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シリーズ 超極小『素粒子』の世界2 ~基礎編②~

こんばんは。案内役のtakesyoです 😉
     
さて前回の基礎編①では、素粒子を追求する目的と素粒子のスケール感ならびに、素粒子の定義など、超極小『素粒子』の世界のほんの一部分をご案内しました。
今回は基礎編②ということで!!
     
名称やその構成要素を見ていきましょう。前回よりも深い専門的な世界ですが、私の後に付いて来て下さい。最終的には追求するポイントに絞った、幹分類図解をご覧頂きたいと思います。
     
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画像はコチラ [1]からお借りしました
     
それでは、超極小『素粒子』の世界の扉を開きましょう♪
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(クリックありがとうございます)
それでは行きましょう 😀
     
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takesyo自作図版【拡大画像 [5]
まず前回の冒頭に使った図版を再掲します。
この図版が案内地図になるので、文章と照らし合わせながら「今、どの部分を話しているのか?」を確認しながら進んでいって下さい( ..)φ
     
原子 [6]
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原子核と電子から構成されている。(図版はウィキペディアより)
     
電子 [7]
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素粒子。レプトンの1つ。素粒子の標準模型では、第一世代の荷電レプトンとして位置づけされている。(図版はウィキペディアより)
          
原子核 [8]
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陽子と中性子から構成されているもの。しかし、水素原子は特別で陽子1つで構成されている。この陽子と中性子の個数により、種類(核種)が決まります。(図版はウィキペディアより)
     
ハドロン [9]
バリオンとメソンの二種類に分けられ、その総称として用いられています。
     
バリオン(重粒子) [10]
クォーク3つから成る粒子。主に核子である陽子と中性子のことを指す。他にラムダ粒子やシグマ粒子、グザイ粒子などの他の粒子は寿命も非常に短く不安定で、物質を作ることが出来ない粒子。現段階では追求の幹から外して考えていきましょう。
     
陽子 [11]
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核子の一種でバリオンの一種。アップ・クォーク(t)2つとダウン・クォーク(d)1つによって構成されています。(図版は自作)
     
中性子 [12]
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核子の一種でバリオンの一種。アップ・クォーク(t)1つとダウン・クォーク(d)2つによって構成されています。(図版は自作)
     
核子 [13]
原子核を構成する陽子と中性子の総称。核子はアップ・クォーク(t)とダウン・クォーク(d)によって構成されています。
     
メソン(中間子) [14]
クォークと反クォークの組み合わせによって形成される粒子。反クォークという反物質なる存在は実験によりあるとされている。
     
クォーク [15]
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素粒子。アップ・クォーク(u)とダウン・クォーク(d)、チャーム・クォーク(c)とストレンジ・クォーク(s)、トップ・クォーク(t)とボトム・クォーク(b)の6種類があり、これらのペアを前者から第一世代、第二世代、第三世代と呼び、順に質量が重くなる。核子である陽子や中性子を構成するクォークは、陽子:アップ・クォーク(t)2つとダウン・クォーク(d)1つ、中性子:アップ・クォーク(t)1つとダウン・クォーク(d)2つから成る。他のクォークについては核子を構成しない粒子のため、今回の追求の幹からは外しましょう。(図版はコチラ [16]から)
     
レプトン [17]
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6つの素粒子の総称。荷電レプトンである電子・ミュー粒子・タウ粒子、およびニュートリノ(電荷を持たない粒子)である電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノの6種類。軽粒子という呼び名も存在しますが、今は一般的ではありません。(図版は自作)
     
どうでしょう?覚えることがたくさんありますが、素粒子の世界も深まってきた感じですね♪でも、まだまだ扉をノックしている段階です。
     
ではこれまでご案内した内容をまとめて、幹階層図解を見ていきましょう。
右から左にいくにつれて、どんどん小さくなっていきます。また、縦にはほぼ同じ位相にある粒子などが並んでいます。
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takesyo自作図版【拡大画像 [18]
     
次回は今回触れていない、ボソンへと足を運んでみましょう♪
そこでは重要な4つの力について触れることになるので、次回も超極小『素粒子』の世界へお越し下さい。(^^ゞ

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