2009-04-15

『奇跡の脳』~右脳と左脳、そのマインドの違いとは??~

みなさん こんにちは
を通り越して 初夏 を思わせるような暖かい日が続いていますね
今日は、最近読んでとても面白かった本を紹介したいと思います 😉
それは コチラ
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養老孟司さんが書かれた書評( コチラ)の中にもあるとおり
この本は女性の神経解剖学者が脳卒中を経験し、その体験を書いた本です
専門分野の病気を体験しただけあって、解説が詳しく文章も読みやすいものになっています
ぜひぽちっ と押していただいてから、続きへどうぞ
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著者のジル・テイラー博士は 左脳の出血によって右脳の感覚に目覚め
本文中でも右脳と左脳の違いについていろいろ言及しています
ホント 8)  と思う記述もあるのですが、でもここまで詳細に書かれたものはほとんど無いんじゃないかと思います
以下、一部を引用します。
まず、右脳について(彼女は、右脳から生じる情動を「右脳マインド」と読んでいます)

右脳マインドの性格は冒険好きで、豊かさを喜び、とても社交的。言葉のないコミュニケーションに敏感で、感情移入し、感情を正確に読み取ります。宇宙とひとつになる永遠の流れを気持ちよく受け入れます。それは聖なる心、智者、賢人、そして観察者の居場所なのです。直感と高度な意識の源泉です。右脳マインドは常にその時を生きていて、時間を見失います。


右脳マインドは、(赤血球を除いた)すべての細胞が母親の卵細胞と父親の精子細胞が結ばれて出来た細胞であり、どれもが天才的な資質をもつ50兆もの細胞の生命力によって巧くつくられていることを知っています! 【中略】 
境界についての知覚が全くないので、右脳マインドはこんなふうに言います。「わたしは全ての一部。わたしたちは、この惑星上の兄弟姉妹。わたしたちは、この世界をもっと平和で温かい場所にするのを手伝っている」。
右脳マインドは、生きとし生けるものがひとつに調和することを思い描きます。そして、自分自身の中のこうした性格を、あなたにもっと知ってほしいと願っているのです。


続いて、左脳についてです。
右脳に対して左脳はどんな働きをしているのか

左脳は、パターンを判別する特殊な才能を授けられています。ですから、迅速に大量の情報を処理するのが得意なのです。外の世界で起こるできごとに遅れをとらないよう、左脳マインドはものすごく速い情報処理をします。対照的にゆっくりしている右脳の速さをはるかにしのいでいるのです。左脳マインドは躁状態になる可能性がありますが、これに対し右脳マインドは、怠惰になる可能性を抱えています。


左脳の最も顕著な特徴は、物語を作り上げる能力にあります。左脳マインドの言語中枢の物語作りの部分は、最小限の情報量に基づいて、外の世界を理解するように設計されています。それはどんな小さな点も利用して、それらをひとつの物語に織り上げるように機能するのです。
最も印象的なのは、左脳は何かを作るとき、実際のデータに空白があると、その空白を埋めてしまう能力があること。そのうえ、ひとつの話の筋を作る過程で、シナリオの代替案を用意する天才的な能力まで持っています。(『奇跡の脳』p.171~175)


すご~い
右脳と左脳で働きがぜんぜん違うようですね
おなじみるいネットにはさらに詳しい投稿
書籍紹介『奇跡の脳』③~右脳マインドの働きとは?~
書籍紹介『奇跡の脳』④~左脳マインドの働きとは?~
もありますので、興味のある方はぜひ  ご覧ください 😀
普段は気づけない私たちの脳の違い
こんなふうに右脳と左脳が協働して私たちの頭の中で働いてるとしたら
そもそもなんでそんな風に働きが分かれてきたのでしょうね? 🙄

List    投稿者 yukie | 2009-04-15 | Posted in ④脳と適応No Comments » 

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