知っているようで知らない受精→着床の仕組みを紹介します!
かなり驚きのことが体内で行われていますよ
引用元:ダイナミックワイド図説生物 総合版 東京書籍
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■受精の過程
卵子と精子が出会う場所ってどこか知っていますか?
(私は子宮だと思っていました。。。)
実は、卵管で出会います。
卵巣で作られた卵が、排卵され卵巣から飛び出してきます
そこに、精子がやってきて、卵と精子が出会うと受精が行われます。
つまり、精子と卵は、卵管の中で出会う のです。
ちなみに精子は、放出された時は、2~3億個です。
子宮の入口で粘液にからめとられ、6万個程度に減ります。
最終的に卵にたどり着くのは、約100個
そして、進入することのできるのは、そのうち1個だけです。
卵の進入した1個の精子の核と卵の核が融合し、受精が終ります。
そして卵の分裂をしながら、輸卵管の中を進んでいきます。
そして、受精後5日で、子宮に到達します。
この時に、初期胚盤胞になっています。
(胎児を形成できるもとができた状態です。)
ちなみに、再生医療で注目を浴びているES細胞(胚性幹細胞)は、この胚盤胞の内部細胞塊を培養して得たものです!
そして、6~8日に子宮内壁にこの胚盤胞が着床します。
この着床の仕組みがまたすごいのです
着床って、子宮の内膜にこの受精卵がくっ付いて大きくなるのだと思っていたのですが、違いました
■着床の過程
引用元:ダイナミックワイド図説生物 総合版 東京書籍
①胚盤胞は、のちに胎児を形成する内部細胞塊と栄養膜で形成されています。
栄養膜細胞が子宮内膜と融合して、着床が開始されます。
②内部細胞塊は、板状(2層性)の胚になりながら、子宮内膜にどんどん取り込まれていきます。
③そして、子宮内膜にすっぽりつつみこまれて、羊膜、胚盤、卵胚嚢が形成されます。
卵黄嚢とは、おなかの赤ちゃんの栄養袋です。
胎盤が機能していない妊娠初期に、赤ちゃんにぴったり寄り添い栄養を与えています。
胎盤の成長とともに、サイズが小さくなり妊娠13週頃にはその役目を終えます。
こんな 神秘的
な過程を踏んでいたなんて
おどろきです
生命の仕組みってほんとよくできています。
必要のない働きってないのだな~。
そして、このような仕組みを持っていることに改めて感謝です