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台湾の蟻、蚊、マイマイ

 今回は、亜熱帯~熱帯に住む方は、皆さん苦労されていると思います、虫との戦いについてお話します。 👿
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 虫というと、「昆虫の成体は生殖第一という生命原理そのもの [1]」という点も重要ですが、一方で他種との戦いは身近な課題として重要です。その辺を色々な体験と共に語れればと思います。
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 亜熱帯~熱帯に住む方は、皆さんどうされていらっしゃるのでしょうか。私は、台湾にいる知人と話していると、いつも、蟻、蚊などの話が出てきます。台湾に住んでいる方はわかると思いますが、台湾の害虫たちは、皆、日本に比べて強力です。
 まずは、蟻ですが、台湾に住む彼らはどんなに微かな匂いでも見逃しません。お菓子をひとかけら、もしくはジュースを一滴、溢しただけでも、どこにいるのかは知りませんが、団体で部屋を訪れます。知人の部屋は地上5階なのですが、お構いなしのようです。アイスを食べ始めると突然蟻が出てきて手の上まで這い上がるっていうのだから大変です。
 だから、台湾の人たちは、無意識的に物をこぼさないように気をつけていると聞きました。本当にすごいです。もう知人に至っては、蟻を一掃することは、あきらめているようです。 😥
 次に、蚊ですが、台湾に蚊は年中います。というのも、蚊を見ない時期はありません。私の部屋は7階なので、比較的小さな蚊(日本に比べると大きいですが)しかいません。だけど、台湾の蚊は、服を着ていることなど、お構いなしに刺してきます。そして、痒い。。。地上近くにいる蚊はさらに強力です。なぜか手の甲がよく刺されます(気付きそうなものですが・・・)。
 これをなんとかする為に台湾の人たちは素晴らしいアイテムを発明しました。この蚊を一掃するものです。 😀
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 名は「捕蚊拍」というものです。見た目はラケットのようです。これを蚊に向かって振りつけます。そうすると、「パチン」という音と共に、蚊を退治することができます。電流が流れていて、感電させるようですが、たまに蚊がひっかかって、燃え始めるときもあります。主に私が見てたのはハエ退治で使われる所ですが、蚊にも相当効果的でした。 😈 8)
※人に効くかどうかは試してないが、やめた方が良さそうです。
 その次に紹介したいのが、台湾のカタツムリ(アフリカマイマイ)です。これは世界中の熱帯地域に生息.もちろん台湾にもいっぱいいます。梅雨時そこらじゅうで見かけたし,夏一時見なくなったと思ったら,最近また小さいのがうじゃうじゃいます。 🙄
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 実はこのマイマイには広東住血線虫という寄生虫が高い確率で寄生しています。広東住血線虫は本来ネズミの寄生虫なのだけど,なぜか人間の脳が大好き。人間の口に入ると胃壁を破り脊髄へ侵入、髄液を通って脳へ向かいます。そして脳組織内に潜り込むため、激しい頭痛や手足の痺れを引き起こす。昏睡に陥ったり、希に死亡することもあるらしい(好酸球性髄膜脳炎)。。。
※詳しくはウィキぺィア [4]が詳しい。
 だから,このマイマイに素手で触るなんてとんでもないのです。そして屋外では這い跡に知らないうちに触ることもあるので,食前に手洗いは必須です。あと,這った跡の残る生野菜を食べるのも危険です。・・・ 😡 😡
 私はこの事を最近まで知らなかったので色々観察していました。土では無くコンクリートの上を這っているのが不思議に思っていましたが、カルシウムを補っているという話に納得や、熱に強く色は黒い事も、塩が効かない(水は効く)事も知っています。・・・が、今後は近づくのはやめた方が良さそうです。 😥 😥
※私の知人は自転車でそのマイマイをプチプチ潰していました。路面が白透明になり、その後ハエが鬼のように群がる光景は一見してみると考えさせられるものです。。。
 他にも日本では見たことが無い虫たちと、出会うことがあります。まあ、うまくやっていきたいものですね。同じ地球で共存しているのですから。。。。

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