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雷の常識・非常識!

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画像は兵庫と神戸の写真ブログ [1]からお借りしました。
梅雨の季節になりましたね~
これからの季節は、落雷 が発生しやすくなります
そこで、今回は、落雷の間違った常識についてお伝えします。
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まずは、雷についての基礎知識のお勉強です。
落雷には大きく3種類あります。
(1)直接、人間に落ちる「直撃雷」
(2)木の側面を滑り落ちた雷が近くにいた人にとびつく「側撃雷」
(3)地面に落ちた雷が地表をつたって人を感電させる

実は、雷のうち地上への落雷 となるのは1割ほどなんです
ほとんどは地上に落ちる前に雷雲の中で中和されてしまうのです。
1回の落雷 の電力量は300キロワット時。
甲子園球場のナイター1試合で消費されるほどの電力量です
これが瞬時に消費されるというから、すごい電力量ですよね。
ここからが本題!
間違った対策 についてです
■腕時計や指輪など金属は外す
それは全く関係ない!とのことです
落雷は雷雲から地面に向かって放電される現象で、「落雷の起点となる雷雲ははるか7キロ上空にあります。
指輪や腕時計は塵ほどにも“見える”はずがなく、めがけて落ちてくるわけがないとのことです。
ちなみに、雷は最初、幅数メートルほどで落ち、最後には幅1センチほどの筋になります。
■木立での雨宿り
落ちやすいものの決め手は「高さ」です。
地上では雷雲の働きによって電荷が蓄積され、あらゆるものが雷を引き寄せる働きを持つようになります。高さがあるものほど雷に近いため、落雷を受けやすくなります。
都会ではビルに落雷しやすく、運動場や田畑など何もない広場で人への被害が目立つのはこのためです。
木の表面をすべり落ちてきた雷からは、「側撃」という放電を受けることがあり危険です。同じ理由で壁のない木造の休憩所での雨宿りも避けた方がいいとのことです。
■遠くだから大丈夫
また、数キロ先の空に閃光を見た数十秒後、ゴロゴロとかすかに雷鳴がとどろくのを聞くことがあります。「これは遠雷。雷雲は遠いから大丈夫」と判断するのも間違いです。雷雲の直径は10~15キロあり、音が聞こえた時点で、すでに頭上には雷雲があるというこなのです。
では、ここからはオススメ☆対処法についてです。
■AMラジオを使う
山や海へレジャーに出掛けた際、雷から身を守る方法としてAMラジオを携行することがよいです。
「AMラジオは50キロ先にある雷のカリカリ…という音を拾います。山や海にラジオを携行し注意して聞けば、雷に遭う前に手が打てます。
■安全なのはビルや自動車の中
ビルや自動車の中に逃げ込めば電気が室内に入り込むことはまずないため、人体に被害が及ぶことはありません。
知っていることもあれば、初耳!ということもあったと思います。
みなさんのお役に立てれば幸いです 😀

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