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「小さな命が生まれる」体験レポ(2)~18億年を8週間で駆け抜ける!

Posted By miwa On 2012年7月27日 @ 10:20 PM In ⑭妊娠レポート | No Comments

「小さな命が生まれる」体験レポ(1)~子宮内膜が受精卵を飲み込む!?~ [1]
前回の妊娠レポートを掲載してから、1ヶ月半すぎ、
ついに、6ヶ月目の後半です :D
   
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リアル写真です(^^)↑
   
最近は、元気な胎動も感じます
     
そして、なぜか妙な「勘」や「出来事」が起こってきています。
家で、ふと「あ、この電球きれるかも!?」って思うと、切れたり
「バナナ食べたいなぁ。」って、思ってふとコンビニに寄るとあったり。
(今までは、そのコンビニにバナナが売っているかどうかは意識していなかったんです。)
「あの人に会いたいなぁ」って思うと出会えたり
「食べたいなぁ」って思い浮かべたものを、旦那が買って帰ってきたり。
大切なことに気付かされたり etc
      
今まで働いていなかった本能が働き出しているのでしょうか?


       
それの解明は一旦置いておいて、今回は、お腹の中でどんな成長を遂げているのか紹介します :D
想像以上にすごい進化を遂げていますよ
      
       
■18億年の進化を数週間で駆け抜ける!
        
一番進化が著しい時期、知っていますか?
それは、妊娠初期の受精後、8週(2ヶ月)までなんです!
     
ちなみに、妊娠の周期というのは、先月の生理の開始日から数えます。
つまり、次の生理が来る日ですでに4週目。
「生理が来ないな~」ってさほど気にしていないと、すでに5週目。
病院で確認する段階で、すでに6週目さらにはそれ以降なんてこともあります。
そうやって気付かないうちに、劇的な進化が行われています。
      
たった1個の細胞だったのが、8週目には、ヒトの形になっています!↓
      
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ちなみに、8週目までは、「胎芽」といい、9週目から「胎児」と呼びます。
(つまり、9週目でヒトになるということですね。)
この8週目までがまさに、魚類→両生類→爬虫類→哺乳類と生物の進化を辿る時期なんです :D
     
ちなみに、どれくらいの時を駆け抜けているかというと・・・
卵子は、真核細胞です。
その真核細胞がのヒトにまで進化するのにかかった時間は、約20億年
哺乳類が誕生してヒトになるまでは、2億年です。
ということは、たった8週目(2ヶ月)で18億年を駆け抜けているわけなのです
     
この図↓をみて下さい。
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左から魚、サンショウウオ、亀、ニワトリ、ブタ、ウシ、ウサギ、そしてヒトの胎芽から出生までを示しています。(wikipedia public domain)
      
まさに、魚類→両生類→爬虫類→哺乳類の形になっています
そして、その進化過程は、どの生物も同じなんです。
      
そしてこの胎芽期に、神経系や目、心臓、四肢などの重要な器官のベースが形づくられます。
それ以降はそれぞれの器官がさらに発達したり、組織が分化していくだけなんです。
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「Newton別冊 人体の不思議」より引用
    
ではでは、その成長を過程リアルな写真と共にみていきましょう。
     
     
■卵生のなごりの袋がある!
      
受精後6~7週、黒い色素に富んだ目がはっきりし、レンズがあらわれてきます。
心臓は鼓動を開始し、頭部は前頭葉がせりだして、胎児は徐々にヒトらしい様相をおびてきますね  
    
この過程にも、進化の過程を垣間見ることができます。
   
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「Newton別冊 人体の不思議」より引用
     
胎児のそばの風船のようにみえる袋は、卵生のなごりともいえる卵黄嚢です。
卵黄嚢は、卵生の爬虫類や鳥類では胚への栄養分(卵黄)を送る働きをしていますが、ヒトを含めた哺乳類では、胎児は臍帯(へそのお)を通じて母体から栄養分を得ているのでその役目は果たしていません。
卵黄嚢は痕跡的な器官であり、ヒトはその本来のはたらきではなく、造血組織としてはたらいています。
そして、受精後11週ごろには、卵黄嚢はその役目を終え、退化していきます。
こんな袋があったとは、びっくりですね !!
   
    
■細胞は増えているだけではない!捨ててもいる!
受精後8週目には、胎児は約23ミリになります。尾はこのころに消えています。
そして、おもしろいのが、手や指の形成
     
発生初期には「ぐー」の形であった手が、指が完成して「ぱー」の形になります。
ちなみに、胎児の指は、腕の原基から指が伸長してつくられるのではないのですよ
みずかきに相当する指間細胞が消失することで指が形成されるのです !!
これは彫刻をつくる過程に似ていますね。かたまりの状態から、彫刻刀でけずりとられるように指間細胞がなくなっていくのです。
     
このような細胞の死は、遺伝子は、遺伝子にあらかじめプログラムされています。
ある時期がくると細胞はそのプログラムにしたがって、「自発的」に死んでいくのです。
胎児は、細胞を増加させるだけでなく、積極的に細胞を捨ててもいるのです!!
     
お腹の中でこんな進化が起こっていたとは :D
これらのプロセスが間違われずに、行われているんですよね。
改めて自然のすごさを感じます


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