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生物史に興味を持ってもらうシリーズ② ~DNAとRNAって何?~

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画像はコチラ [1]からお借りしました。
 
さて、今回の生物史に興味を持ってもらうシリーズですが、追求テーマはコレ
 
『DNAとRNAって何?』です。
 
あらゆる学者や専門家達は、DNAにこそ進化の歴史を紐解く糸口があると言って、膨大なお金と時間を使った挙句にマスコミを使い大々的に万人を洗脳していっています
 
でも、このDNA・RNAがどんな事をやっているのか?を知ることで、何に注目するのが一番重要なのかが分かるかと思います
 
それでは見ていきましょう 😀
 
DNAとRNAは生物にとってある重要な物を作る役割を担っています。
さて、生物にとって重要な物とは・・・
 
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(応援ありがとうございます
 
正解は、たんぱく質です
 
たんぱく質を作るためには、塩基情報が保管されているDNAから、mRNA(メッセンジャーRNA)が塩基情報を読み取ることから始まります。
 
DNAにはコピーできる部分=コード領域コピーできない部分=非コード領域と言われる部分からなっているのですが、このDNAのコード領域からmRNAが塩基情報を読み取りコピー=転写します
転写したmRNAの中には、たんぱく質を作るのに必要ない部分=イントロンと、たんぱく質を作るのに必要な部分=エクソンの2つの領域を持ち合わせています。
 
ここで、たんぱく質を作ることが出来ない必要無いもの=イントロンの切り取り=スプライシングが行われ、たんぱく質を作ることが出来るエクソンだけを残しmRNAの仕事は終了となります
 
次に活躍するのはtRNA(トランスファーRNA)です。こいつは、20種類ものアミノ酸(たんぱく質を生成するための、大元の有機化合物)の中から、mRNAによって転写してきた設計図を基に、アミノ酸を持ってくることを行います
 
こうして、たんぱく質を作るための設計図から材料であるアミノ酸を準備し、いよいよたんぱく質を生成する過程に入ります。この時に活躍するのがrRNA(リボソームRNA)=たんぱく質製造工場です
 
以上の流れを経て、私達に必要なたんぱく質は生成されるのです。
 
さて、ここでもう一度、各々の役割をまとめてみたいと思います。
 
D N A:設計図の保管庫
mRNA:コピー・切り貼り・伝令
tRNA:たんぱく質の元であるアミノ酸の運び屋
rRNA:たんぱく質製造工場

 
生物の進化にDNAの追求は重要と言う主張ですが、たんぱく質の設計図の保存庫のようなもので、生物における進化の歴史を紐解くには意味がいないことが分かるかと思います。
 
重要なのはRNAの働きなんです。
しかも、この3つのRNAは単独で勝手に行動するということは、考えられないため、何らかの指令を出す、統合約を担っている奴がいるってことになります。
 
それが、これまで何度もここ生物史ブログで言われている中心小体ではないかと思います。来年からはこの中心小体を追求し、“生物進化の歴史”の真髄へ迫りたいと思います。
 
来年も応援よろしくお願いします。
一緒に生物史を追求し、楽しく勉強をしていきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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