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桜の不思議~「暖かくなるから咲く」という単純な仕組みではない~

Posted By miwa On 2010年3月13日 @ 10:33 PM In ⑨おもしろい生き物 | No Comments

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だいぶ暖かい日が増えてきましたね~
が咲くの楽しみですね~
    
ということで、今回は、桜 の不思議話を紹介します
        
桜って、「暖かくなるから咲く」って思っていませんか?
でも、桜の開花はそんな単純なことではないようです
   
   
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まずは、面白い実験を紹介します。
      

①3月初めに奄美大島の桜と青森の桜の枝を切り取ってくる。
②その2本を一日中20度に保たれた部屋で水につけておく。
③数日後に開花し始めるが、さてどちらが先に花を咲かせでしょうか?

     
答えは意外にも「青森の桜」なんです
奄美大島の桜は青森よりさらに数日遅れてようやく開花するのです。
    
何ででしょうか~?
     
通常、日本の桜前線は4月初めに鹿児島から咲き始め、一週間ほどで関東に達し、4月末に青森まで至ります。
当然、奄美大島の桜は3月末に開花していると思っていましたが、不思議なことに、奄美大島の桜は4月半ばにならないと開花しないそうなんです!!
    
その桜の開花の不思議には「休眠物質」が関係しています
     
休眠物質とはその名の通り、桜の芽吹きを眠らせる働きをする物質です。
花が散り葉桜となるころ、緑の葉っぱ が太陽光 の恵みを受けてせっせせっせと休眠物質を作ります。
そして、つぼみが芽吹くところ にそれをため込みます。
従って、葉が落ちた後は休眠物質がつぼみの部分にぎっしりつまっていることになります。
だから、夏の猛暑、秋の穏やかな陽気でも桜は開花しないのです!
冬になって寒くなると、休眠物質は徐々に減少していきます。
同時につぼみが大きくなり、休眠物質がなくなるとようやく開花の準備が整います
そして、暖かくなるや桜は一気に開花します :D
     
つまり、桜が開花するためには冬の寒さが必要なんです
寒さが厳しい年ほど暖かくなるとすぐに開花するのは、その為です。
1、2月が暖冬の場合は3月初めが暖かくても、開花は早まらないということですね。
    
最初の実験の不思議はこれで説明できます。
奄美大島では1、2月の平均気温が17度と高い。
寒くないので休眠物質の減り方が少ない。逆に青森は寒さが厳しいので休眠物質はすでになくなっている。
だから、気温が同条件になると、青森の桜の方が奄美大島より早く咲き出したということですね
    
すごい仕組みが備わっているのですね
今年は、さらに桜の神秘さを感じながらみれそうです
    
<参考サイト>
「ゆうさんごちゃまぜホームページ」 [4]
桜の開花の不思議 [5]


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[4] 「ゆうさんごちゃまぜホームページ」 : http://www.geocities.jp/mikageyuu/index.html

[5] 桜の開花の不思議: http://www.geocities.jp/mikageyuu/kyouka/kyouka/melmaga/2004/09sakuranoki.html

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