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生物史に興味を持ってもらうシリーズ①~体ってどういう成分で構成されてるの?~

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写真はコチラ [1]よりお借りしました。
私たちの体は、どんな成分で構成されているか知っていますか
すべての動物は、多量の水と、タンパク質、炭水化物、脂質、核酸、無機物質から出来ているんです
その中でも、重要な構成要素の一つがタンパク質なのです。
タンパク質は、爪・髪・骨・皮膚などから、筋肉や臓器、神経伝達物質に至るまで、全ての機能を構成している のです!
つまり、人間はタンパク質のかたまりなんですね~!
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●生体を構成する物質
ちなみに、動物と植物の構成比率は以下の通りです。

        水分 タンパク質 炭水化物  脂質   無機物   核酸
動物組織  67%  15%    微量     13%    3%    微量
植物組織  75%   2%     20%    微量    2%    微量

水分が大半を占めているのは、生物共通です。
タンパク質の割合が、動物では15%もあるのに対して、植物は2%しかありません。
この違いは、進化の違いを表していそうですね
そういえば、筋肉ってタンパク質ですね
もしかして、動物は動くっていうことと関係があるのかもしれませんね~
●おそるべし、タンパク質の役割
爪・髪・骨・皮膚などから、筋肉臓器神経伝達物質などを構成しているタンパク質。
そのタンパク質は、アミノ酸がつなぎ合わされて出来ています。
これだけ色んな種類があるタンパク質ですが、
それを構成しているアミノ酸の種類はわずか20種類なんです!
つまり、この20種類のアミノ酸 [5]を組み合わせて、爪・髪・骨・皮膚など様々なタンパク質を作っているのです。
例えば、皆さん耳にしたことのある物質である、血液中に存在する「ヘモグロビン」はアミノ酸を146個つなげて出来ているのです。 
人間は、ほとんど20種類のアミノ酸で構成されているなんて、意外とシンプルですね 😀
  
ちなみに、体内の水分についても調べてみました
意外な発見 が幾つかありましたので、紹介します!
 
 
<全ての組織に水分は含まれる>
水分を含まない組織はありません。
水分割合は血液では82%、なんと、堅い骨でも22%も含まれているのです!!!
 
 
<年齢を重ねれば、水分割合がどんどん少なくなっていく>

 ・赤ちゃん 80%
 ・幼児   70%
 ・成人   60%
 ・60才  50%

同じ人間でも、赤ちゃんと60才で、30%も違うんですね。
そりゃ、歳をとれば、カサカサになるわけです。
 
 
<男女の水分割合も違う!>

 (成人) 
 ・男:60%
 ・女:55%(※女の方が、脂肪が5%多い)

女性は、脂肪を多く含むため、水分割合が少ないのです。
出産する女性の方が、より体がプニュプニュしていたり、エネルギーを蓄える必要があると考えると、納得です。
 
 
<しわが増える原因は?>
体内の水分が含まれる細胞内水分は年齢と共に、減っていきます。

~細胞内水分割合~
 ・25才   42%
 ・75才   33%

意外と少ないんですね。
しかも、75歳では33%にまで減るんです。
実は、シワができるのは皮膚の細胞内水分が減るから 8) なのです!
 
人間の体って、不思議 🙄 なことがいっぱいあるんですね。
では、次回を、お楽しみに~

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