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収束と統合、可能性収束の論理7-先端機能と根源機能(下部意識は成功体験の塊)

Posted By nodayuji On 2009年11月12日 @ 8:18 PM In ①進化・適応の原理 | 3 Comments

「収束と統合、可能性収束の論理6」 [1]では、生物進化の歴史を貫く実現の論理について学びました。そこで重要だったのは、収束関係の二重矢印でしたね。

『原因→逆境(不全)⇒どうする?⇒可能性収束』(→:因果関係の矢印  ⇒:収束関係の矢印)

 生物進化の歩みは全て、単なる因果関係ではなく、『逆境⇒探索⇒可能性収束⇒新機能の実現』という収束関係(実現関係)の連続です。

では、人類の進化の歩みはどうなっているのでしょうか。人類は動物段階に獲得した本能機能に加えて、サル段階で獲得した共認機能、人類段階で獲得した観念機能を持っています。この三つが上手く連携することで人類の進化は実現します。

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1.人類は共認内容・観念内容を組み替えることで進化する

本能はDNAの組み替えによって進化しますが、人類は共認内容・観念内容を組み替えることで進化してきました。DNAの組み替えより遥かに容易・多様に組み替えが可能な共認機能・観念機能は人類進化の先端機能です。ということは、生物史的に見ても、共認内容も観念内容も組み替わるのが当たり前である、さらに言えば、進化・適応するためには組み替わるべきである、ということです。(引用元はこちら) [5]

 人類は共認内容・観念内容を組み替えることで進化してきました。ということは、倒錯した観念に収束してしまうと退化してしまう恐れさえあります。人類はどのように共認内容・観念内容を組み変えていったら良いのでしょうか。

 生物が進化・適応するために逆境⇒探索⇒可能性収束してきたことは先に述べましたが、その実現の可能性は本能などの根源機能(下部意識)で捉えます。人類の獲得した先端機能(上部意識)である共認・観念機能も、より深い位相にある根源機能(下部意識)に導かれているのです。

※根源機能は生命が古くから備えている本能・感覚機能を指しており、意識の奥深くに潜在化しているため下部意識とも呼んでいます。
※一方の先端機能は、人類が新しく獲得した共認・観念機能を指しており、意識の上に顕在化しているので上部意識ともよんでいます。

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2.共認・観念機能を導く根源機能

一方の根源機能ですが、万物は塗り重ね構造体ですから、単細胞~現在に至るまで塗り重ねで形成されてきた機能が現在も我々の中で作動しています。このことは何を意味するのでしょうか。我々人類も数十億年に渡って進化と適応を繰り返してきた結果として存在しています。気の遠くなるような時間の間に可能性への挑戦を無数に迫られたことでしょう。その間に様々な可能性を試みたが失敗に終り、滅亡してしまった種も多数いるでしょう。我々人類は、生まれながらにして、数十億年に渡る実現体験を積み上げてきた種だと言えるでしょう。数十億年に渡って可能性に挑戦して、しかも成功し続けてきた、このことは驚くべきことです。

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この画像は地球と宇宙の科学のイントロダクション [6]からお借りしました。

 生物史は、最初の生命誕生から約38億年の歴史があります。
我々人類が今も生きているということは、始原生命から現在までをつなぐ、実現(進化適応)の塗り重ね構造が存在していることにほかなりません。
 生物史は実にそのほとんどが絶滅の歴史なのですが、ほぼ全ての種が絶滅する中で奇跡的に生命を繋いできた(適応を実現してきた)延長に今があるのですね。

 そして重要なことは、人類においては、単細胞の時代から今日まで必要であった全ての諸機能or 諸本能は、今も現在形においてその全てが作動しているということです。
(単細胞や動物たちの摂理を人間とは無関係な摂理と見なす様な価値観は、人類の傲慢であり、かつ大きな誤り)

 それら塗り重ねられてきた諸機能or 諸本能は、最も深い位置にあって私たち人間の意識や行動の土台を形成しているといってもよいでしょう。

3.下部意識に導かれて新しい可能性を実現するには?!

我々の下部意識はそれぐらい優れものです。その下部意識の指し示す方向に従って、先端機能である共認内容・観念内容を組み替えること、それができれば人類の進化・適応・実現は成るはずです。(中略)
この下部意識は自分だけでなく万人が同じものです。だから下部意識はその無数の成功体験から、「社会」「自然」という抽象概念ではなく具体的な人々の中に自らの可能性を探しているのかもしれません。テレビやネットでの事実収集や答えを出してくれそうな人を探すとか、メル友などより広い対象とつながろうとする行動にそれが現れているのだと思います。

 現代という閉塞した社会の突破口を探る上でも、私達に備わっている下部意識を対象化し、どこに可能性収束しているかという潮流を掴んでいくことが、実現に向けた大きな基盤となり得ます。

 そのためにも、古い固定観念に囚われない素人の実感がどのように変化しているかをしっかりとつかむことが重要です。

 変化する下部意識の構造を解明し、言葉化して顕在化することで、実現可能性を皆で模索することが可能となります。

 変化し続ける下部意識を新たな観念で掴み、構造化していくことで、私達人類は共認内容・観念内容を組み替え、新たな外圧に適応(=進化)できるのです。


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[5] (引用元はこちら): http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=21621

[6] 地球と宇宙の科学のイントロダクション: http://georoom.hp.infoseek.co.jp/7old/4history/14Phanerozoic.htm

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