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男女の脳ってこんなに違う!①~幼い時からこんなに違う!~

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「男」「女」
この違いは、体力差だけなく、日常いろいろなところで感じますよね 😀
    
例えば・・・
ポンポン会話が変わっていく女の人の会話に、男の人はついていけない
男の人は、地図を読むのが得意だが、女の人は苦手な人が多いetc
    
どうやらこの違いは、脳の仕組みの違いにも要因があるようです 😀
ということで、シリーズで毎週1回更新で、「男の脳、女の脳」について扱っていこうと思います
   
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いつもありがとうございます 😀


実は、脳は、幼い時から、
いやいや、
なんと、生まれる前から、
「男」と「女」では脳が違うらしいのです
     
それを実感していただくために、まずは、事例を紹介します 🙂
(「女は人生で三度生まれ変わる・脳の変化でみる女の一生」ローアン・ブリゼンディーン著より事例を紹介。)
     

【事例①】
三歳半の女の子に、人形ではなく真っ赤な消防車というように、ユニセックスの玩具をたくさん与えた人がいます。
普通、消防車なんだから「ブーブー、カンカン~」って言いながら遊ぶと思いますよね?驚きの遊び方 をするんです。
      
ある午後、このお母さんが子ども部屋に行ってみると、女の子はベビー毛布に消防車を包みこんで抱っこし、前後にゆすりながら、
   
「大丈夫よ、いい子ねぇ、泣かないでねんねしなさいねぇ。」
    
と話しかけていたとのこと

誰が教えたわけでもなく、このような遊び方をしていたんです。
女の子に育てようとしなくても、女の子には、「子を世話する本能が備わっている」ようです。脳に「女」としての機能がプログラミングされているのですね
     

【事例②】
こんな研究発表があります。
「母と1歳の子を一緒の部屋に入れ、モノに触らないようにと指示して研究者は部屋を出ます。
その結果は・・・
    
たとえ母親がはっきりだめと言わなくても、禁止されたモノに触った女児はほとんどいませんでした。
逆に、男児は、禁止されたものにもどんどん触って、母親が「ダメ!」と叫んでも平気だったとのこと。
      
どうしてこのような違いがでたのか?
それを紐解く興味深い観察がされています。
      
女児は、実験中、自分がしていることがいいことなのか悪いことなのか「母親の顔色」を伺っていたとのこと。
その行動は、男児に比べて、母親の顔色をみる回数が10~20倍でした!
逆に、男児は、部屋中歩き回って、ほとんど母親の顔をみませんでした。
     
実は、この行動は、赤ん坊の時から男女差があるんです 😀
一般的に、赤ん坊は生まれた時から「目」を合わせたがるといいますが、女児は、目の前にいる人の表情や声に関して、男児より高い関心を示します。
女児の新生児は、生後24時間立たないうちに、他の赤ん坊の泣き声や人の顔に、男児より敏感に反応したという研究があります。
さらに、女児は男児よりも声の可聴周波数や聞き取れる音調の範囲も広いです。

どうやら、女児の方が、相手の表情や声に高い関心を示し、相手の感情を読み取ることに優れているようです
    
それを付帯する、他にもこんな事例があります↓
    

【事例③】
女性の脳研究者である著者のところには、生まれた時からよく遊びに来ている教え子の子どもで女の子(娘)がいます。1歳半の女児です。
著者が、研究室で気持ちが少々落ち込んでいた時、その女児が驚くべき行動をとりました。
その時の様子をこう書いています。
    
『私の調子を聞き取った女児は、私の膝に上がって、イヤリングや髪、メガネなどをいじり、私の顔を両手ではさんで、目を覗き込んできたんです。
それで、私は、とたんに気分がぱあ~っと明るくなりました 😛 』

これってまさに、元気ないのを察して、「元気ないの?どうしたの?元気だして。」と励まそうとしていますよね!
    
1歳半でもすでに声の調子や表情からこれだけのことを読み取っているのです。
    
    
女の子は、子を世話する本能が備わっていたり、男の子より相手の表情や音声を読み取ることに優れているという特性が備わっているようですね。
    
男の子は、そういった人に向うより周囲の探索に向っているようですね。
     
ということで、男児の事例を紹介します!
周りの男の人にヒアリングしてみました
     

【事例④】
探索へ向う様子は、いろいろなところであります。
幼い時は、それが遊びの中でみられます。
    
男児は、子どもの頃に、虫に興味を持つ子が多いですよね。
虫を捕まえて、羽を広げてみたり、引っ張ったり、もいでみたりetc
カマキリの卵をとってきて、孵化させてみたり・・・
(いろいろな男の人にヒアリングしたところ、カマキリの卵を放置していて、気づいたら孵化しはじめて、えらいことになった~(><)という話を多くの男の人から聞きました
     
プラモデルなど一回没頭すると、完成するまでお腹がすくのも忘れて没頭するそうです。
また、おもちゃの仕組みがどうなっているのか気になって解体してみたものの、元に戻せなくなってしまったり。

ほんと、男児は、常に、探索をしているのですね。
「こうしたらどうなる?」「これは何で?」を遊びの中で実践しているのですね。
そしてこの時の経験が仕事で生きていると言っていました!
(構造をイメージしたり、原因を追及していったりetc)
   
   
他にも、幼児の書く絵からも、違いがはっきりと読み取れます。
次回は、それを紹介しま~す

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