書き換えてもらいたいものだと感じている。   他にもソマチッドの効能は多々あるが、特に、ソマチッドの隠された秘密 についてはまだごくわずかしか登場していないのが現状だ。今後の研究の進展にもよるが、もっと数多くのソマチッドのいい面が発表されることを願っている。

 

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今日はソマチッドのいいところを2つほど紹介した。この2点だけ取ってもみても、ソマチッドの信憑性や可能性には非常に高いものがあるが、他にもまだたくさんの物的証拠はきっとあるに違いない。総じて自然の摂理に関しての記述として は、もっとしっかりしたものが今後も発見されてくるだろう。   とりわけ癌に限った話に関しては、最早時間の問題とも言える。あとは叡智を集め、広報戦略の議論なども行い、その結果少しでも多くの人たちの認識に触れることが可能になれば、現代の「3大療法」と言われる手術・放射線・抗がん剤に代わる新療法が広まっていくに違いない。

 

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